花戦さ
2017年6月3日公開の日本映画。
>解説
野村萬斎が、戦国時代に実在した池坊専好という京都の花僧に扮し、天下人である豊臣秀吉に専好が単身立ち向かう姿を描いたエンタテインメント時代劇。織田信長が本能寺で倒れ、天下人が豊臣秀吉へと引き継がれた16世紀後半。戦乱の時代は終わりを告げようとしていたが、秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた。そんな中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好は、花の美 . . . 本文を読む
帝一の国を見た。国を旧字体でタイトルとする。帝一と国、つまり帝国のことか、自分の国を作ると言い続ける主人公の、生徒会活動がテーマである。その活動の経験者から見れば、なんとも、とろくさいが、父親が事件で舞台の一線から引いた後は、みよくなったスト-リーである。古屋兎丸、ジャンプSQ.19、2010年創刊号から2011年秋号まで連載されたとあるから、掲載誌を移して、2012年3月号から2016年5月号まで連載していた。 . . . 本文を読む
クリムゾン・タイドを鑑賞した。BS放送、Crimson Tide は、トニー・スコット監督が1995年に製作した映画である。タイトルの意味は、深紅の潮流となる。標題は、潜航を続けるアラバマ艦内での、戦争論にあるセリフ、ラムジーに対して、ハンターが言う、核の時代の真の敵は戦争そのものだ、と。 . . . 本文を読む
コラテラル collateral という言葉は、巻き添えという意味だと、質問箱で答えていた。わかりにくい語なのだろう、日本語にもいくつか、経済IT用語には使われている。collateral damage 英英辞典によれば、"an expression meaning people who are hurt or property that is damaged as a result of war, although they are not the main TARGET, used especially by the Army, Navy etc." それで、BS放送にオンエアーがあったので鑑賞した。すると、副次的に、二次的に信用担保のややこしい映画であった。
コラテラル・ダメージ http://movie.walkerplus.com/mv32665/
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コラテラル・ダメージ
2002年4月20日(土)公開
「逃亡者」のアンドリュー・デイビス監督とアーノルド・シュワルツェネッガーがタッグを組んだサスペンス・アクション。爆破テロで妻子を亡くした男の復讐劇をアクション満載で描く。 . . . 本文を読む
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=34000 >
あらすじ
イラン=イラク国境のクルド人の村。孤児になった5人兄弟の1人で、不治の病に侵されたマディの手術代を稼ぐため、弟のアヨブはイラクへの密輸行に加わる。それは、凍えた馬に酒を飲ませる厳冬の山越えだった。酔っぱらった馬に密輸品を載せ、武装した国境警備隊と無数の地雷が待つ決死の道行。たとえ手術が成功しても短い命と知ってはいても、兄弟たちはマディを思いやり、手術代のために姉は嫁入りし、弟は危険なキャラバンに加わるのだった。 . . . 本文を読む
日本のいちばん長い日 運命の八月十五日 タイトルの原題である。地上波、初放送を観賞した。映画作品化は二本目、製作配給は東宝、白黒、東宝スコープ、1967年、昭和42年に続く、いま観たのは、製作配給は松竹、戦後70年にあたる2015年8月8日公開のものを、民放による番組放映である。>2枚の録音盤は1回目に録音された録音盤を「副盤」、2回目に録音された録音盤を「正盤」として皇后宮職事務室から運び出され、正盤は放送会館へ副盤は第一生命館に設けられていた予備スタジオへと無事に運搬された。運搬に際しても副盤をいかにも正式な勅使らしい偽物を仕立てつつ、正盤は粗末な袋に入れて木炭自動車で運搬するという念の入れようであった。 . . . 本文を読む
言わずとも、後編である、ロクヨンを鑑賞した。6と、4と書くのか、ロクヨンと言って、片仮名で書くのか、64(ロクヨン)、というふうに、原作のタイトルはなっている、横山秀夫による推理小説である。書き下ろしとして2012年10月に刊行。2004年5月号から文藝春秋に連載されたが、改稿したと説明がある。小説家のこういがまた、エピソードである。>2005年、『64』に再び着手できるようになり、手直しを加えた上で2009年に出版されることが決定するが、ただ書き終えただけの作品でしかなく、このままでは読者からお金を貰える作品たりえないと思い、出版を中止するという苦渋の決断をした。担当編集者は絶句していたという。再び『64』の改稿作業に入ったが、今度は突然、記憶障害に襲われ、前日に書いた原稿の内容が思い出せなかったり、主人公の名前さえ思い出せなくなってしまった。廃業という文字を頭に浮かべながら、どうしたらよいか分からず、庭仕事をし、いいアイディアや文章が思い浮かぶと書斎に駆け戻り、1、2行書き、また庭へ戻るという繰り返しだった。次第に筆が進むようになり、小手先の手直しをやめて全面改稿を重ねた。 . . . 本文を読む
revenantとは、主な意味に、幽鬼とある。辞書のサイトに、用例は、a revenant ghost 戻ってくる幽霊 revenant shrieks and groans 亡霊の悲鳴とうめき声 と見える。また、長い留守の後に帰ってきた人、でもあるようだ。>[語源]1827.<フランス語「幽霊」,revenir「帰る」の現在分詞の名詞用法. ということで、その名の通りのストーリーを楽しんだ。2時間50分にわたる映画である。第88回アカデミー賞、監督賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 受賞、主演男優賞レオナルド・ディカプリオであった。あの言語はどの部族の言語であったか、主人公がネイティブアメリカンにかかわったのは、どうしてか。そして復讐を果たすのは、神にゆだねるとするのは、なぜか。素朴に思った。 . . . 本文を読む
映画の試写会に行った。ろくよんというタイトル、64。上映前にMCが出てきてこれはひょっとしてあるのかなと思っていたら、主役が登場して、いわゆる舞台挨拶が行われた。監督と二人でそれぞれ、映画の役、映像造りに話があって、会場に来た人たちには現実の世界が一気に映画の世界へとなったようだった。わくわく感が伝わるのは試写会だからであるけれど、どうも、きゃあという声には驚いた。一瞬のどよめきは非現実の世界だろう。ミステリータッチの原作だけにその評判にたがわない映画となってテレビドラマとはさらに進化したようである。タイトルのあらわすところ、ストーリーに描かれるせめぎあい、前編はその下ごしらえを十分に見せた。ロードショウには後編に行こうとばかり、すっかり載せられて楽しんだ。 . . . 本文を読む
舟を編む、これは辞書を編むことを比喩する。辞書が船である、ことばの海を行く。原作の小説は、本屋大賞をもらった。著者 三浦しをん 発行日 2011年9月16日 発行元 光文社、2012年、本屋大賞を受賞。映画は、舟を編む
The Great Passage 監督 石井裕也 脚本 渡辺謙作 原作 三浦しをん 出演者 松田龍平 宮崎あおい オダギリジョーとある。2012年夏に撮影され、2013年4月13日に松竹/アスミック・エースの配給で公開、映画版では、物語の開始時点で1995年という年代設定である。辞書の語義説明で、右をどう説明するか。これは井上ひさしが取り上げたことがあって、このような日常語の定義が難しい、それでページを開いた偶数の側というわけで、この辞書つくりでは、>「右」の定義で模倣はダメといわれ、松本は「数字の10の0の方」と定義する。 . . . 本文を読む