2012.06.27(水)
6:20 駅前のビジネスホテルを出発
駅中コンビニで今日の昼食と飲料を買っていると僧衣を纏い立派な錫杖を持った方に出会う
少し話をする
どうやら五巡目らしい
昨日56番さんは打ち終わったので今朝はタクシーで門前まで行き歩き始めるとのこと
それではまたどこかでご一緒しましょうと言い一足先に駅を通り抜けて歩き出す 6:30
街中を殆ど直線コースで歩き郊外へと差し掛かる
山門を見過ごして右手の田んぼの向こうに寺院の屋根を見つけ戻る
56番泰山寺に到着
7:00前、まだ誰もお参りされた様子はない
地元の方がウオーキングの途中に一人お参りに来られた
本堂と太子堂に勤行して今日の一日の歩きの無事を願う
こちらには「大師不忘松」と刻まれた石碑と三代目となる若木がある
なんだか今にも泣きそうな空だがどうやら傘は要らないようだ
老人施設の敷地内に立派な遍路休憩所が設けてあるので覗いて通り過ぎる
こんなに同じところに沢山の案内道標があるのは道迷いが多かったのだろうか
橋を渡り田んぼ道や畦道を歩く
後にも先にも歩き遍路は見当たらない
40分も歩くと
57番栄福寺
八幡山の小高い山の中腹の森の中に佇んでいる
木の香のするまだ新しい納経所で御朱印頂戴して次へと向かう
4キロ1時間とみなす
遍路道を登りきった犬塚池の畔の笹の道は
朝までの雨で腰までずぶぬれになった
下って車道へ出るとヘアピンカーブの登り道
ショートカットの急坂の遍路道を行く
高台まで登る頃、今朝、今治駅で挨拶した僧衣の男性に追いつく
「やっと一緒になりましたね~」と言葉をかけて先に行く
今治の市街地が良く見え、しまなみの橋も見える
59番国分寺への分岐にやってくる
先ずは58番さんにお参りしてからここへ戻って下って行くことになる
58番仙遊寺の山門に到着
作札山の山頂近く標高255m程だが山門からの登りは急だ
車でお参りの人は下車してこの山門を潜るだけで旧遍路道は通らない
参道を登り始めると程なく「お加持の井戸」がある
蓋を開けて覗いたら昨日からの雨で満水になっていた
コンクリートと苔むした石段は濡れて滑りそうだ
手摺に頼りながら一歩一歩進む
ジグザグと急な参道を登って最後に急な階段が待ち受けていた
上りきってお大師様の大きな像が迎えてくれ大師堂の奥に本堂
9:00を過ぎたので団体さんのお参りも多くなってきた
嘗ては自分もこの方たちと同じように歩き遍路のツアーで歩いていたことを思い出す
ご住職が本堂で御朱印を認めてくださる
暫くして先ほど追い抜いた僧衣の男性が見えた
男性はどうやらこの住職さんに公認先達の申請をされるようだ
ここの宿坊は天然温泉と精進料理が楽しめるそうだがまだこの時間 9:25
残念だが先へと歩を進めることにしてトイレをお借りする
参道を滑らないように注意して山門へと下り国分寺への分岐から更に遍路道を下る
途中の峠坂の看板に更に気を引き締めて下る
ヤマモモの実を踏み潰しながら下る
下る道の先はまだ今治市
小さな島も見える
あら!ここを右に行けば三大文殊様?
守り本尊様だから立ち寄ってみたいですがここは本道を下りましょう
やっと里の竹林の道へと降りてきました
雨後のキノコが沢山出てます
舗装道路に突き当たりました
さて、右か左か?
