福山むつみ俳句会323号令和2年2月17日(月) | |||||
定例句会の結果 (各自(カクジ):選) |
薄氷(うすらい)を割りて淀みの湧き立ちぬ |
藤原 泰江 |
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チェンソーが雑木林に冬陽入れ |
大平 康子 |
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節分会(え)鬼面(きめん)の児らのみなはしゃぐ |
倉田 里子 |
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つい触る指の逆むけ冬の星 |
作田 嘉弘 |
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凍る道行かねばならぬ老母が待つ |
浜谷 義和 |
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面とれば園児に笑顔鬼やらひ |
多木 伸一 |
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隔離せし静かな夕餉春の風邪 |
林 久晴 |
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小鳥待つ蜜柑半分生垣に |
藤井富志子 |
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踏切の向こうに並ぶ冬帽子 |
横山ノブコ |
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風そよぐ花の香りに春近し |
田中 加夫 |
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冬男から春子へ接ぐ糸電話 |
岡部 泰行 |
福山むつみ俳句会 323号 | ||
令和2年(2020年)2月発行 | ||
PC編集 浜谷義和 |