goo blog サービス終了のお知らせ 

ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「善き人のためのソナタ」

2020年12月11日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2007年公開の映画の紹介です

監督は、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。
東西ドイツ時代の、ドイツ製作のドラマ映画です。
主演・出演は、ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、 トーマス・ティーメ。


1984年の東ベルリン。
『国民は国家保安省(通称シュタージ)の監視下にあった。
10万人の協力者と20万人の密告者が思想反逆者などを知ろうとする独裁政権を支えた。』
国家保安省の局員ヴィースラー大尉は、逮捕された男性の尋問を開始します。
その様子は録音され、ヴィースラー自ら指導に当たる工作員の授業で流されます。
ヴィースラーは、
「尋問は忍耐強く40時間眠らせず続けること。」
と言い、嘘の見分け方を話し、反発した生徒の席に小さく「×」をつけるのです。
ある日、ヴィースラーはドライマンの新作の舞台に誘われ、無難に過ごすドライマンを監視しようと考え、大臣からも盗聴を仕掛けるよう言われるのです。
そして、ドライマンが出かけたすきに、あらゆるところに盗聴が仕掛けられ、ヴィースラーは屋根裏に機材を運び忍耐強く2人交代で監視し、ドライマンの様子を事細かくタイプに打ち込みます。
一方ドライマンは、芸術活動を剥奪された友人の演出家・イェルスカを訪ね、再開させるよう大臣に話したと伝えます。
その後ドライマンの誕生日に、イェルスカは“善き人のためのソナタ”をプレゼントします。
女優・クリスタと暮らすドライマンの生活に次第に惹きこまれていくヴィースラーは、ある日ドライマンが弾く“善き人のためのソナタ”のピアノに涙してしまうのです・・・

****************************************
この映画は、アカデミー賞・英国アカデミー賞・セザール賞などで、外国語映画賞を受賞しています。
他、ドイツ映画賞では7つの受賞、ヨーロッパ映画賞では「作品賞」「脚本賞」「男優賞」を受賞しています。

お薦め映画にときどき登場し、通う(笑)ツタヤでも『何度観ても泣ける』コーナーに並んでおりました。
タイトルとジャケットではストーリーの醍醐味がわからない映画の一つと思いました。

ドライマン役はセバスチャン・コッホ。
「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013)、「ブリッジ・オブ・スパイ」(2016)、「リリーのすべて」(2016)などの出演があります。





お立ち寄りありがとうございます
久々、観終わって唸りましたもん
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にほんブログ村ランキング

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

人気ブログランキング


映画レビューランキング