老婆心という。老婆心切、また、老婆徹悃ともいう。老婆心切、 慈悲徹悃である。これに対して、冷暖自知という。老婆心ながら申しますと、などとする、挨拶の決まり文句が、謙辞のようにとらえられるが、実はそうではない。かといって、丁寧に教えを説くのも、好まれたわけではないようである。老婆禅と言うことがある。老婆が子を導くのは悪いものではないし、そのように育った子はまたしっかり者である。
親切が心切であり、懇切である。懇切丁寧にありたいものである。
物外和尚逸伝 武 芸 - 世音寺・済法寺(広島県尾道市)
www.soto-shu.com/saihouji/ituden/ituden.php?id=10
>藩士等は別に怒りも発せず、只「有難し、有難し。」と云って合掌をなし、師が慈悲心の老婆徹悃(ろうばてっこん)なるを悟り、何れも心中の我慢(仏語。我に執着し、我をよりどころとする心から、自分を偉いと思っておごり、他を侮ること。)を知り、心地快活なることを得たとある。
老婆心切 - 日本診療情報管理学会
www.jhim.jp/shinkan/pdf/2016/06.pdf
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「老婆心」は、「必要以上に世話をやこうとする押しつけがましいお節介」の表現であるが、禅の
師匠が懇切丁寧に徹底的に弟子を導く「老婆心切」に由来する。
参禅の道標(みちしるべ)、碧巌録(1125 年)第七十則、従容禄(1223 年)第八十六則等には、
今年大遠諱 1150 年にあたる臨済義玄禅師が、黄檗機運禅師の老婆心切により悟る因縁「黄檗、恁
麼(いんもに)老婆、儞(なんじが)為に、徹困(困は、悃(まごころ))なるを得たり」(黄檗さ
んは、親切極まりないではないか。君のために、ひたすら心がこもっている)が縷々示されている。
道元禅師は、弟子の育成にとりわけ「老婆心」をもって当たるよう、「慈悲心 老婆心にて 教訓
誘引すべし」と、繰り返し繰り返し諭したことが伝えられている。
第五 地一声の事 - 少林窟道場
shorinkutsu.com/second/_userdata/symphony.htm
>謙は此の時、時節到来したのじゃ。寂然として照著すとはここじゃ。此の言われぬ所に禅の妙味があるのじゃ。是を冷暖自知と言うのじゃ。ここらで山上猶有山ことが解るだろう。
ろうばしん-せつ【老婆心切】の意味 新明解四字熟語辞典
老女が子や孫をよくいつくしむ意。慈愛の心が深く厚いこと。また、必要以上に世話を焼くこと。▽もと仏教語。「老婆心」は老婆が子や孫をいつくしむ心。親切心。「切」はしきりにの意。
老婆心切の出典
『碧巌録へきがんろく』
老婆心切の句例
◎老婆心切から忠告する
老婆心切の用例
そうしてお前さんに会うて話と謂いうは、決して身勝手な事を言いに来たじゃない、やはり其方そちらの身の上に就いて善かれと計はからいたい老婆心切。<尾崎紅葉・金色夜叉>
親切が心切であり、懇切である。懇切丁寧にありたいものである。
物外和尚逸伝 武 芸 - 世音寺・済法寺(広島県尾道市)
www.soto-shu.com/saihouji/ituden/ituden.php?id=10
>藩士等は別に怒りも発せず、只「有難し、有難し。」と云って合掌をなし、師が慈悲心の老婆徹悃(ろうばてっこん)なるを悟り、何れも心中の我慢(仏語。我に執着し、我をよりどころとする心から、自分を偉いと思っておごり、他を侮ること。)を知り、心地快活なることを得たとある。
老婆心切 - 日本診療情報管理学会
www.jhim.jp/shinkan/pdf/2016/06.pdf
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「老婆心」は、「必要以上に世話をやこうとする押しつけがましいお節介」の表現であるが、禅の
師匠が懇切丁寧に徹底的に弟子を導く「老婆心切」に由来する。
参禅の道標(みちしるべ)、碧巌録(1125 年)第七十則、従容禄(1223 年)第八十六則等には、
今年大遠諱 1150 年にあたる臨済義玄禅師が、黄檗機運禅師の老婆心切により悟る因縁「黄檗、恁
麼(いんもに)老婆、儞(なんじが)為に、徹困(困は、悃(まごころ))なるを得たり」(黄檗さ
んは、親切極まりないではないか。君のために、ひたすら心がこもっている)が縷々示されている。
道元禅師は、弟子の育成にとりわけ「老婆心」をもって当たるよう、「慈悲心 老婆心にて 教訓
誘引すべし」と、繰り返し繰り返し諭したことが伝えられている。
第五 地一声の事 - 少林窟道場
shorinkutsu.com/second/_userdata/symphony.htm
>謙は此の時、時節到来したのじゃ。寂然として照著すとはここじゃ。此の言われぬ所に禅の妙味があるのじゃ。是を冷暖自知と言うのじゃ。ここらで山上猶有山ことが解るだろう。
ろうばしん-せつ【老婆心切】の意味 新明解四字熟語辞典
老女が子や孫をよくいつくしむ意。慈愛の心が深く厚いこと。また、必要以上に世話を焼くこと。▽もと仏教語。「老婆心」は老婆が子や孫をいつくしむ心。親切心。「切」はしきりにの意。
老婆心切の出典
『碧巌録へきがんろく』
老婆心切の句例
◎老婆心切から忠告する
老婆心切の用例
そうしてお前さんに会うて話と謂いうは、決して身勝手な事を言いに来たじゃない、やはり其方そちらの身の上に就いて善かれと計はからいたい老婆心切。<尾崎紅葉・金色夜叉>