語彙単位を問う。語彙の単位と読むと、語彙の論をどう見るか、ふたつの考えがある。語彙論で語彙を語の集合と見れば、語彙単位はそのまとまりを単位とする。語彙論で語彙項目にしてとらえると、その単位をとれば、語の項目となり、語彙単位を語単位と理解することになる。したがって、語彙単位を説明する場合に、語の集合を単位とする、語の一つの単位をとらえる、この二つを分けて言うことになる。従来の語彙の見方は語であって、語構成、語の文法単位、語を最小単位と見る。語彙単位を見ると、それは語彙の定義のもとに、そのいくつかを例に挙げることになる。そしてその語彙単位に見る特徴を議論する。対照語彙論という議論を起こせば、対象となる語彙の共通性をまずどう見るかということになるが、かなり困難なことである。基幹語彙の見方は、その対照語彙を取り込んで計算処理をしようとする。一方で語単位すなわち語の単位を文法単位体に準じれ見る場合には、その文法の捉える範囲で論じることになる。語が文法の最小単位とするか、そこに形態論を入れて、語をさらに分解して形態素を最小の意味の単位とすることができるので、形態論を見て形態素を取り決めることが必要である。最小単位に語があり、形態素があるということは論理の矛盾を起こしたままのことになる。
語彙単位を問う。語彙の単位と読むと、語彙の論をどう見るか、ふたつの考えがある。語彙論で語彙を語の集合と見れば、語彙単位はそのまとまりを単位とする。語彙論で語彙項目にしてとらえると、その単位をとれば、語の項目となり、語彙単位を語単位と理解することになる。したがって、語彙単位を説明する場合に、語の集合を単位とする、語の一つの単位をとらえる、この二つを分けて言うことになる。従来の語彙の見方は語であって、語構成、語の文法単位、語を最小単位と見る。語彙単位を見ると、それは語彙の定義のもとに、そのいくつかを例に挙げることになる。そしてその語彙単位に見る特徴を議論する。対照語彙論という議論を起こせば、対象となる語彙の共通性をまずどう見るかということになるが、かなり困難なことである。基幹語彙の見方は、その対照語彙を取り込んで計算処理をしようとする。一方で語単位すなわち語の単位を文法単位体に準じれ見る場合には、その文法の捉える範囲で論じることになる。語が文法の最小単位とするか、そこに形態論を入れて、語をさらに分解して形態素を最小の意味の単位とすることができるので、形態論を見て形態素を取り決めることが必要である。最小単位に語があり、形態素があるということは論理の矛盾を起こしたままのことになる。