そうね、左ですね
国分寺5.6キロとあります
ここからは平地ですので1時間半もあれば到着でしょう
田んぼ仕事の男性が
「一人で歩きよるん?えらいね~、国分寺さんは判るかね」と声をかけてくれ詳しく道を教えてくれる
笑顔で丁寧にお礼を申し上げて先へと進む
あと4キロ 50分で行けるかな? 10:05
男性に教えてもらったポイントに注意しながら県道に出て車の往来に注意しながら歩く
国分寺橋への道がちょっと複雑で不安そうな顔をしていたのか
通りがかりのおばぁちゃんが「橋を渡ったらもうちょっとだよ、気いつけてな」と声をかけてくれる
急に元気付いたがなかなか着かない
地図より新しい道路が出来て案内板が少なくなってしまったようだ
やっとお寺の屋根が左前方に見えてバス停も国分寺前になってやれやれ到着です 10:50
59番国分寺
山門はなく駐車場を過ぎて左に広い参道があり数段の階段を登って本堂です
本堂への入り口の右手に吉野朝忠臣従三位・・・・の石標が
四国は平家の縁の人が多く源氏の名を目にするのは珍しいですね
国分寺だけあって本堂も大師堂も堂々としています
ご本尊様は薬師瑠璃光如来様
入り口の右手には「薬師のつぼ」があり真言
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
を唱えながら病気平癒を願う場所を撫でるとご利益あるそうです
バイクで巡礼中の青年と会い軽く会釈する
暫くして戻ってきたのでどうしたのだろうかと見ると金剛杖を忘れていたようだ
参拝を済ませて今日の予定のお参りは終了
ここからは今夜の宿に向けてのんびり歩きです
明日の山場の60番横峰寺まで30キロ
今夜はしっかり休んでおかねばなりません
とはいうものの宿まであと16キロ
国道歩きはとても辛い
おまけに予讃線が並行しており駅名が近くなると誘われそうになる
今治湯ノ浦まで行けば喫茶店がありそうなのでお昼はそこでと頑張って歩きます
地図と店の場所とが若干違うようで喫茶店より手前で旧道の遍路道に入りました
今治小松自動車道に沿った道は山中を抜けているので人家どころか建物の一つもありません
小さなアップダウンを繰り返しながら高速道の脇道をとぼとぼ歩きます
12:20 小高いところから今治湾の小島が見える峠でガードレールにもたれて休憩です
立ったまま靴も靴下も脱いでおにぎりを食べ15分も休んだらまた出発です
一台の車が通り運転手さんが訝しげに見ながら徐行運転して行きました
そうそう都合よく遍路小屋やお休みどころがある訳ではありませんので仕方ないことです
ちょっと休足して大分また足が軽くなりました
栴檀寺さん、(地元の方は世田薬師さんと呼んでお参りが絶えないといわれる)
山門への分岐を県道と分かれて下り田園地帯を歩く
途中、臼井御来迎のお堂で一休み 13:20
ここには野宿の人が宿泊できるように立派なお休みどころがある
10人位なら寝るには充分な板張りのスペース
陽は照っていないけれど咽喉はカラカラに乾き持っている水分が底を尽きそうだ
さてもう少し頑張りましょうぞ
お宿めざして
あと7キロ 2時間あれば着くでしょう 13:30
世田薬師さんの手前で西条市に入っていたようです
明日の横峰寺さんへの途中のお宿が歩く距離の設定を分けます
なんとしても今日のお宿でないとコースを見直さないとなりません
必死で歩きます
14:50 なんとかお宿に到着です
昨日、宿の女将さんから携帯に確認の電話をもらいました
この時季に本当に泊まるのか、来月の予約だったのかと少し不安になったようです
「今治のホテルにいます、明日は遅くなっても必ず行きますのでよろしくお願いします」
と言うと
「何時でも構いませんのでお待ちしてます」とのご返事
ありがたいことです
直ぐに2階の和室に通して頂き
早速お風呂を用意してくださったので大汗をゆっくり流す
