未完成品が未熟を超えて

高校野球を愛し、
未完成品が未熟を超えて　人々に夢や感動を与える　
と詩に書いたのは作詞家の故　阿久悠さんだった。20130817　天声人語　

少し前の記事で、次を引用しよう。これはわたしの贔屓のコラムなんだが、さて…
＞中日新聞記事、家族のこと話そう　国際コラムニスト　加藤嘉一さん　2013年8月18日
　父は伊豆・函南（かんなみ）町の農家の出身。―中略―　父が借金を背負い、中高時代は、貧しく厳しい生活でした。スーパーの試食売り場で飢えをしのぐことも。食卓には安い割に腹持ちのいい、豚肉、卵、ジャガイモの料理が日々並んでいました。家でご飯を食べていたら「出ていけ」と取り立て屋が来ました。何度も夜逃げし、すべての住所を覚えていないぐらい。頼りない父親に代わり、取り立て屋の応対もして、それなりに打たれ強くなりました。

という件があって、加藤さんは問題を抱えた様子がうかがえる。この父を語るところだけでは、家族のことを話そう　の半面でしかないが、マスコミの寵児になる経歴を誇る、

＞1984年、静岡県生まれ、2005年、中国で反日デモが起きた際、両国どちらか一方に非があるわけではないという趣旨の発言をし、日中問題のコメンテーターとして一躍有名に、現在、米ハーバード大アジアセンター研究員。

とある、その一面をコラムで伝えようとする。

高校卒業後に北京大学に留学してその間にどうも中国側よりの日本人コメンテーターとして中国に利用されかけた節があって、それは卒業後の活躍を一気に暗転させたようでもある。週刊誌に騒がれたその学歴にも満たない東京大学受験云々の話をはじめ、いくつかの中国国内での発言が尾を引いているようである。

このコラムで生い立ちを語ったことは、それを正そうとする扱いで、中国を追い出されたか、おいでてきたか、中日春秋は滞在を続ければ命を狙われただろうとまで書かれて、2003年からか、およそ10年間の中国で一番有名な日本人ともてはやされた内情が明らかになるか、どうかである。中国に取り込まれていたかと、下衆の勘繰りは絶えないところだろう。

第10回：なぜ北京の地下鉄は何処へ行くにも2元なのか？
http://diamond.jp/articles/-/40104　　　　加藤さんのレポート、これをよんでみるといい。