自立語に接語がつながった発音上の単位、と定義する解説がある。
また、翻訳語で見ると、文法用語 a clause 、a phrase 《in a Japanese sentence》.と見える。
それをさらに、英語における文節用法とすると、日本語の発想を捨てることとあって、その違いを強調する。
文節の単位は国語教育で日本語の分析に広く通用した。
国語辞書などに、文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまとまりのもの、と説明がある。きわめて有効、有用、効率的な日本語のとらえ方であるが、それを節という用語の解釈から、また、日本語の係り受けの文構造から、英語研究者、日本語研究者から批判されている。
文節は連文節となって、その文節相互を単位とすると、文節のかかり方が、次の分節にある、そのなかの語と関係するとする説明である。
合理的な批判のようにも見えるが、音声による区切りを重視している橋本学説の分節を理解しないしようとしない批判であろう。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
文節
ぶんせつ
>
日本語の文を自然な発音によって区切った際の最小の言語単位。橋本進吉の命名によるもので,「文を実際の言語として,できるだけ多く句切った最も短い一句切」「内容を伴ったものとして,外形からみた文の直接の構成要素として独立しうべき最小の単位」と定義
世界大百科事典 第2版の解説
ぶんせつ【文節】
>
日本語文法の用語。〈文を,言語として不自然にならない限りで,最も細かく区切った場合の各部分〉などと定義される。たとえば〈太郎は/荷物を/しっかり/抱えた〉という文の,/で区切られた各部分をいう。この文を四つに区切れと言われれば,まず誰でも上のように区切るに相違なく,直観的にもごく自然な言語単位である。文節の切れめには音の休止を置きうるが,一般に,文節内部には音の休止を置くことなく,一つの文節はひと続きに,一定のアクセントをもって発音される。
デジタル大辞泉の解説
ぶん‐せつ【文節】
日本語の言語単位の一。文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまとまりのもの。文節は、音声上の単位としても特徴をもち、一つの自立語またはそれに付属語が一つないし二つ以上ついたものからなる。橋本進吉の用語から。
大辞林 第三版の解説
ぶんせつ【文節】
>
日本語の言語単位の一。文を,実際の言語として不自然でない程度に区切ったときに得られる最小の単位。たとえば,「赤い花が咲いた」という文は,「赤い」「花が」「咲いた」の三つの文節から成る。文節は,一つの自立語,またはそれに付属語の付いたものから成り,それ自身一まとまりの音声上の特徴をもつ。 〔橋本進吉の用語に始まる〕
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
文節
ぶんせつ
>-前略ー「文節」は一つまたは二つ以上の単語からなるが、文を直接に構成する成分は単語でなく、この「文節」であり、単語が文節を構成し、文節が文を構成するという関係になる。したがって、文の構成は、文節相互の関係として説明され、すべて二つの文節の結合関係に還元されると考えられるが、意味の側からみると、文節の結合したものを一つのものとみて、それが他と結合するとみるべき場合がある。たとえば、「この兄と弟は」は、「兄と」と「弟は」の二文節がまず結合し、これと「この」という文節が結合するとみられる。このように、二つ以上の文節が結合して意味的なまとまりを有するものを、橋本は「連文節」とよび、この「連文節」の概念で文の構造を説明しようとした。
なお、「赤い花が咲く」において、「文節」の考え方では、「赤い」が「花が」を修飾すると説明されるが、「赤い」は「花」だけを修飾しているとみられることなどから、「文節」を構文論の基礎に置くことを疑問視する見方もある。[山口佳紀]
ウイキペディアの項目より。
>文節(ぶんせつ)とは、日本語において、自立語(名詞、動詞など)に接語がつながった発音上の単位である。
>文節は橋本進吉による橋本文法で重視され、国語教育にも学校文法の中で大きく取り入れられた。
情報処理技術と文節
日本語の自然言語処理では、多くの場合、形態素解析に続くチャンキングが文節の解析である。
かな漢字変換における文節は、学校文法における文節の概念とは異なり、「自立語とそれに後続する0個以上の付属語」を文節とするのが一般的である。この場合、特に「IME 文節」と呼んで区別することもある。
http://english-only.club/speaking/phrase/
英語を話す時の「文節」とは? 文節の 区切り方を解説
>英語における「文節」を区切る3つのポイントとは?
