現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界柔道2009ロッテルダム最終日

2009年08月31日 | 柔道
世界柔道最終日は、男子100kg級、100kg超級、女子78kg超級が行われた。

結果を先に知ってしまったため、放送は試合内容の確認になってしまった。

まずは男子100kg級の穴井選手。準々決勝で敗れ、敗者復活戦へ。敗者復活戦から3位決定戦を勝ち抜いて、何とか銅メダルを獲得した。
負けた準々決勝の試合は、まさに一瞬の隙をつかれたという感じ。試合の序盤ながら、優位に進めている中、大外刈りをすかされてそのまま背中から落ちてしまった。瞬間のカメラワークがいまいちで、余計に何が起こったのか分からなかった。

勝った試合は全て一本勝ち。内容も(放送された3試合は)決して悪くなかった。銅メダルという結果は覆りようがないが、それでも惜しかったと言いたい。

続いて、女子78kg超級の塚田選手。塚田選手も準々決勝で中国のトウブンに敗れるも、敗者復活戦、3位決定戦を制して銅メダルを獲得した。銅メダル獲得という事実以上に、またしてもトウブンに負けたということの方が衝撃だった。後ろけさ固めに入った後の、勝ちを確信した顔がなんとも憎らしかった。

最後は男子100kg超級の棟田選手。前回大会では、無差別級で男子唯一の金メダルを獲得した棟田選手だったが、試合中に肩を痛めて技を仕掛けることすら出来ずにそのままズルズルと指導が重なり反則負けとなってしまった。

男子は史上初の金メダルなしに終わってしまった。メダルを獲得した穴井選手、平岡選手を除くと、他の階級ではホントに力なく敗れたという印象が強い。日本柔道に有利に働くと思われたルール改正も、決して追い風ではなかったようだ。

次回の世界柔道は日本で来年開催されるらしい。そういえば、2年に一度の開催から五輪未開催年の開催に変わったんだっけ。
一年後、今年とは違う日本柔道がそこにあることを期待したい
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世界陸上2009ベルリン第3日から第8日

2009年08月30日 | 陸上
大会が終了して一週間。平日にちまちまと録画分を消化しつつも、世界柔道が始まってそっちに時間を取られて…。ようやく見終わった。

大会期間中に消化した分も結構あるから、正直記憶も曖昧。それでも、書こうかなと思っていた分くらいは、いくつかピックアップして書こうと思う。

… …

男子400m予選・決勝。

予選には日本の金丸選手が出場。前回大会では、予選のレース中に負傷して途中棄権だったから、まずはレースを走り切れるかというところで少しハラハラ。レースは走り切ったけど、タイムは平凡で予選突破はならず、残念。中継映像ではスタート前の金丸ダンスが見られなかったが、実際やってなかったのかな?だとすると、それも少し残念だった。

決勝の注目は何と言っても、ウォリナー vs. メリットのアメリカ対決。2年前までは、ウォリナーの凄さに圧倒されていたけど、まさかこんなに早くウォリナーを上回る選手が現れるとは思わなかった。と、それは北京五輪の感想。

ウォリナーのリベンジなるかが今大会の注目だったけど、最後の100mで見せたメリットのスピードにウォリナーはついていけなかった。結果は、メリットが金、ウォリナーが銀だった。

そんな二人の後方で3位に入ったのは、トリニダード・トバコのクオウ。前半200mはかなり後ろにいるのに、後半200mで脅威の追い上げ。この選手、前半をもうちょっと速く走ったら、アメリカの二人に勝っちゃうんじゃないの?と次回の世界陸上までの楽しみが増えた気分。

… …

男女棒高跳び。

女子は3日目くらいだったか、イシンバエワの記録ナシが忘れられない。でも、棒高跳びや走り高跳びでは、いかにして跳ぶ回数を減らして後半に体力を温存するかが記録更新や上位を狙う上で必要なわけで、起こりえることなんだよね。

