日本語文法の複文を考える。
複文をどうとらえるか、文のとらえ方が翻訳文法の論理であれば、その考え方を明らかにしなければ、文の構造を捉えることができない。
文章は、文と複文の連続で成り立っている。
複文を、コトバンクによる、その辞書義によれば、文を構造上から分類した場合の一、または、構造上からみた文の種類の一である。
さらに、主語と述語からなる文でさらにその構成部分に主語・述語の関係が認められるもの、また、主語・述語の関係が成り立っている文で、さらにその構成部分に主語・述語の関係がみられるもの、となる。
単文、重文、複文の対である。
単文、simple sentence 、等位節を含む文を重文 compound sentence、主節・従属節を含む文を複文complex sentence ということがある。
その単位文のとらえ方は主語と述語の関係を分析する。
よく知られているように、主語を規定するかどうかが、日本語文法の考え方を分ける。
主語必須成分の考えは行われない、あるいは学校文法では省略されることのある文の要素として説明されるが、また一方で、主語を主語としない、補語のとらえ方が研究者の間で文法論として展開されている。
すると、日本語文章における、日本語文法の文の構造は、主語をどう見るか、その主語による複文の分析だけでこと足り得るか、その議論でわかれることになる。
複文
complex sentence
この場合の「複文」の意味
a sentence composed of at least one main clause and one subordinate clause
少なくとも1つの主節と1つの従属から成る文
言語の文法規則を満たす一連の語
a string of words satisfying the grammatical rules of a language
完結文, センテンス, 一文, 文章, 文
sentence
この場合の「完結文, センテンス, 一文, 文章, 文」の意味
a string of words satisfying the grammatical rules of a language
言語の文法規則を満たす一連の語
「言語の文法規則を満たす一連の語」の意味で使われる「完結文, センテンス, 一文, 文章, 文」の例文
he always spoke in grammatical sentences
彼は、常に文法上の文で話した
下位語
単文, 複文, 重文, 平叙文, 問い, クエスチョン, 問, 疑問文, 問掛け, 質問, 問掛, 問いかけ, 問い掛け
被構成要素
節, クローズ
[PDF]複文構造から見た接続表現の分類について - 文教大学
www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/kiyo/lit/l1502/l150202.pdf
長谷川守寿 著 - 関連記事
係を明示する複文規則の記述を、複文解析システムを用いて行った。 その結果165個の規則が得られ、全体の解析では約87%の精度で正. しい結果が得られ、解析対象を変更した解析で規則の有効性が検証. された。また複文規則から、従来の研究の枠組み ...
尾上圭介(1999a)「南モデルの内部構造」『月刊言語』28-11 大修館書店
尾上圭介(1999b)「南モデルの学史的意義」『月刊言語』28-12 大修館書店
有田節子(1993)「日本語条件文研究の変遷」益岡隆志編『日本語の条件表』くろし
お出版
黒橋禎夫・長尾眞(1992)「長い日本語文における並列構造の推定」情報処理学会論
文誌 33-8
国立国語研究所(1951)『現代語の助詞・助動詞―用例と実例―』秀英出版
白井諭・横尾昭男・池原悟・木村淳子・小見佳恵(1994)「日本語従属節の依存構造に着
目した係り受け解析」日本語処理 102-9
白井諭・池原悟・横尾昭男・木村淳子(1995)「階層的認識構造に着目した日本語従属
節間の係り受け解析の方法とその精度」情報処理学会論文誌 136-10
鈴木義和(1993)「ナラ条件文の意味」益岡隆志編『日本語の条件表現』くろしお出
版
高橋博之・宮崎正弘(1999)「規則と用例を用いた構文意味融合型日本語構文解析」
情報処理学会誌自然言語処理研究会 132-11
田窪行則(1987)「統語構造と文脈情報」『日本語学』6-5
蓮沼昭子(1993)「「たら」と「と」の事実的用法をめぐって」益岡隆志編『日本語
の条件表現』くろしお出版
長谷川守寿(1999)「従属節の係り受け構造の形式化」筑波大学留学生センター『日
本語教育論集』14
益岡隆志(1997)『複文』くろしお出版
南不二男(1974)『現代日本語の構造』大修館書店
南不二男(1993)『現代日本語文法の輪郭』大修館書店
日本語の複文 - 条件文と原因・理由文の記述的研究 - くろしお出版
www.9640.jp/xoops/modules/bmc/detail.php?book_id=4308&prev...
2009/03/10 - 現代日本語における副詞的修飾節を持つ複文のうち、従来、条件文、原因・理由文などを主対象に、これらの文が相互にどのような関係にあるかを考察し、それをもとに、具体的な複文接続辞の用法について網羅的記述を試みた。
[PDF]現代日本語の条件を表わす複文の研究 —ト条件節とタラ条件節 ...
gensha.hit-u.ac.jp/research/theses/113a.pdf
宮部真由美 著
博士論文要旨. 1. 【要旨】. 現代日本語の条件を表わす複文の研究. —ト条件節とタラ条件節を中心に—. 宮部 真由美. この論文は,条件節を従属節とする従属複文のうち,ト条件節の従属複文とタラ条件節. の従属複文について論じたものである。条件節を従属 ...
