~今月の特選句~
山間の村を満たして青田風・・・和子
先日、広島市森林公園で絶滅危惧種「ギフチョウ」の保護活動
に参加した。
情報労連の全国環境統一行動の催しで、指導はNPO法人「もり
メイト俱楽部Hiroshima」の方々である。
「ギフチョウ」は、日本本州の里山に生息する日本の固有種で、
「蝶の女王」ともいわれ、羽は黄白色と黒の縦縞模様で美しい。
蝶は里山のミツバツツジの蜜を吸い、地上のサンヨウアオイの
葉裏に卵を生み付ける。孵化した幼虫はアオイの葉を食草して成
長し、さなぎとなって越冬する。 そして、春に蝶となる。
かつては、多くの「ギフチョウ」がいたが、里山の荒廃で個体
数は激減した。
「もりメイト俱楽部」の方々の指導で、森林の間伐や整備を行
い適度な日当たりをつくり、ミツバツツジやアオイの植生を復活
させる息の長い取り組みである。 情報労連のこの取り組みは5
年となり、さらに継続するとのこと。 「もりメイト俱楽部」も
各地でこの活動に取り組んでいる。
今回、森林公園に結集した多くの仲間と共に、久し振りに心地
よい汗を流した。
さて皆様、日差しが一段と強まった初夏の候、いかがお過ごし
でしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささや
かながら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で135号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催して
います。
今回も、その内容を報告いたします。
第36回「花衣会」句会開催!!
と き 令和5年 6月13日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回も、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
サングラス軽く会釈で過ぎて行く・・・沖本 惠子
烏(からす)来て桜ん坊喰う梅雨晴れ間・・・勝島 千波
若葉風ひなびた団地吹き渡る・・・小林 順子
岩峰や岩海満喫初夏登山・・・立川 良臣
石仏の赤き前掛け余花の道・・・土居 旭
故郷の変わらぬ山や五月雨・・・長岡 和子
サアジサイや葉を一杯に開花待つ・・・浜本 文雄
我が川柳暮しの中の五七五・・・松本 健三
今回も力作ありがとうございました。
梅雨や初夏の風情あふれる句作となりました。
次回も健吟をお待ちしております。
*次回の勉強会は、8月8日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を8月1日迄に濱本さんまでお願いします。
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