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日本の状態

2017-08-06 | ほんとうのところは


言霊の国として言語で民族をあわせてきた、それを万葉時代のアンソロジーにみるし、その詞華集は、文学でも劇詩にあたると思っている。そこには歴史の始まりから、それには伝承時代のことに過ぎないとわかるのだけれども、そこに400有余年の思いがあって、次の時代への国づくりがあったのである。都を遷して日本国を形成しようとするのは、文学にも映して勅撰事業を行うのは民族へのことばの想像であった。文芸は物語を編み出して、そこには、あからさまな歴史が見え隠れする。軍記物にも、随筆日記にも、漢文だけではない仮名文字の営為は日本民族を発展させるものであった。それは紛れもない1300年超の都であるから、東京に遷都してもなお、そこではひとたび国風繁栄となる、漢風賛美に続く文化の長い歴史が、シフト転換を起こした洋風文化の影響に国の再生を図ってきたのである。日本の状態がどうかと言えば、そこには、日本民族にもデモクラシーの運動があって、市民革命こそは起こらなかったのであるが、民主主義への歩みに、自由経済のなかに日本経済が加えられて、いまその事由があらたに波動を起こし始めている。

事由はもともとに、一つの体制に組み込まれた人々によるべき思想が70年の熟成を得たのである。となると、実りのために、つぎはどうなるか。君主に従って新時代を経験した人たちには、一方で、日本民族が奉じてきたものを反体制として結束を始めたのが2017年である、その国論2分は4分裂の状態にある。2分、2分して、細胞分裂のようになってきたのは、米国を同盟としている、平和憲法を変えない、という、この2分には、もともと民族の合成があったのかもしれないが、かたや、共和を望むべく市民思想を掲げる、そこに外国勢力との民族を考える、という状態である。



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