現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界柔道2019東京(第七日)

2019年08月31日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。7日目は男子100kg超級と女子78kg超級が行われた。

男子100kg超級にはリオ五輪銀メダリストの原沢久喜選手、女子78kg超級には連覇を目指す朝比奈沙羅選手と個人で初代表の素根輝選手が出場。

女子78kg超級の朝比奈選手は、準々決勝で前回銅メダルのトルコのサイト選手に敗れ敗者復活戦へ。敗者復活戦を勝って3位決定戦に進んだ。
互いに決め手がないまま膠着していたが、払い巻き込みで一本。銅メダルを獲得した。

素根選手は、準決勝で朝比奈選手を破った選手と対戦し、開始直後の組み手争いから体落としを決めて技ありを奪うと、そのまま押さえ込みに入って合わせ技一本。あっという間の勝利で決勝に進出。
決勝の相手は長くこの階級で活躍しているキューバのオルティス選手。互いに技を決められず、離れるとなかなか組み合うことすら出来ない。延長戦に入っても状況は変わらず、3分を超える苦しい展開。最後はオルティス選手が故意に場外に出たとして三つ目の指導を受けて試合終了。素根選手が金メダルを獲得した。

男子100kg超級の原沢選手は、準決勝で前回王者のツシシビリ選手と対戦。相手が不十分な組み手からでも先に技を仕掛けてくるため、なかなか技に入ることが出来ない時間が続いた。2分過ぎに技の掛け合いの中で、相手の仕掛けをかわして内股を決めると、そのまま押さえ込み。内股で一度一本の判定があったものの、技ありに訂正され、押さえ込みと合わせての一本となった。
決勝はリオ五輪100kg級の金メダリストのクルパレク選手。積極的に技を仕掛けてくるクルパレク選手に対し、原沢選手はやや防戦気味の展開。延長戦に入るとすぐにクルパレク選手に技ありかと思われるくらいの技が出てヒヤッとするが、ここは技あり判定なし。その後も疲労の色が濃い原沢選手は防戦一方で技を出せず、三つ目の指導が入って無念の反則負け。悲願の金メダル獲得とはならなかった。

最終日の明日は男女混合団体。こちらは三連覇がかかっているので、これまた楽しみだ。
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世界柔道2019東京(第六日)

2019年08月30日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。6日目は男子100kg級と女子78kg級が行われた。

男子100kg級には前々回大会王者のウルフ・アロン選手、女子78kg級には連覇を目指す濵田尚里(しょうり)選手が出場。

女子78kg級の濵田選手は、得意の寝技で順調に決勝まで勝ち進んだ。盤石の強さにも見え、連覇は硬いように思えた。が、決勝の相手のマロンガ選手はパワーがあり、そして勢いがあった。先に技ありを取られると、寝技への移行も破られた。その後、やや強引に大外刈りに行ったところを返されて一本を取られてしまった。

男子100kg級のウルフ選手は、準々決勝で前回王者のチョ・グハム選手と対戦すると、延長戦までもつれ込む展開に。スタミナ勝負なら分があるかと思ったけど、組み手争いの僅かな隙を突かれて一本背負いを仕掛けられ技あり。敗者復活戦へ回ることに。

その後、敗者復活戦に勝って3位決定戦に進むと、なかなか決め手がなく膠着する中、終盤に相手が仕掛けた肩車に隅落としで返して技ありを奪う。そのまま逃げ切って優勢勝ちし、銅メダルを獲得した。

この階級の王者は日本人のコーチに育てられたというポルトガルのフォンセカ選手。ウルフ選手に勝った選手が決勝に残ってないことに驚いた。
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世界柔道2019東京(第五日)

2019年08月29日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。5日目は男子90kg級と女子70kg級が行われた。

男子90kg級には向翔一郎選手、女子70kg級には新井千鶴選手が出場。向選手は昨年の世界柔道に団体戦メンバーとして参加して金メダルを獲得しているが、個人では初出場。新井選手は三連覇がかかっている。