そんなイシンバエワは、つい最近、別の大会で自身の持つ世界記録を更新したらしい。やはり、リアルタイムで記事を書かないといかんなぁ

男子は澤野選手。今大会にはキャプテンとして出場。何とか2大会ぶりの決勝進出を果たすも、予選でクリア出来なかった5m65を決勝でも跳べなかった。結果は9位。結果以上に、5m65の2回目と3回目の跳躍がほとんど同じ失敗に見えたのが残念だった。

… …

女子走り高跳び。

前回覇者のブラシッチ vs. 地元ドイツの新鋭フリードリヒの美女対決は予選から大注目。決勝進出ラインと見られる高さもパスして全く跳ぶ気配を見せないフリードリヒに対し、こんな序盤から跳ばなくてもと言いたくなるくらい跳躍の回数を重ねるブラシッチ。結局、フリードリヒはたった1回の跳躍で予選を突破。ブラシッチも当然予選を突破した。

決勝は、2人にロシアのチチェロワを加えた三つ巴の様相となった。誰が飛び抜けているということはない、一進一退の争いだった。
中盤、ブラシッチが観客の手拍子とリズムが合わず、結果としてジャンプに失敗したときはちょっと心配になった。でも、そこは女王の風格か、真剣勝負を見たい観客の気持ちか。その後、自然発生している手拍子にリズムが合わないと見るや、自らもう一度手拍子を要求し、観客もその要求に応えて手拍子を始める。会場の一体感を観た思いになった。

三つ巴の勝負は、ただ一人、ブラシッチが2m04をクリアしたところで決した。チチェロワは2m04の3回目を失敗し、2m04の3回目をパスして2m06に挑戦したフリードリヒが失敗してブラシッチの金メダルが決定。2m04をクリアした直後、ブラシッチがいつもの(変な?)ダンスを見せたのも頷ける行為だったわけだ。

女子走り高跳びでは、22年間破られてない世界記録の更新へも期待がかかっていたけど、残念ながら記録更新はならなかった。

それにしても、銅メダルを獲得したフリードリヒは、予選の跳躍後に見せたパフォーマンスと言い、決勝で跳躍前のアップ映像でカメラに向けて表情を作ったところと言い、かなりのエンターテイナーだなと感じた。パフォーマンスを練習されても困るけど、こういう選手は見ていて楽しいので、“美女対決”という言葉を抜きにしても、今後の女子走り高跳びに期待したくなった。

… …

男子4×100mリレー。

北京五輪で銅メダルを取ったメンバーからは、朝原選手が引退、末続選手が休養中ということで、メンバー2人が新加入。自己記録で塚原選手を上回る記録を持つ江里口選手が1走、塚原選手が2走、3走は高平選手で変わらず、アンカーは藤光選手という布陣。

合宿でリレーの練習をしているだけあって、新チームだけどバトンパスはかなり安定していた。4位とメダルには一歩及ばなかったけど、アメリカが決勝に残っていないことを差し引いても充分な結果だと思う。これでアンカーの藤光選手に、朝原選手のような“他国に力負けしない”という迫力がついてくれば、本当に面白くなる。数年前からあとちょっとでメダルなのにと期待を込めながら見ていたリレーチームと同じくらいの期待を込めて見ていきたいと思った。

男子4×100mリレーはジャマイカが世界新は逃すも圧勝。アメリカは予選の3走からアンカーへのバトンパスが、3走が持っていなければならないゾーンでの“早過ぎる”バトンパスだったことが判明しての失格だった。予選2日前くらいから、アメリカチームがリレーの練習をしていると聞いて、前々回大会みたく予選失格とかにならなきゃいいけどと思っていたらその通りになってしまった。

やはりアメリカチームにリレーの練習は不要ってことか。まあ、強豪国に真剣にリレーの練習されたら、日本の付け入る隙がなくなって困るんだけどね。

… …

他にも書きたいことがあった気がするけど、さすがに日が空いたし、ここまで書いてだいぶ満足出来たので、ここで終わりにしようっと
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世界柔道2009ロッテルダム第四日

