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文章論

2013-12-28 | 現代日本語百科2025
現代日本語文章論を考える。日本語文法と日本語文体をあわせた議論となる。文章と文法とは語法から、文章と文体は表現から考えることになる。日本語の言語現象をとらえると文の単位に文章のまとまりを単位として予測することになる。その文章は韻文、散文とする文体からその表現に語法句法を見ることになる。文章論は時枝学説で言語過程説をふまえた議論があった。入れ子型構造を拡大して文の構造より文章にも当てはめようとするものであった。その時枝学説が見ようとした文章は作品を単位に短詩形から物語り、記録された記述にも及び、広く文章をとらえている。その文章論は解釈文法に議論をして作品の分析になった。文章と文体は日本語の言語特徴として深くかかわりあう。文体は言語の表現様式と見られた。それには言語の影響にあっていまなお文章における文体の核となるものには漢語がある。たびたび文章経国の思想に触れる思いである。言語の文法、表現に文章を見て、日本語文章論を考えようとする。



デジタル大辞泉の解説
ぶんしょう‐ろん 〔ブンシヤウ‐〕 【文章論】
1 文章に関する論評。文章の主題・構成・文体などを論じるもの。
2 文法論において、文論・構文論・措辞(そじ)論・シンタックスなどの分野をさす語。品詞論に対していう。文章法。

大辞林 第三版の解説
ぶんしょうろん【文章論】
①文章に関する論。
②「 構文論② 」に同じ。
③文章① の性格・構造・機能・分類などを研究する学問分野。


世界大百科事典内の文章論の言及
【文法】より
…同じような性質をもつ単語を同じ〈品詞〉としてまとめる,いわゆる〈品詞分類〉は,どちらの分野にも関係する。なお,このほか,文が連結して一貫性のある文章をなす上でも相応のきまりがあるはずだとして,それらを明らかにしようとする〈文章論〉を,シンタクス・形態論とともに文法の一分野として唱える向きもあるが,この場合のきまりは,先の(1)~(3)とはかなり異質の,いわば傾向的なきまりにとどまるものであり,重要な研究課題ではあるものの,やはり文法とは呼び難い。
[広義の文法]
 以上に見てきた普通の意味での文法のほかに,意味(論)・音韻(論)の問題(あるいはそのうち一方)まで,またときには表記法の問題などまで含めた広い範囲のものを文法と呼ぶ立場や場合もあるので,注意を要する。…


日本国語大辞典
凡例
ぶんしょう‐ろん[ブンシャウ:] 【文章論】
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〔名〕

(1)文章の主題、構想、文体、表現、過程などに関する論。

*今の文壇と自然主義〔1907〕〈島村抱月〉「彼れは脚色論で此れは文章論である」

(2)文法論の一部門。文(センテンス)について、その類型・成分・種類や、その性格、機能、相互の接続などについて論ずる。構文論。シンタクス。

*日本文典〔1876〕〈中根淑〉上・文典大旨「文法の書、之を大別して四種となす、曰はく文字論、曰はく言語論、曰はく文章論、曰はく音調論」

*哲学階梯〔1887〕〈今井恒郎訳〉一・一五「文章なるものは数多の方法に於て複雑編成せらる。(文法学に於ける文章論を比較せよ)」


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