まこと
まこと 真字を当てて 真事、まこと か。ことは事、言でもあるから、ま言 ともなる。文字を、誠 とあてて、信なり、と訓する、と、字通に解説する。誠信、誠実をいう、言は神に対する誓約、である。字義に、
>まこと、まことにする、神にちかう。 まごころ、純粋な心。 つつしむ、つまびらかにする。
日本国語大辞典に、次の用例がある。
>人に対して誠実で欺かないこと。偽りのない心。まごころ。真情。誠意。
*書紀〔720〕推古一二年四月(図書寮本訓)「信(マコト)は是れ義(ことわり)の本なり。事毎に信有るべし」
この例では、五常の信と義とをあげる。また、これにつき、17条の憲法に、
>九に曰はく、信は是れ義の本なり。事毎(ごと)に信有れ。若し善悪成敗、要は信に在り。君臣共に信あるときは何事か成らざらむ。
と見える。
同訓異字に、まこと【真・実・誠・信・允・良・忠・洵・恂・惇・款・諒・諦】があり、
>
【真】(シン)まじりけがなくほんもの。まちがいなくほんとう。「真意」「真実」「真相」「正真」《古まこと・さね》
【実】(ジツ)中身がしっかりとみちていること。内容がたしかであること。「実状」「実権」「実兄」「忠実」《古まこと・まさ・さね・みつ・みのる》
【誠】(セイ)うそいつわりがない心。心に作ったところがまったくないこと。ありのまま。「誠意」「誠実」「忠誠」「赤誠」《古まこと・さね・もつはら》
【信】(シン)人の言葉と心や行動がしっかりと一致していること。言葉や行動にうそいつわりがないこと。「信義」「信実」「信賞必罰」「忠信」《古まこと・さね・きはむ》
などを解説する。
まこと 真字を当てて 真事、まこと か。ことは事、言でもあるから、ま言 ともなる。文字を、誠 とあてて、信なり、と訓する、と、字通に解説する。誠信、誠実をいう、言は神に対する誓約、である。字義に、
>まこと、まことにする、神にちかう。 まごころ、純粋な心。 つつしむ、つまびらかにする。
日本国語大辞典に、次の用例がある。
>人に対して誠実で欺かないこと。偽りのない心。まごころ。真情。誠意。
*書紀〔720〕推古一二年四月(図書寮本訓)「信(マコト)は是れ義(ことわり)の本なり。事毎に信有るべし」
この例では、五常の信と義とをあげる。また、これにつき、17条の憲法に、
>九に曰はく、信は是れ義の本なり。事毎(ごと)に信有れ。若し善悪成敗、要は信に在り。君臣共に信あるときは何事か成らざらむ。
と見える。
同訓異字に、まこと【真・実・誠・信・允・良・忠・洵・恂・惇・款・諒・諦】があり、
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【真】(シン)まじりけがなくほんもの。まちがいなくほんとう。「真意」「真実」「真相」「正真」《古まこと・さね》
【実】(ジツ)中身がしっかりとみちていること。内容がたしかであること。「実状」「実権」「実兄」「忠実」《古まこと・まさ・さね・みつ・みのる》
【誠】(セイ)うそいつわりがない心。心に作ったところがまったくないこと。ありのまま。「誠意」「誠実」「忠誠」「赤誠」《古まこと・さね・もつはら》
【信】(シン)人の言葉と心や行動がしっかりと一致していること。言葉や行動にうそいつわりがないこと。「信義」「信実」「信賞必罰」「忠信」《古まこと・さね・きはむ》
などを解説する。