今日はワタシ一人だけの宿泊だから自由に使ってくださいとのこと
お接待で洗濯もして頂く
お腹が減っているので夕食は17:30でと我がままの言い放題
にも拘らず笑顔で全て聞いて下さる
サンマの塩焼きと自家製野菜たっぷりの女将さんの真心のこもった夕食をたっぷり戴く
「明日は山登りだから次のお宿へ不要な荷物はお接待で運びますから身軽にして行ってください」
と夕食後に袋まで出していただく
助かります
それでは
「おやすみなさい」
明日のコースをもう一度確認して
20:00 消灯です
明朝も6:30出発です
雨が降りませんように******
6:20 駅前のビジネスホテルを出発
駅中コンビニで今日の昼食と飲料を買っていると僧衣を纏い立派な錫杖を持った方に出会う
少し話をする
どうやら五巡目らしい
昨日56番さんは打ち終わったので今朝はタクシーで門前まで行き歩き始めるとのこと
それではまたどこかでご一緒しましょうと言い一足先に駅を通り抜けて歩き出す 6:30
街中を殆ど直線コースで歩き郊外へと差し掛かる
山門を見過ごして右手の田んぼの向こうに寺院の屋根を見つけ戻る
56番泰山寺に到着
7:00前、まだ誰もお参りされた様子はない
地元の方がウオーキングの途中に一人お参りに来られた
本堂と太子堂に勤行して今日の一日の歩きの無事を願う
こちらには「大師不忘松」と刻まれた石碑と三代目となる若木がある
なんだか今にも泣きそうな空だがどうやら傘は要らないようだ
老人施設の敷地内に立派な遍路休憩所が設けてあるので覗いて通り過ぎる
こんなに同じところに沢山の案内道標があるのは道迷いが多かったのだろうか
橋を渡り田んぼ道や畦道を歩く
後にも先にも歩き遍路は見当たらない
40分も歩くと
57番栄福寺
八幡山の小高い山の中腹の森の中に佇んでいる
木の香のするまだ新しい納経所で御朱印頂戴して次へと向かう
4キロ1時間とみなす
遍路道を登りきった犬塚池の畔の笹の道は
朝までの雨で腰までずぶぬれになった
下って車道へ出るとヘアピンカーブの登り道
ショートカットの急坂の遍路道を行く
高台まで登る頃、今朝、今治駅で挨拶した僧衣の男性に追いつく
「やっと一緒になりましたね~」と言葉をかけて先に行く
今治の市街地が良く見え、しまなみの橋も見える
59番国分寺への分岐にやってくる
先ずは58番さんにお参りしてからここへ戻って下って行くことになる
58番仙遊寺の山門に到着
作札山の山頂近く標高255m程だが山門からの登りは急だ
車でお参りの人は下車してこの山門を潜るだけで旧遍路道は通らない
参道を登り始めると程なく「お加持の井戸」がある
蓋を開けて覗いたら昨日からの雨で満水になっていた
コンクリートと苔むした石段は濡れて滑りそうだ
手摺に頼りながら一歩一歩進む
ジグザグと急な参道を登って最後に急な階段が待ち受けていた
上りきってお大師様の大きな像が迎えてくれ大師堂の奥に本堂
9:00を過ぎたので団体さんのお参りも多くなってきた
嘗ては自分もこの方たちと同じように歩き遍路のツアーで歩いていたことを思い出す
ご住職が本堂で御朱印を認めてくださる
暫くして先ほど追い抜いた僧衣の男性が見えた
男性はどうやらこの住職さんに公認先達の申請をされるようだ
ここの宿坊は天然温泉と精進料理が楽しめるそうだがまだこの時間 9:25
残念だが先へと歩を進めることにしてトイレをお借りする
参道を滑らないように注意して山門へと下り国分寺への分岐から更に遍路道を下る
途中の峠坂の看板に更に気を引き締めて下る
ヤマモモの実を踏み潰しながら下る
下る道の先はまだ今治市
小さな島も見える
あら!ここを右に行けば三大文殊様?
守り本尊様だから立ち寄ってみたいですがここは本道を下りましょう
やっと里の竹林の道へと降りてきました
雨後のキノコが沢山出てます
舗装道路に突き当たりました
さて、右か左か?