2009年08月30日 | 柔道
世界柔道4日目は、男子90kg級、女子70kg級、78kg級の3階級が行われた。

まずは男子。小野選手は81kg級から階級を上げてきた選手。減量苦から解放され、充実した柔道生活を送ることが出来ているとのことで、90kg級での成績も残せてきていたのだが…。3回戦で、無念の敗退。なかなかしっかりと組み合うことが出来ず、終盤に仕掛けた技も組み手不十分のままだったため、ポイントにならなかった。

女子78kg級には、中澤選手が出場。世界柔道で2大会連続銀メダルの悔しさ、北京で初戦敗退に終わった悔しさを、このロッテルダムで返してくれると信じていたのだが…。1回戦で優勝候補の選手と当たってしまい、自分の柔道を最後まで出来ないまま終わってしまった。

この日、孤軍奮闘となった女子70kg級の渡辺選手。初戦、2戦目と一本勝ちで勢いに乗りたかったが、準々決勝からはなかなか組み合えない厳しい戦いが続いた。準決勝で敗れて3位決定戦へ。GSへもつれ込む消耗戦を何とか制して銅メダルを獲得した。

男子は初日の平岡選手の銀メダル以降、厳しい戦いが続いているけど、明日は篠原監督の教え子である穴井選手(100kg級)と、リオの無差別級金メダルの棟田選手(100kg超級)の出番。何とか最終日を良い形で締めくくって欲しい。

… …

連日の放送、各階級の観戦の集中度はまちまちだけど、共通して思えるのは、厳しくなった指導のルールに選手が追いついていないんじゃないかということ。場外の規定が変わったのと、レスリングに近い変則柔道が減ったのは、良かったと思うけど…。

まあ、指導のポイントでの優勢勝ちは以前からあるわけで、簡単に良し悪しは言えないことなんだけど、あまり良い方向に向かっている感じがしないなぁ。
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世界柔道2009ロッテルダム第三日

2009年08月29日 | 柔道
すぽるとを見ないで放送を見始めた世界柔道。3日目は男子81kg級、女子63kg級が行われた。

男子81kg級には、世界大会であまり良い成績を残せていない塘内選手が出場。今回の日本代表最年長ということでベテランの力を見せつけてくれるか、と期待したものの、3回戦で一本負け。下がり気味になった一瞬をつかれてしまった。解説の金丸さんも言っていたけど、やられる直前に内股を躊躇していたように見えるのが残念なところ。

そして、女子63kg級には上野順恵選手が出場。谷本選手の一本を取る柔道と積み上げられた実績の前に閉ざされていた代表の座がようやく巡ってきた。そして、今までの鬱憤を晴らすかのような活躍で金メダルに輝いた。

試合内容も、一本を取れないと言われていたのが嘘じゃないかと思えてしまうオール一本勝ち。合わせ一本もあったけど、どれも立ち技での技ありから寝技に入ってというもので、充分な内容だった。

谷本選手に直接対決で勝ちながらも奪われていた代表の座。自分でも勝てるということを証明した結果には、見事としか言いようがない。次の世界柔道、そしてロンドン五輪の代表争いが面白くなってきたと言いたいところなんだけど、谷本選手は70kg級に転向するという噂があったような。

あ、でも、順恵選手の妹の巴恵選手が70kg級だったはずだから、いずれにしても谷本選手と上野姉妹の代表争いが面白くなりそう。(代表争いにはあまり絡んできてないけど、谷本選手の妹も確か63kg級にいたような…。)
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世界柔道2009ロッテルダム第二日

2009年08月28日 | 柔道
初日はニュース(すぽると)を見ることなく、放送時間になって慌ててテレビをつけて観戦したのだが、2日目の放送を前にすぽると見たら、「中村美里選手が金メダルを獲得しました。」と思いっきり言っててビックリ。
スポーツニュースだからと言ってしまえばそれまでだけど、これから放送見ようってのに、結果を先に言わないでよ