女子70kg級の新井選手は、初戦となった2回戦を場外際から内股、大内刈りと連続させて一本を奪い貫禄勝ちしたものの、3回戦でポルトガルの選手と対戦するとまさかの敗戦。不用意に受けた技で技ありを取られ、最後まで逆転が出来なかった。

一方、男子90kg級の向選手は、順調に勝ち上がって決勝に進出。決勝ではなかなか技を決められず、残り30秒で相手の小内刈りで技ありを取られてしまった。準決勝までは勢いがあったので、悔しい銀メダルだった。
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世界柔道2019東京(第四日)

2019年08月28日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。4日目は男子81kg級と女子63kg級が行われた。

男子81kg級には藤原崇太郎選手、女子63kg級には田代未来選手が出場した。どちらも昨年大会銀メダルと今大会での雪辱を期している。

男子81kg級の藤原選手は初戦となる2回戦でウズベキスタンの選手と対戦。返し技が得意ということを研究されているからか、相手がさほど積極的に技をかけて来ない中、試合のペースを握っていく。が、試合終盤に指導二つとなった相手が出てきたところにやや強引に裏投げをしかけようとすると、逆に返されてわざありを取られてしまう。残り数秒での逆転は難しく、無念の初戦敗退となった。
なかなか勝てない鬼門の階級で、今回はメダルなし。世界的に見ても絶対王者と言われる選手がいないこともあるけど、ホントに勝つのが難しい。

女子63kg級の田代選手は、オール一本で順調に勝ち進むと、準決勝ではリオ五輪金メダリストと対戦し、相手の反則技による勝利で決勝へ進んだ。

一方、この階級の絶対王者であるフランスのアグベニュー選手も順調に勝ち進んで決勝へ。

2年連続の顔合わせとなった決勝は、互いに攻め切れず、延長戦へ。延長で積極的に技を仕掛けていた田代選手に比べ、アグベニュー選手はやや消極的に見えた。しかし、トータル11分を超える熱戦は、田代選手が大内刈りを仕掛けて決め切れなかったところ、離れ際の隙を突かれて技ありを取られて決着。田代選手の悲願は達成出来なかった。あと僅かで届きそうな金メダル。東京五輪で今度こそ掴んで欲しい。
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世界柔道2019東京(第三日)

2019年08月27日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。3日目は男子73kg級と女子57kg級が行われた。

男子73kg級にはリオ五輪金メダリストの大野将平選手、女子57kg級には連覇を目指す芳田司選手が出場。

女子57kg級の芳田選手は、順調に勝ち上がり準決勝でリオ五輪金メダリストのシルバ選手と対戦すると、終始攻め続けて優勢に試合を進める。決め手に欠いて延長戦に突入すると、寝技で消耗した相手を一本背負いで豪快に一本を取った。

決勝の相手はカナダの出口クリスタ選手。日本育ちで日本でもトップクラスの実力だったが、環境を変えるためにカナダ国籍を取得して代表になった選手。芳田選手とは高校時代からのライバルとのこと。
その出口選手との決勝は、芳田選手が常に試合のペースを握って、出口選手にはほとんど何もさせなかった。しかし、ここでも決め手に欠けて延長戦にもつれ込むと、僅かな隙を突かれて裏投げで技ありをを取られてしまう。悔しい銀メダルとなってしまった。終始優勢に試合を進めていただけに、残念な結果だった。

男子73kg級の大野選手は、まさに向かうところ敵なし状態。出場者の多い階級で、危なげなくオール一本で決勝へ。

決勝の相手はアゼルバイジャンのオルジョフ選手。リオ五輪決勝と同じ顔合わせとなった。
この決勝も開始1分18秒で内股を決めて一本勝ち。まるで意に介さないかのように試合後は涼しい顔だった。あまりに強すぎて衝撃的だった。
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世界柔道2019東京(第二日)

