三上文法の学説批判とユ-チューブの番組で、ゆる言語学のやり取りにあったのを、さらに、ツイッターに投稿があるのを見た。
そのやり取りと言うのは、先月、こんにゃく文 2022-11-28 | 日本語文法 に書いた。
それでそのときに、ゆる言語学 コメント書き込みにあったものだが、同じく記事にその方の、diltさんのサイトから引用していた。後掲、『寄道』など参照。
次は、その方のもので、1年前になる . . . 本文を読む
題目語―(補語ー述語)述語
また、題目語―述語(補語ー述語)
この構造は何かわかるだろうか。
主語と述語で主述文となる。この文構造は主格優位の考えからもあるよう、それからまた主格述語となるという。主語と言う用語を用いないから主語のところには補語とすることで、補語述語である。それを補述文とは言わないようである。主述文に代って日本語の文構造は題述文が現われる。象は 題目語 鼻が長い 述語 象は . . . 本文を読む
‐wa -ga構文についての論議はすでに試みているところである。そのひとつが日本語の現象にもある、単文と複文として文法の文の構造にあてて考えるとわかりよい。助詞「は」についての文法分析では「者」に充てた表記でとらえてきたことである。現代語に言うなら、3つの例文は示したごとく、次のようになる。
象は鼻が長い ← 象は、鼻が長い! ← 象は鼻が長いのよ
僕はウナギだ ← 僕は、うなぎ(どんぶり . . . 本文を読む
例文の挙げ方にそれぞれが議論をすることになるが、こんにゃく文がその惹句となったようである。
象は鼻が長い ← 象は、鼻が長い!
僕はウナギだ ← 僕は、うなぎ(どんぶりの注文)だ
こんにゃくは太らない ← こんにゃくは、太らない というが
挙例の文は表現としてどれも同じような扱いで一般にも受け止められる。2000年代初頭の問題提起に、この例文が加わったので、こんにゃくが人口に膾炙す . . . 本文を読む
日本語文法のカテゴリーにするか、日本文化論とするか、これは前2回に触れた著述と話題によるところ、これまでにブログ取り上げたこともあって、このようにする。繰り返し述べていることがあって、2013年の再掲である。
このときに限らず2000年代になって基礎日本語文法が成書となって広めた考え方が日本語教育の学習用文法に広まってきて、刊行はくろしお出版;による、改訂版1992/5/25、1989/9/2 . . . 本文を読む
20220821 日本語文法
古典語文法の時間は話してまた語り手の事象の捉え方をどう表現するかによって文法に整理された。時の表現としてその助動詞にあるものは、き けり つ ぬ たり り と見える。時を表わす、つまり時間表現としてまずあげられるのは現在時点と過去時の捉え方であろう。国語文法にある文語文法の説明はその分類を専らにする。
わたしたちの時間認識に過去をとらえるものが、古典語の用法と . . . 本文を読む
日本語文法
日本語文法と国語文法と
主語の明示は述語とするものに対応する。文の成立に主語を必須とする文法議論を入れて文の規定に主語述語の必須をもってを文法とした。そして日本語の説明ではどうなったかというと主語述語の規定には文とのかかわりで必須成分ではなかった。何が、何は、この何を名詞扱いにして述語部分を提示して緩やかに日本語の文を示した、国語の文法でそうしていたのであるが、日本語教育の文型の影響 . . . 本文を読む
何がなくとも、とはやり歌にありそうだが、慣用句で、何はなくともという用法となる。
何は無くとも米の飯だけは欠かせない
何はなくとも健康ならば再起はいつでもできるよ
何があるか、何がないか、という日本語は、対比して、
何はあるか、何はないか、という日本語にならない。
しかし、何(で)もある、何もない、の言い方になると、いずれか、何もない、とは言える。
なぜか。
日本語の用法には疑問詞を立 . . . 本文を読む
日本語文法と国語文法と
日本語文法は日本語教育文法を基本にする。1980年代から日本語学の名称に日本語文法が分析される。
国語文法は国語教育の教科目で学習する国文学すなわち古典語の文法である。国語意識の淵源は古代歌謡の表記に見える。
日本語文法は歴史文法に手法を持つ。したがって国文法の口語文法を可能ならしめる分析は文語文法の理論にある。
日本語文法は現代語文法を追及するところに端を発し言語学の理 . . . 本文を読む
220612 日本語文法
文法はprescriptiveとdescriptive にある。規範と記述と、規則と例外である。
grammar ;system of rules and principles for speaking and writing a language
と辞書に見えるし、 written law となるとあらかじめの規則がいる。
規範は国語文法にあらわされている。記述 . . . 本文を読む