語彙論は国語学の研究によって、ある成果を出している。計量言語の手法である。国語学と日本語学を区分して、日本語学では語彙論に相応じるのは意味論である。言語研究の文法、音声はそれぞれに文法論、音声科学としてその分野を言語学として持つが、そこに意味の分野は20世紀になって、とくに哲学、論理学、心理学のアプローチでさかんになってきたから、言語の意味研究は何をスタートにするか。とらえられなければならない。語彙論にも言語学での議論はあるが要素分析における語彙の見方は意味論に通じるものとなったのでその分野をいわば重ね合わせることになる。
そこで、日本語学の語彙を、国語の語彙論の成果に照らしてまずは見ることになる。
日本語学の分野 文法論 音声科学 音韻論 意味論
国語学の分野 文法 音声 音韻 語彙
日本語教育の分野 文法・文体 音声・音韻 語彙・意味
語彙論での専門用語
語と語彙
基本語彙 語学教育基本語彙 日本語教育基本語彙
基礎語彙 基礎語 英語基礎語彙
学習語彙 日本語能力試験級別語彙 N1語彙
専門語彙
語彙調査 語彙量 語項目 異なり語 述べ語 頻度順
語種
語誌 語史
語と意味
語彙論
語彙論を話す。語と語彙の違い、単語と語集合の議論となる。語は単語になると、ひとつの形態を見る。語と形態のレベルがあるのは文法論であるから、語論に対して、形態論があるわけではない。語......
語彙論
2017-09-27 23:32:02 | 語彙論
語彙論を話す。語と語彙の違い、単語と語集合の議論となる。語は単語になると、ひとつの形態を見る。語と形態のレベルがあるのは文法論であるから、語論に対して、形態論があるわけではない。語論似合ったのは語構成論である。語の単位を文法的に見るか、意味的に見るか、それは形式と内容の対応である。意味記述は語について行われてきているから、その意味の変遷をとらえると、語の論として歴史を見る、つまり、語誌になる。この語誌も語史というふうに表記する場合があって、語史における語彙のとらえ方で、語彙史と呼ぶ研究領域が先行した。語は形式に音声を基準とするので、文字に基準をおき漢字を語の議論にする、つまりは言葉の論議である、日本語の漢字表記、仮名表記の語のとらえ方をふつうにしてきている。
語彙論
2016-10-07 08:02:00 | 語彙論
語彙を定義して、説明すると、
>単語の集まり。一言語の有する単語の総体、ある人の有する単語の総体、ある作品に用いられた単語の総体、ある領域で、またはある観点から類集された単語の総体など。単語を集合として見たもの。
日本国語大辞典
というふうになる。語の複数を捉えて、集合とした。その考え方が語彙論として展開する。語の集合には、体系をもって集合する場合がある。その体系を意味の分類によるとすれば、それは古来行われてきた語の分類体辞書がある。類義を集める類語の集合とする捉え方もできる。その語の集まりに対して、語のまとまりということができる。何をもって集まるか、何をもってまとまりとしうるか、それが議論となり、その結果が語彙の論としてある。
語彙の論 1
2014-09-05 11:26:44 | 語と語彙
語と語彙 1
2014-08-21 12:40:44 | 語と語彙
日本語語彙論 語彙
2013-10-04 22:46:48 | 語と語彙
日本語語彙論
2013-07-24 08:32:03 | 語と語彙