ドラゴンボールZの17年ぶりの新作映画「神と神」を観てきた。(写真はサウンドトラックCD)
破壊神ビルスが目覚め、スーパーサイヤ人ゴッドなる者と戦う夢を見たと言う。スーパーサイヤ人ゴッドを求めて生存しているサイヤ人のうち、フリーザを倒した悟空、ベジータ王の息子であるベジータのもとを訪れるビルスだったが、二人ともスーパーサイヤ人ゴッドとは何者なのか知らなかった。一方、ビルスと対峙してあっさりと敗れた悟空は、宇宙一の強さを誇るビルスに対し、闘争心が湧き上がっていた。
ドラゴンボールのアニメ世界は、無印やGT、劇場版、ジャンプフェスタ用のオリジナルアニメやゲーム用のアニメを含めて一つの世界として共有されているようだ。劇場版は明らかなパラレルストーリーもあるし、公開当時は時系列できちんと並んでいるという感覚ではなかった。その他についても、どこか単発でパラレルストーリーのような扱いだと思っていた。
でも、今作で生き残っているサイヤ人としてベジータの弟の存在が当然のように語られていて、一つになっていることがはっきりと分かった。ターブルの存在なんて、きっと他のどのオリジナルアニメよりも認知度が低いんじゃなかろうか。(詳しくは→
ドラゴンボール ジャンプフェスタ09)
全体的にはコメディーパートが多く、やや苦笑いしてしまう感は否めなかったけど、そこはもはやご愛嬌と言ったところ。ビルスとのバトルシーンはかつてのドラゴンボールの空気をそのまま劇場版へ持ってきたような印象で、懐かしさや新鮮さを充分に味わうことが出来た。(劇場版のドラゴンボールはほとんど劇場で観ていないので…。)
スーパーサイヤ人ゴッドというネーミングはいかがなものかと思いつつ、ストーリー自体はさすがに原作者の鳥山明が関わっているだけあって、原作の延長と思える展開だった。
個人的に一番気になったのは、クリリンのデザインが変更になっていたこと。髪型がブウ編と違っているのは良いとしても、ブウ編の後であれば額の6つの点はなくなっているのでは?と。横分けの髪型が好きだったわけではないので、髪型自体は新デザインの方が良いかも。(というか、クリリンはやっぱりツルツルの方が良いんだけどね!)
とにかく、決して世界観を壊すような作品ではなく、新作として楽しめる内容だったのでホッとした。
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映画鑑賞ともう一つ、「鳥山明 The World of DRAGON BALL」にも行ってきた。原画やグッズなど、多数が展示されていた。規模はやや小さめの印象だったけど、ドラゴンボールの世界に浸かった気持ちになれたので良しとしよう。
チラシとチケット
左:映画のガイドブック、右:展示会のパンフレット
(ガイドブックは書店で売ってる物と同じ)