そんな2日目は、男子73kg級、女子52kg級、57kg級が行われた。結果は前述の通り、女子52kg級で中村美里選手が金メダル。48kg級から階級を上げて2階級制覇を目論んでいたキューバのベルモイ選手にも勝っているし、内容も充分。何より、優勝後のインタビューで笑顔を見られたのが良かった。

女子57kg級の松本選手が3位決定戦で敗れて惜しくもメダルを逃した。手の甲を痛めていなければ、もう少し違った結果だったかも。男子73kg級は、大束選手が出場したが、1回戦で敗退。

女子57kg級、男子73kg級は日本人がなかなか勝てない階級だけに、初出場の選手には少し荷が重かったのか。でも、松本選手は惜しかった。

… …

先に一番良い結果を耳にしてしまったせいで、かなり冷めてしまった。やはりニュースは見ずに直接放送を見た方が良さそうだ
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世界柔道2009ロッテルダム第一日

2009年08月27日 | 柔道
例年とはやや違う日程の世界柔道。初日は男子60kg級、66kg級、女子48kg級の3階級が行われた。

結果は女子48kg級の福見選手が金メダル。ヤワラちゃんが出なくても日本が強いことを証明してくれた。ただ、決勝は終始優勢に試合を進めていただけに、一本を取って勝って欲しかった。

男子60kg級には平岡選手が出場。決勝で惜しくも敗れて銀メダルに終わったけど、この階級で絶対的な存在だった野村選手以外にも、世界で戦える選手がいることを知らしめるには充分だったと思う。

やや気合い薄で見始めて、早々に66kg級の内柴選手が負けてしまったときは、かなりガックリ来たけど、2年前に比べたら上々の初日だったのではないだろうか。

… …

今大会の例年までとの主な違いはこんな感じ。
・無差別級未開催により、五輪と同様軽量級から実施。
・一日に男女2階級ずつ実施されていたが、男女合わせて2、3階級で実施。
・国際大会での成績によるランキング制が導入され、組み合わせでシード権が用いられる。
・ランキング制導入に伴い、敗者復活に進めるのは、準々決勝で敗れた選手のみ。

※ ルール改正(指導が厳しくなったとか)は割愛。
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世界陸上2009ベルリン最終日

2009年08月24日 | 陸上
第3日から第8日まではとりあえず省略し、さらには女子マラソンの尾崎選手の銀メダルも置いておいて、何と言っても注目は男子やり投げ決勝。

男子やり投げはたまたま?予選の本放送を見てて、村上選手の決勝進出に鳥肌が立った。録画観戦ばかりしていると、本放送見ててもどっか録画を見ている気がしてしまうけど、あれは確かに本放送(LIVE映像)だったはず

村上選手が日本代表として出場しているのは、少なくとも前回大会の出場から知っていて、決勝進出が難しいことも分かっていた。予選の1投目を見て、決勝進出ラインからほど遠い記録だったから、失礼ながら「ああ、今回もダメかなぁ」と思っていた。

ところが、海外の有力選手も全く記録が伸びず、解説は「ベルリンの風をつかめないみたいですね。」なんて言ってしまうような混沌とした状況に。そんな中、村上選手の2投目が決勝進出ラインを超える記録で、なんと全選手中、決勝進出一番乗りということに。

投げた瞬間、解説の「これは大きい」という声にも「え?そうなの?」と疑問を持ってしまったけど、ホントに大きかった。そもそもやり投げってほとんど見ないからなぁ。投げやりならよく見かける?し、自分もよくやる?けども…。 だから、フォームとかやりの飛ぶ角度とかじゃ良いか悪いか判別つかないし、フィールドに突き刺さるまではよく分からないのよね。

と、予選の話はこの辺にして

迎えた今夜の決勝。ここでも2投目に大きな投擲を見せて、まず8位入賞が決定的に。そして、そのまま4投目以降の8人に残ると、その2投目の記録が3位の座を守り続けて銅メダル獲得。(4投目と5投目はトラック競技とニュースに潰されてなかった?なんだかなぁ。)
やり投げでのメダル獲得は、五輪、世界陸上を通じて史上初の快挙。ハンマー投げの室伏選手が欠場すると聞いて、今大会の投擲種目は録画観戦なら全飛ばしだなぁなんて思っていたけど、ホントに予選をたまたま見られて良かった。

ん?この記事もタイトルは最終日だけど、内容は大半が予選だな…。と、とにかく。

おめでとう!村上選手!!

