成人式の会場を後にする、体育館の階段を下りてくる若いような、若く見えるお母さんの叫びである。これで自由だ、とか言いながら、二人連れである。その何度も叫びたくなる気持ちを察しながら、実際には聞こえよがしに何度も叫んでいたのであるが、はて、どこかできいたような、ような、と、とんでもない連想をした。流行語になった、保育所落ちた!という叫びである、そのフレーズが思い浮かんだ。片や、待機児童で日本を相手に、かたや、わが手を離れる子に託す日本の未来である。そうかこうして流行語が生まれたんだと、その深刻なフレーズと、いかにも能天気に任務終了とばかりの叫びは、世代を共有するものになるかならないかであっても、共通する何かがあるようである。子育て終わった、日本終わった、とはならないが、それでいてまた、ニッポンシネでもない。
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