「嗤う伊右衛門」

2003年公開の日本映画の紹介です

監督は、蜷川幸雄。
京極夏彦原作の、四谷怪談がベースのミステリー映画です。
主演・出演は、唐沢寿明、小雪、香川照之、池内博之、椎名桔平。

ある夜、家の中で蚊帳に囲まれた浪人・境野伊右衛門を直助が訪れます。
人を殺めたことがあるかという直助の質問に、伊右衛門は父の介錯したことを思い出してしまうのです。
ある日、御行の又市が伊東喜兵衛の屋敷に乗り込み、薬種問屋の主人の頼みごとを伝えると、伊東は聞くどころか又市を斬るよう命じてしまうのです。
居合わせた民谷又左衛門は、いい加減に粗暴なことを辞めるようたしなめ辞めさせます。
又市は感謝し、疱瘡で醜くただれた顔を持つ又左衛門の娘・岩に婿を探すことを約束します。
間もなく婿として、ついぞ笑ったことがないと言う伊右衛門が岩の婿になりたいと又左衛門の家を訪ねます。
又左衛門の信じられない様子に伊右衛門は
「自分は貧乏浪人で、身に余る光栄な話」
と言うのです。
伊右衛門と岩の祝言が行われ、最初はぎくしゃくした関係も、次第にお互い心を開くようになります。
ある日又左衛門が倒れ、亡くなる前に伊右衛門に、「伊東には気を付けるよう」言い残します。
その後、伊右衛門は仕事で長く家を空ける事になり、岩に送り出されます。
間もなく伊東に呼び出された岩は、伊右衛門に関するある話を聞いてしまうのです・・・

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※　タイトルの読みは『わらういえもん』です。

原作は泉鏡花文学賞を受賞、第118回直木賞候補作です。
四代目 鶴屋南北の「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」をべーす下敷きに執筆された、江戸怪談シリーズの第1弾のようです。(Wikiより頂き)

直助役は池内博之。
テレビドラマ「GTO」(1998年放送)では学生でしたが、今年44歳。
この映画の頃は、20代後半です。
｢精霊流し｣(2003)、｢イップ・マン 序章｣(2011)、｢マンハント｣(2018)などの出演、｢ヤウンペを探せ!｣(今年11月公開)の主演などがあります。

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