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忖度しない

2018-09-17 | まさごと

忖度は、思いやりとフリガナをつけて理解される、尾崎紅葉が小説のルビにしています。中国古典の漢籍からは詩経と孟子に引用例があり、朱子学に議論があったところ、忖度社会となりました。その解釈が御用学問としてどうであったか、迎合するととらえられました。戦争権力が強大になっていくころです。忖度の構造が見える化したモリカケ議論はメディアの日本政治への攻撃でしたが、くしくも平成の時代にあらわれ、流行語となりました。そのきっかけは、中国の古典解釈をすることなく社会学者が断じてしまったことが影響していると考えます。忖度の論理という、まったくありがたくない分析をしました。結果、忖度バカはとどまることなく、空気、察し、さきまわりした相手の立場と、人間関係のとらえどころのないものになりました。その根本にあるのは、思いやりをしなくなった社会の流行現象にあります。




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