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ことわり

2020-02-08 | 哲学日本語

日本哲学21  
ことわり申す、ことわりいう、この用法から、おことわり、辞退する、固辞、謝絶の意味内容となったようである。ことを割るとしての注釈をつけた国学者もいて、物事をわかつ、わける、二分することを指していると考えられたり、事の理非を判別することととして、判断、判定とする。もとには、言理を訓読みしたりすることがあると見れば、ことはり 言と、理と、ことは、り としたくなるような語である。そうすれば、モノを言うのにすじみちを待つ、正すことがあるという理解があったと言える。

日本国語大辞典より

あやまること。謝罪。わびごと。
*和訓栞〔1777~1862〕「ことわり〈略〉俗に過失あって陳謝するをことわりをいふといふは」
語源説
コトワリ(言割)の義〔和字正濫鈔・万葉集類林・類聚名物考・和訓栞・大言海〕
道理。物ごとのすじ道。

*日本書紀〔720〕崇神一〇年九月(北野本南北朝期訓)「大神対へて曰はく、言理(コトハリ)灼然(いやちこ)なり」
*万葉集〔8C後〕五・八〇〇「父母を 見れば尊し 妻子(めこ)見れば めぐし愛(うつく)し 世の中は かくぞ許等和理(コトワリ)〈山上憶良〉」

字通より
>声符は里(り)。〔説文〕一上に「玉を治むるなり」とあり
古辞書の訓
〔名義抄〕理 タダス・タダシ・ミチ・ノリ・トトノフ・ヲサム・マツリゴト・ヤム・ツクロフ・マサ・スヂ・ヨシ・ワカル・シワ・コトワル・コトハリ・アヤ・メノママヨシ/料理 シツラフ

出典:デジタル大辞泉(小学館)
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こと‐わり【▽理】 の解説
《「断り」と同語源》
[名]
1 物事の筋道。条理。道理。「彼の言葉は理にかなっている」「盛者 (じょうしゃ) 必衰の理」
2 わけ。理由。
「いみじう―言はせなどしてゆるして」〈能因本枕・三一九〉
[形動ナリ]当然であるさま。もっともであるさま。
「いかで都へとたより求めしも―なり」〈奥の細道〉
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こと‐わり【断り〔断わり〕】 の解説
1 了承を得るために事前に連絡をすること。また、その連絡。「なんの断りもなく借用する」
2 承知しないこと。相手の申し出に対し拒絶すること。辞退すること。「押し売りお断り」
3 わびを言うこと。また、その言葉。「遅れて来て一言の断りもない」
類語
辞退(じたい) 固辞(こじ) 謝絶(しゃぜつ) 願い下げ(ねがいさげ) 御免(ごめん)


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