安倍総理は「TPP協定」の国会承認を急いでいるが・・・・。
元々先行き不透明であったものが、ここに来たさらに不透明さを増している。
アメリカの次期大統領に「トランプ氏」が決まり、彼はTPP協定に批判的だからである。
TPP協定。
「環太平洋パートナーシップ協定」と言うが、「パートナーシップ」。
単純に言えば、「協力関係」と言うことになる。
「協力」
「お互いに力を合わせる」と言うような意味で、誰か(国)の力(利益)が大きすぎると、協力の意味をなさなくなってくる。
そう、ある国にとっては利益になっても、別の国にとって不利益であれば、それはパートナーシップとは言えなくなる。
「すべての国が等しく利益を得る」。
理論上は可能なように見えるが、「理論上の話」でしかない。
日本にとって都合の良い事は・・・・。
他の国にとっては都合が悪い。
他の国にとって都合の良い事は・・・・。
日本にとっては都合が悪い。
そこで・・・・。
ババ(不利益)を協定に加盟していない国に押し付けようと画策をする。
押し付けられる国にとっては迷惑な話である。
迷惑な話を押し付けられた国は・・・・。
新たな協定を結ぼうとする。
そして、ババ(不利益)をどこかに押し付けようと画策する。
要するに「いたちごっこ」なのである。
トランプ新大統領にとっては、TPP協定は番うが悪い存在なのであろう。
イギリスのEU離脱問題と似たようなものかも。
プラスもあればマイナスもある。
地球規模で考えれば「プラスマイナスゼロ」になるのである。