ファクターXは仮説である。その検証は提唱者の山中伸弥HPサイトではまだ実証されない。そして収束の現実に省みれば、ファクターXの反論や否定の意見がある。
島国説、風邪ウイルスの抗体とみえるし、感染率、死亡重体者の割合などから決して日本の状況は良いものではないという。データの取り方によって、ファクターXは存在しないと、ただ言い切る研究者もいる。たしかにデルタ型の流行には水際対策に意見が出された。いずれの状況にあっても日本国民の感染予防に対する努力が評価されないのはマスメディアの偏向報道による。それはいまも変わりがなくて、社会の事実に報道の真実と言わんばかりの悲観観測ばかりの2年であった。新聞の大義は日本国民の方に目が向いていないのである。
https://www.covid19-yamanaka.com/cont1/74.html
山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
従来型ウイルスから日本を守ったファクターX
>ファクターXの候補
・クラスター対策班や保健所職員等による献身的なクラスター対策(特に感染前の行動まで遡る後ろ向き調査)
・マラソンなど大規模イベント休止、休校要請により国民が早期(昨年2月後半)から危機感を共有し、自主的に感染対策を取ったこと
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・日本人の遺伝的要因
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響
・2020年1月までの、何らかのウイルス感染との交差免疫
などが考えられます。
しかし、イギリス型変異ウイルスには、ファクターX頼みでは太刀打ちでず、より強力な対策が必要となっています。
の報道の偏りにあって
https://diamond.jp/articles/-/272080?page=4
コロナ感染「ファクターX」を主張していた人たちが反省すべき現実
原田 泰:名古屋商科大学ビジネススクール教授
>では、なぜか高い成果を示したファクターXとは一体何だろうか。さまざまな人が指摘したことを挙げれば、握手&ハグ&キスの文化ではなくお辞儀文化だからだ、よく手を洗いうがいをするし、衛生観念が強いからだ、高温多湿の気候だからだ、日本語は英語のp、t、kなどのように息を強く吐き出す発音が少ないからだ、中国語では、さらにq、c、chの後に母音が来るとそういう発音になる、結核予防のBCG接種が効果を上げている、などといった説が流れた。
> そもそも、ニュージーランドやオーストラリアも、南米や南欧ほどではないが、握手&ハグ&キスの文化である。もちろん、英語を話す。台湾人も、p、t、kに加えてq、c、chで息を強く吐き出す。台湾と韓国はBCG接種をしているが、ニュージーランドとオーストラリアはしていない。
日本が劣等生ということは、これら4カ国はG7と比べての超優等生ということになる。
>島国であれば、感染者を入国させなければ、感染が広がることはない。台湾、ニュージーランド、オーストラリア、韓国、日本の順に入国規制が厳しかった。なお上図には、各国が入国禁止措置を取った日付も示している。
台湾は2020年2月6日に対中国の、3月19日に対世界の入国禁止措置を取ったのに対し、ニュージーランドが対中国、対世界への入国禁止措置を取ったのは3月19日、オーストラリアは3月20日、韓国は3月29日、日本は4月3日である。そして、この順と逆の順に感染者数が多い。
>これを認識していれば、もっと効果的な対策が取れたのではないだろうか。コロナ感染を抑えるのはコロナウイルスとの接触を避ければよいので、人との接触を避けるのが手段である。
もちろん、最初から台湾のように動けばよかったのだが、その後であっても、変異ウイルスを避けるために入国審査を厳しくすればよかった。
日本人・アジア人は新型コロナウイルスに強い?https://news.yahoo.co.jp › articles
2021/07/21 — ファクターX、その1つの可能性は「交差免疫」です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98d92ecbc53d86001cdcdf92c13c74dd2a5f28da?page=2
>ファクターXに関する仮説と考察
国別の100万人あたり死者数(出典:札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門)
ただこれだけ明らかな差が出ているなかで、やはり私は日本人あるいはアジア人における「ファクターX」すなわちCOVID-19の重症化を抑制する要因が何かしら存在する可能性を考えています。というのも、COVID-19による死亡者数を国ごとに見ていくと、ヨーロッパの国々やアメリカ、南アフリカでは100万人あたり1000人を超える死者数であるのに対し、アジアの国々(日本、韓国、中国)は100万人あたり150人以下と非常に少ないのです(2021年6月30日時点)。
ファクターX、その1つの可能性は「交差免疫」です。すなわち、新型コロナウイルスではないけれど何かそれに近いウイルスにかかった経験があり、それによりCOVID-19があまり重症化せずに済んでいるという可能性です。あるいは先のページでお話ししたように、何か新型コロナウイルスに似たものが私たちの自然免疫(生まれつき自然に備わっている免疫機構)を訓練してくれて、感染しにくい・重症化しにくい状況をつくり出している可能性があります。ただ、現時点ではそれが何かを明確にはいえないため、あくまで推測の域は超えられていません。
>風邪ウイルスの抗体との関連性
未曾有の感染症との闘いのなかで、ファクターXに関する種々の仮説が立てられました。たとえば初期の頃にいわれていたのが、風邪を引き起こす4種類のヒトコロナウイルス*(ヒトに日常的に感染するコロナウイルス)に対する抗体を日本人の半分以上が持っており、それが交差免疫をもたらしているという考え方です。
ヒトコロナウイルス*に関してはさまざまな研究が行われています。その中には、成人を対象にした研究でヒトコロナウイルスに対する抗体の有無がCOVID-19の死亡率の低さに関係していることを示すデータがあります。しかし一方で、子どもを対象にした研究では、ヒトコロナウイルスの抗体と重症化にはあまり関連性がないというデータが示されました。現時点ではどちらが正しいのか結論は出ていません。
*ヒトコロナウイルス:HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1の4種類。風邪の10~15%(流行期35%)はこれら4種のヒトコロナウイルスが原因といわれる。