1つの文節はそれぞれ、1つの情報を表現している。
(つまり、文節は英語の思考における最小単位である)
文節は、すべての文に必ず1つ以上含まれ、文法構造上において
まとまった単語のグループである。
日本語の文節とは異なるため、日本語の発想は捨てること。
(日本語訳をした英語では、正しい文節を理解できない)
また、翻訳語で見ると、文法用語 a clause 、a phrase 《in a Japanese sentence》.と見える。
それをさらに、英語における文節用法とすると、日本語の発想を捨てることとあって、その違いを強調する。
文節の単位は国語教育で日本語の分析に広く通用した。
国語辞書などに、文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまとまりのもの、と説明がある。きわめて有効、有用、効率的な日本語のとらえ方であるが、それを節という用語の解釈から、また、日本語の係り受けの文構造から、英語研究者、日本語研究者から批判されている。
文節は連文節となって、その文節相互を単位とすると、文節のかかり方が、次の分節にある、そのなかの語と関係するとする説明である。
合理的な批判のようにも見えるが、音声による区切りを重視している橋本学説の分節を理解しないしようとしない批判であろう。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
文節
ぶんせつ
>
日本語の文を自然な発音によって区切った際の最小の言語単位。橋本進吉の命名によるもので,「文を実際の言語として,できるだけ多く句切った最も短い一句切」「内容を伴ったものとして,外形からみた文の直接の構成要素として独立しうべき最小の単位」と定義
世界大百科事典 第2版の解説
ぶんせつ【文節】
>
日本語文法の用語。〈文を,言語として不自然にならない限りで,最も細かく区切った場合の各部分〉などと定義される。たとえば〈太郎は/荷物を/しっかり/抱えた〉という文の,/で区切られた各部分をいう。この文を四つに区切れと言われれば,まず誰でも上のように区切るに相違なく,直観的にもごく自然な言語単位である。文節の切れめには音の休止を置きうるが,一般に,文節内部には音の休止を置くことなく,一つの文節はひと続きに,一定のアクセントをもって発音される。
デジタル大辞泉の解説
ぶん‐せつ【文節】
日本語の言語単位の一。文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまとまりのもの。文節は、音声上の単位としても特徴をもち、一つの自立語またはそれに付属語が一つないし二つ以上ついたものからなる。橋本進吉の用語から。
大辞林 第三版の解説
ぶんせつ【文節】
>
日本語の言語単位の一。文を,実際の言語として不自然でない程度に区切ったときに得られる最小の単位。たとえば,「赤い花が咲いた」という文は,「赤い」「花が」「咲いた」の三つの文節から成る。文節は,一つの自立語,またはそれに付属語の付いたものから成り,それ自身一まとまりの音声上の特徴をもつ。 〔橋本進吉の用語に始まる〕
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
文節
ぶんせつ
>-前略ー「文節」は一つまたは二つ以上の単語からなるが、文を直接に構成する成分は単語でなく、この「文節」であり、単語が文節を構成し、文節が文を構成するという関係になる。したがって、文の構成は、文節相互の関係として説明され、すべて二つの文節の結合関係に還元されると考えられるが、意味の側からみると、文節の結合したものを一つのものとみて、それが他と結合するとみるべき場合がある。たとえば、「この兄と弟は」は、「兄と」と「弟は」の二文節がまず結合し、これと「この」という文節が結合するとみられる。このように、二つ以上の文節が結合して意味的なまとまりを有するものを、橋本は「連文節」とよび、この「連文節」の概念で文の構造を説明しようとした。
なお、「赤い花が咲く」において、「文節」の考え方では、「赤い」が「花が」を修飾すると説明されるが、「赤い」は「花」だけを修飾しているとみられることなどから、「文節」を構文論の基礎に置くことを疑問視する見方もある。[山口佳紀]
ウイキペディアの項目より。
>文節(ぶんせつ)とは、日本語において、自立語(名詞、動詞など)に接語がつながった発音上の単位である。
>文節は橋本進吉による橋本文法で重視され、国語教育にも学校文法の中で大きく取り入れられた。
情報処理技術と文節
日本語の自然言語処理では、多くの場合、形態素解析に続くチャンキングが文節の解析である。
かな漢字変換における文節は、学校文法における文節の概念とは異なり、「自立語とそれに後続する0個以上の付属語」を文節とするのが一般的である。この場合、特に「IME 文節」と呼んで区別することもある。
http://english-only.club/speaking/phrase/
英語を話す時の「文節」とは? 文節の 区切り方を解説
>英語における「文節」を区切る3つのポイントとは?
1つの文節はそれぞれ、1つの情報を表現している。
(つまり、文節は英語の思考における最小単位である)
文節は、すべての文に必ず1つ以上含まれ、文法構造上において
まとまった単語のグループである。
日本語の文節とは異なるため、日本語の発想は捨てること。
(日本語訳をした英語では、正しい文節を理解できない)