東川篤哉さん原作のドラマ「私が嫌いな探偵」をレンタルで見た。放送当時は見ていなかったので、いつの放送だったか調べてみたら、4年前のソチオリンピックが開催されていた時期だった。そんなに前だったのか…。
架空都市・烏賊川市で起きる事件を浮気調査と迷い犬・猫探し専門の探偵である鵜飼と、その探偵事務所の入るビルの大家でミステリー好きの二宮が捜査する。鵜飼探偵を玉木宏さん、二宮を剛力彩芽さんが演じた。
事件への関与を極力断りたい鵜飼を、事務所の家賃値上げで脅したり、+αの報酬をちらつかせたりして二宮がやる気を出させるというのが基本の展開。
原作は長編と短編があり、ドラマでは初回から2話構成だった話ともう1話が長編で残りの5話が短編という構成だった。ドラマ用に作られた登場人物のキャラ設定がどうしても納得出来ず、正直原作の面白さが全然感じられなかった。前述の基本展開もこのキャラ設定に基づいていて、原作とはかけ離れている。ドラマとして楽しめる内容であればまだ良かったけど、このキャラ設定では苦笑いくらいの笑いにしかならなかった。特に話の最後で「犯人の語りは聞かないタイプなので。」と言ってばっさり切ってしまうのは、話によっては必要な語りなのに!と思ってしまった。
当ブログではあまり小説の感想を書かないので書いていなかったけど、東川さん原作の作品は「謎解きはディナーのあとで」にはまって以降、一通り読んでいて、中でも烏賊川市シリーズがお気に入りだった。ただ、その烏賊川市シリーズの中でも長編は面白かったけど、短編は連載が続くにつれてだんだんと面白味がなくなって来ていると感じていた。
このドラマを放送当初は見ておらず、今になって見てみようと思ったのは、ドラマ化後に発売された短編を読んで、やはり以前よりも面白味がないなと感じたことがきっかけだったりする。「謎解きは…」はドラマ化後に、原作がドラマの設定に若干寄ってしまったという印象があったので、もしやと思ったのだけど、こちらはキャラ設定に大きな違いがあるからか、そういうことはなかった。
そして結局、見なくても良かったなぁというのが最終的な感想となったのだった。
このキャラ設定、制作側が意図的に二宮(剛力さん)を目立たせる設定にしなくてはいけないというところから生まれたドラマ用設定だった、というわけではないことを願いたい。
架空都市・烏賊川市で起きる事件を浮気調査と迷い犬・猫探し専門の探偵である鵜飼と、その探偵事務所の入るビルの大家でミステリー好きの二宮が捜査する。鵜飼探偵を玉木宏さん、二宮を剛力彩芽さんが演じた。
事件への関与を極力断りたい鵜飼を、事務所の家賃値上げで脅したり、+αの報酬をちらつかせたりして二宮がやる気を出させるというのが基本の展開。
原作は長編と短編があり、ドラマでは初回から2話構成だった話ともう1話が長編で残りの5話が短編という構成だった。ドラマ用に作られた登場人物のキャラ設定がどうしても納得出来ず、正直原作の面白さが全然感じられなかった。前述の基本展開もこのキャラ設定に基づいていて、原作とはかけ離れている。ドラマとして楽しめる内容であればまだ良かったけど、このキャラ設定では苦笑いくらいの笑いにしかならなかった。特に話の最後で「犯人の語りは聞かないタイプなので。」と言ってばっさり切ってしまうのは、話によっては必要な語りなのに!と思ってしまった。
当ブログではあまり小説の感想を書かないので書いていなかったけど、東川さん原作の作品は「謎解きはディナーのあとで」にはまって以降、一通り読んでいて、中でも烏賊川市シリーズがお気に入りだった。ただ、その烏賊川市シリーズの中でも長編は面白かったけど、短編は連載が続くにつれてだんだんと面白味がなくなって来ていると感じていた。
このドラマを放送当初は見ておらず、今になって見てみようと思ったのは、ドラマ化後に発売された短編を読んで、やはり以前よりも面白味がないなと感じたことがきっかけだったりする。「謎解きは…」はドラマ化後に、原作がドラマの設定に若干寄ってしまったという印象があったので、もしやと思ったのだけど、こちらはキャラ設定に大きな違いがあるからか、そういうことはなかった。
そして結局、見なくても良かったなぁというのが最終的な感想となったのだった。
このキャラ設定、制作側が意図的に二宮(剛力さん)を目立たせる設定にしなくてはいけないというところから生まれたドラマ用設定だった、というわけではないことを願いたい。