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日英語の論理

2015-05-01 | 日本語あれこれ百科
おおかれ少なかれ、というか、どちらにせよ、というか、言いもしなかったことに、ないものねだりは致し方ないが、批判はあるとして、はて、この記事は何を伝えようとしたのかと首をかしげる。

朝日デジタルから、首相演説、受け止めに差 米議員「感謝する」/中韓側「自賛だけ」 米上下両院合同会議 2015年5月1日05時00分 
この見出しのもとに、英語と日本語訳にニュアンスの違いがあるようなことを指摘する。14版総合3面。
www.asahi.com/articles/DA3S11732856.html


さらに、首相の米議会演説、評価は? 安保や歴史認識、日米の識者に聞く 2015年5月1日05時00分 14版総合4面 として、両論併記のようにもみえ、扱いの差が見えるようでもある。

記事に指摘する翻訳の違いを見ても、英文がもとで、日本語訳としているところをよく読むと、その受け止め方による識者たちの意見なのか、中韓の表現理解なのか、この記事の示すところ、決まったように謝罪と歴史認識への言及にあり、その有無だけを取り沙汰している。


記事の翻訳についての指摘

>安倍首相はワシントンの第2次世界大戦メモリアル(記念碑)の前に立った時の心情について「with deep repentance in my heart」と述べた。「repentance」は「悔い改め」「後悔」といった意味で、和訳でも「深い悔悟を胸に」とされた。

>戦後に再出発した日本の心境を説明した際は「deep remorse over the war」と表現した。日本語では「先の大戦に対する痛切な反省」と訳されている。「反省」は英訳が難しいが、「remorse」は定訳の一つ。一方、「remorse」は「良心のとがめ」や「自責」といった意味を含み、より踏み込んだ表現だとの指摘もある。

>歴代首相が表明してきた歴史認識については英語で「I will uphold the views expressed by the previous prime ministers」と語った。文字どおりなら「私は、歴代首相が表明した意見を維持する」だが、日本語では「思いは、歴代総理と全く変わるものではありません」と、微妙に異なった。


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