… …
男子マイルリレーの結果が気になるところではあるけど、この辺で寝なきゃなぁ
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ワールドグランプリ2009決勝ラウンド

2009年08月23日 | バレーボール
世界陸上との兼ね合いもあって、チラチラとダイジェスト的に見たり、ニュースで結果を見たりと、ほとんど見てなかった。

特に唯一勝利したオランダ戦は、ニュースすら見ておらず、勝ったという事実を土曜の中国戦でようやく知った。(せっかく録画してるんだから、一回見ないとなぁ。)

結果は、1勝4敗で6位。やはり、予選ラウンドで勝っていたロシアとドイツに負けてしまったのが悔しいところ。個人賞として、竹下選手がベストセッターに選ばれたみたいだけど、それはすなわち、竹下選手がいなければチームが成り立たないということ。

来年から世界選手権、ワールドカップと続く。アタッカーやセンター線には若い選手が出てきているけど、ポスト竹下となるセッターの育成がどうなるのか不安でもあり、楽しみでもある。特に眞鍋監督がセッター出身だけに。
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絶不調?

2009年08月20日 | 埼玉西武ライオンズ
この一週間。日ハムにまさかの3連敗。
ソフトバンクには1勝1敗1分と辛うじて五分を保ったという感じ。

涌井、岸の両エースが勝ち星に恵まれず。せっかく良いピッチングをしても、打線がああも湿りがちでは報われない。おまけに4位転落とは

なんかもう、言葉がない。
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世界陸上2009ベルリン第2日

2009年08月18日 | 陸上
3日目の放送が始まっている中、終わらない2日目の放送の確認。早送り早送り。

日本勢ではまず女子100mの福島選手。世界陸上では、初となる1次予選突破という快挙を成し遂げた。続く2次予選では、良いスタートを切るものの、後半の伸びが足りないのは明らかだった。残念ながら2次予選敗退。
しかし、女子短距離はA標準を満たして出場すること自体が難しいのも事実。この福島選手の走りが日本女子短距離界の発展に繋がって欲しい。

続いて男子400mハードルの吉田選手。予選よりもタイムが落ちてしまったが、それ以上に世界の壁が高いことを実感してしまう。過去、2001年、2005年大会で為末選手が銅メダルに輝いたのがどれほど凄いことだったのか、今更ながら思い知った。
(まあ、有力選手が欠場していたり、悪天候に多くの選手が集中力をなくしたりと、有利に働いた要因はあったけどね。)

そして男子100mでは、準決勝に塚原選手。着順で全てが決まるレースでタイムのことを言っても仕方ないけど、この準決勝という舞台で自己記録を更新するくらいじゃないと、やはり決勝と夢舞台は見えてこないんだろうな。

男子100mといえば、勿論、決勝のことを書かねば!
ボルト、ゲイ、パウエルの三つ巴の対戦と思われた決勝は、ボルトの圧勝で締めくくられた。9秒58という驚異的な記録。2位のゲイ、3位のパウエルのタイムも決して悪いものではないのに、その二人を置き去りにするかのような走りは圧巻だった。

北京五輪の決勝で見せた、あの余裕の走り。
最後を流してなかったら?
ゴールする前のパフォーマンスがなかったら?


その答えがこの9秒58という記録だったのか。このまま行けば9秒台前半も夢じゃないのかも知れない。でも、果たしてこの記録をボルト以外の選手が破ることが今後あるのだろうか。

未来永劫破られない。
そんな記録を見たような気持ちになった。
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