へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

目くらまし

2008年09月06日 04時20分15秒 | Weblog
ここで言う「目くらまし」は、忍術で使う方ではなく、手品でよく使う「注意を他に引き付けて、種(仕掛け)がばれないようにする」と言う意味である。
「突然何の話?」と思うかもしれないが、夜に朝刊を読み直していてある記事にこれが当てはまることを思い出したのである。
日本を代表するような、ある大きなメーカーの「未来型商品」に関する記事なのだが、このメーカーに限らず、大きなメーカーの宣伝の中には「目くらまし的な技術」と言うものをよく見かけるのである。
名前を出してしまうと「証拠があるのか?」と言われてしまいかねないのと、情報源に迷惑がかかるので出さないが、現実の話として、開発にかかわったある人から聞いた話なのだが、「将来使う可能性とか、採算性などは度外視で、宣伝効果だけが目的」だと言うのである。
「宣伝効果だけが目的の技術」である以上、将来性や採算性より、「社会の注目度の高さ」と言うことが優先し、その結果として、その技術が実用性の薄いものでも「○○○の技術はたいしたものだ」と思われればよいのである。
手品が種と仕掛けをわからなくするために注意を他にそらす(目くらまし)のと同じように、メーカーも自社の弱点を隠すために「宣伝効果を狙った技術(製品)でユーザーの目を誤魔化す(目くらまし)」と言うことをするのである。
政治の世界にも五万とあるのだが・・・・。
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