2019年08月26日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。2日目は男子66kg級と女子52kg級が行われた。

男子66kg級には三連覇がかかる阿部一二三選手と初出場の丸山城志郎選手が出場。丸山選手は初出場ながら、阿部選手との直接対決では勝ち越しているというから、前日に続きライバル対決が楽しみ。

その直接対決が準決勝で実現。丸山選手が先に指導二つをもらう苦しい展開。互いに決め手に欠いて延長戦に突入すると、3分半という消耗戦の末、丸山選手が浮腰で技ありを奪って勝利。

阿部選手の3位決定戦。準決勝の時点で腫れていた右目が一層腫れているように見えた。怪我の影響もあったのか、なかなか決定的な技をかけられず延長戦へ。先に相手の返し技で一本が出て焦ったけど、ビデオ判定で取り消しに。その直後に今度は阿部選手が一本を決めた。意地の銅メダル獲得となったが、試合後の泣いている様子から、相当複雑な気持ちだったのだろうと思えた。

決勝は丸山選手が韓国の選手と対戦。準決勝で痛めた足には痛み止めを打っていたとのこと。序盤からプレッシャーをかけ続けたが決めきれず。終盤までもつれるものの、最後は一本を決めて優勝を飾った。

リオ五輪以降の同階級は、ずっと阿部選手一強という様相だったけど、丸山選手が現れたことで東京五輪の代表争いが激しくなりそうだ。

女子52kg級には、連覇がかかる阿部詩選手と女王奪還を目指す志々目愛選手が出場。こちらも男子同様ライバル対決が楽しみなところだったが、実現せず。

志々目選手は準々決勝でリオ五輪金メダリストのケルメンディ選手に敗れるものの、敗者復活戦に勝って3位決定戦へ。試合終盤に奪った技ありと、終了間際に寝技を決めて合わせ技一本。見事に銅メダルを獲得した。

阿部選手は準決勝でケルメンディ選手と対戦し、延長戦までもつれるものの、寝技で一本。決勝に進むとリオ五輪銅メダリストの実力者を相手に僅か30秒で豪快な一本を決めて優勝。見事に連覇を達成した。
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世界柔道2019東京(第一日)

2019年08月25日 | 柔道
オリンピックプレ大会となる世界柔道東京大会が開幕。1日目は男子60kg級と女子48kg級が行われた。

男子60kg級には三連覇を目指す高藤直寿選手と永山竜樹選手が出場。先週のジャンクスポーツでは二人のライバル対決にも注目していたけど…。高藤選手は準々決勝で敗れ、敗者復活戦を勝ち上がった。永山選手は準決勝で敗れた。二人のライバル対決はまさかの3位決定戦となった。実力が拮抗した対決は、試合終盤に高藤選手が揉み合うような態勢から上手く体を返して技ありを取りそのまま優勢勝ちかと思われた。しかし、永山選手が終了間際に技ありを取りそのまま寝技に入って決め切って勝利。昨年に続き銅メダルを獲得した。うーん、やはりこの対決は決勝で見たかった。
その決勝は日本選手に勝った二人の対戦。永山選手に勝って決勝に進んだジョージアのチフビミアニ選手が優勝した。

女子48kg級には昨年の大会で銀メダルだった渡名喜風南選手が出場。オール一本で危なげなく決勝まで進んだ。決勝の相手は昨年と同じウクライナのビロディッド選手。先に技ありを取られる苦しい展開。最後までプレッシャーをかけたが、技は決まらず、指導も二つまでで反則負けに追い込むことも出来なかった。ビロディッド選手に対しては身長差があり戦い辛そうな印象はあるものの、絶対的な強さというわけではないので残念。

… …

確認したら去年の世界柔道は結局記事にしていなかった。ルールとしては、男女共に試合時間は4分。技ありは二つで合わせ技一本。有効はなし。指導は三つで反則負け。技による優劣がない場合は延長になり、技のポイントが入るか、指導三つになるまで終わらない。
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