へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

中山国交相辞任

2008年09月28日 23時08分18秒 | Weblog
「さすが失言癖のある麻生総理が選んだ人だけある」、と言いたいのであるが、中山国交相の場合は「失言ではなく確信犯」と言うべきだろう。
同じ与党の中からさえ「辞めてすむ問題ではない!」と言う声が聞こえるほどで、麻生総理も任命した責任を謝罪していたのだが、その一方では「任命したときは適任だと思っていた」とか、「普通、官僚になったら口にしない言葉なのだが・・・・」とも言っているのだが、ここで私が問題にしたいのは、「普通、官僚になったら口にしないのだが・・・・」と言う部分である。
「官僚になったら口にしない」と言うことは、「建前と本音を使い分ける」と言う事で、これは官僚だけの話ではなく「ある程度以上の地位にあるもの全て」が当てはまることで、メディアに流されてくる報道は、そのほとんどが「建前論」と考えるべきで、安易に信用しないほうが賢明だろう。
小泉元総理の突然の引退表明の中で「総理のときに全精力を使い果たし・・・・」と言うのも一種の「方便」で、腹の中で何を思っているのかは本人以外は知る由もない事である。
話を元に戻すが、民主党の小沢代表が掲げる公約(マニュフェスト)も、このように考えて行くと「選挙に勝つための建前論」と言うことになり(麻生総理の公約も同類なのだが)、後になってから「増税・個人負担の増額・・・・」と言う本音が表れてくるのだが、そのときは「あの時は上手く出来ると思っていたのだが・・・・」と言う言い訳が出てきて「オシマイ」と言うことになってしまうであろう。
そして今日、まさにこのことを象徴するような言葉が民主党小沢代表の口から出てきたのである。
小沢代表の話「民主党に任せて上手くいかなかったときは、次の選挙で選ばなければ良い・・・・」。
全く先のことなど考えておらず、ただひたすら「政権が取れればいい」と考えているのだろう。
しかしながら、麻生総理率いる自民党にしても「五十歩百歩」でしかなく、ある意味「競り合い」をやっているようなもので、「高値(条件のよい政策)で落札」と言うことになるのだろうが、その「高値」の支払いは我々国民が支払うことになることに注意しなくてはいけない。
与野党ともに「景気対策」と言うことを前面に出しているのだが、いずれも「財源の裏付けがない」と言う共通した問題を抱えているのだが、「徹底して税金の無駄使いを無くす」「埋蔵金(ヘソクリ)を充てる」・・・・、と言うことで対応しようとしているようだが、本当の意味で「無駄」と言えるものがあるのだろうか?・・・・。
埋蔵金(ヘソクリ)にしても「一度使えばそれで終わり」と言うことで、「一時しのぎ」にしかならず、根本的な解決策にはならない。
「無駄な公共工事」と言うことがよく言われるのだが、無駄と言われる公共工事にも「雇用対策」と言う隠れた役割を併せ持っている事に注意しなくてはいけないだろう。
地方では、公共工事の減少が「雇用不安」と言う問題を引き起こし、地方の活力を奪っている。
賢明な登山家は「道に迷ったらやたらに動くな!」と言うように、今は「混迷した時代」なのだから、「やたらアレコレするな!」と思うのだが・・・・。
現状では、遭難(問題が起きてから)したとしても、「誰が助けてくれるの?」と疑問に感じて仕方ないのだが・・・・。
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