そうね、左ですね
国分寺5.6キロとあります
ここからは平地ですので1時間半もあれば到着でしょう
田んぼ仕事の男性が
「一人で歩きよるん?えらいね~、国分寺さんは判るかね」と声をかけてくれ詳しく道を教えてくれる
笑顔で丁寧にお礼を申し上げて先へと進む
あと4キロ 50分で行けるかな? 10:05
男性に教えてもらったポイントに注意しながら県道に出て車の往来に注意しながら歩く
国分寺橋への道がちょっと複雑で不安そうな顔をしていたのか
通りがかりのおばぁちゃんが「橋を渡ったらもうちょっとだよ、気いつけてな」と声をかけてくれる
急に元気付いたがなかなか着かない
地図より新しい道路が出来て案内板が少なくなってしまったようだ
やっとお寺の屋根が左前方に見えてバス停も国分寺前になってやれやれ到着です 10:50
59番国分寺
山門はなく駐車場を過ぎて左に広い参道があり数段の階段を登って本堂です
本堂への入り口の右手に吉野朝忠臣従三位・・・・の石標が
四国は平家の縁の人が多く源氏の名を目にするのは珍しいですね
国分寺だけあって本堂も大師堂も堂々としています
ご本尊様は薬師瑠璃光如来様
入り口の右手には「薬師のつぼ」があり真言
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
を唱えながら病気平癒を願う場所を撫でるとご利益あるそうです
バイクで巡礼中の青年と会い軽く会釈する
暫くして戻ってきたのでどうしたのだろうかと見ると金剛杖を忘れていたようだ
参拝を済ませて今日の予定のお参りは終了
ここからは今夜の宿に向けてのんびり歩きです
明日の山場の60番横峰寺まで30キロ
今夜はしっかり休んでおかねばなりません
とはいうものの宿まであと16キロ
国道歩きはとても辛い
おまけに予讃線が並行しており駅名が近くなると誘われそうになる
今治湯ノ浦まで行けば喫茶店がありそうなのでお昼はそこでと頑張って歩きます
地図と店の場所とが若干違うようで喫茶店より手前で旧道の遍路道に入りました
今治小松自動車道に沿った道は山中を抜けているので人家どころか建物の一つもありません
小さなアップダウンを繰り返しながら高速道の脇道をとぼとぼ歩きます
12:20 小高いところから今治湾の小島が見える峠でガードレールにもたれて休憩です
立ったまま靴も靴下も脱いでおにぎりを食べ15分も休んだらまた出発です
一台の車が通り運転手さんが訝しげに見ながら徐行運転して行きました
そうそう都合よく遍路小屋やお休みどころがある訳ではありませんので仕方ないことです
ちょっと休足して大分また足が軽くなりました
栴檀寺さん、(地元の方は世田薬師さんと呼んでお参りが絶えないといわれる)
山門への分岐を県道と分かれて下り田園地帯を歩く
途中、臼井御来迎のお堂で一休み 13:20
ここには野宿の人が宿泊できるように立派なお休みどころがある
10人位なら寝るには充分な板張りのスペース
陽は照っていないけれど咽喉はカラカラに乾き持っている水分が底を尽きそうだ
さてもう少し頑張りましょうぞ
お宿めざして
あと7キロ 2時間あれば着くでしょう 13:30
世田薬師さんの手前で西条市に入っていたようです
明日の横峰寺さんへの途中のお宿が歩く距離の設定を分けます
なんとしても今日のお宿でないとコースを見直さないとなりません
必死で歩きます
14:50 なんとかお宿に到着です
昨日、宿の女将さんから携帯に確認の電話をもらいました
この時季に本当に泊まるのか、来月の予約だったのかと少し不安になったようです
「今治のホテルにいます、明日は遅くなっても必ず行きますのでよろしくお願いします」
と言うと
「何時でも構いませんのでお待ちしてます」とのご返事
ありがたいことです
直ぐに2階の和室に通して頂き
早速お風呂を用意してくださったので大汗をゆっくり流す
今日はワタシ一人だけの宿泊だから自由に使ってくださいとのこと
お接待で洗濯もして頂く
お腹が減っているので夕食は17:30でと我がままの言い放題
にも拘らず笑顔で全て聞いて下さる
サンマの塩焼きと自家製野菜たっぷりの女将さんの真心のこもった夕食をたっぷり戴く
「明日は山登りだから次のお宿へ不要な荷物はお接待で運びますから身軽にして行ってください」
と夕食後に袋まで出していただく
助かります
それでは
「おやすみなさい」
明日のコースをもう一度確認して
20:00 消灯です
明朝も6:30出発です
雨が降りませんように******