再論 中国語の複文について
www.kansai-u.ac.jp/fl/publication/pdf_education/08/05_Torii.pdf
鳥井克之 著 - 引用元 1 - 関連記事
十数年前に中国語における「複文」について学説史的考察を行った論文を書き、学術雑誌に. 発表した後、拙著『中国文法学説史』の「第2部 基本的文法範疇研究の変遷過程の考察 第. 7章 複文(複句)」として収録した。その内容は「1.はじめに 2.複文に関
日文中訳における複文の翻訳
repo.beppu-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?file_id=647
人は, 母国語の文章を読む時, その中の文が単文かそれと も複文かをあま り意識する必要はない。 というのは, 一単~文であれ) 複文であれ) それら .... 関わり合うか, を分析することは複文研究上極めて重要である。 ー, 複文の階層/複合句的層沈. 多く の日本語 ..
複文の研究 (上) ペーパーバック – 1995/6/26
仁田 義雄
ペーパーバック: 263ページ
出版社: くろしお出版 (1995/6/26)
言語: 日本語
ISBN-10: 4874241042
ISBN-13: 978-4874241042
発売日: 1995/6/26
複文構文の意味の研究 | 国立国語研究所
https://www.ninjal.ac.jp/research/project/b/complexsentence/
複文の研究は単文の研究と談話テクストの研究をつなぐ重要な位置にあるが,日本語研究の現状においては,単文研究に比べ複文研究の進展は十分なものとは言いがたい。日本語の複文研究は個別的な研究に偏りがちな傾向にあり,複文全体を視野に入れ ...
>
複文の研究は単文の研究と談話テクストの研究をつなぐ重要な位置にあるが,日本語研究の現状においては,単文研究に比べ複文研究の進展は十分なものとは言いがたい。日本語の複文研究は個別的な研究に偏りがちな傾向にあり,複文全体を視野に入れた研究モデルや研究アプローチに乏しい。本共同研究の目的は,単文研究に比べより多くの課題が残されている複文研究の推進に資することである。
本共同研究では,具体的な形 (構造) を有する構文とその意味の結びつきを考察することにより複文研究を進めていきたい。複文構文は連用複文構文と連体複文構文に大別できるが,本研究では,これら2種の複文構文を共に視野に入れ,複文構文の意味を総合的・包括的に考察することを目指す。また,その考察にあたっては,近年大きな進展を見せている対照言語学・言語類型論やコーパス言語学の観点・手法を重視する。
複文に関する研究文献リスト 2011年10月31日更新 リンクなし
複文に関する研究文献情報の検索ツール 2013年1月29日更新 リンクなし
日本語複文構文の研究
益岡隆志・大島資生・橋本修・堀江薫・前田直子・丸山岳彦編
2014年1月刊行
>
本書は、国立国語研究所の共同研究プロジェクト「複文構文の意味の研究」の成果報告書として刊行する。日本語の複文の総合的な研究をめざす本書は、「連用複文・連体複文編」、「文法史編」、「コーパス言語学・語用論編」、「言語類型論・対照言語学編」の4部で構成される全24編の論文に加え、各部に研究動向や今後の課題を記した解説文を掲載する。執筆者:天野みどり、坪本篤朗、松木正恵、前田直子、高橋美奈子、大島資生、橋本修、井島正博、高山善行、宮地朝子、岩田美穂、福嶋健伸、丸山岳彦、蓮沼昭子、長辻幸、加藤重広、益岡隆志、松本善子、下地早智子、米田信子、堀江薫、金廷、大堀壽夫、江口正
目次
第1部 連用複文・連体複文編
連用修飾節・連体修飾節構造に関する研究の動向と課題
前田直子・大島資生
接続助詞的な「のが」の節の文
天野みどり
いわゆる主要部内在型関係節の形式と意味と語用論 — その成立条件を再考する
坪本篤朗
連体修飾節における底名詞の性質と名詞性接続成分 — 連体複文構文と連用複文構文の接点を求めて
松木正恵
現代日本語における「〜とも」の意味・用法— 「〜ても」と比較して
前田直子
主節の名詞句と関係づけられる従属節のタイプ
江口正
時を表す名詞を主名詞とする名詞修飾表現について — 「ある日」を主名詞とする表現
高橋美奈子
外の関係の連体修飾節におけるテンスについて
大島資生
第2部 文法史編
文法史に関する複文研究の動向と課題
橋本修
上代・中古資料における非制限的連体修飾節の用法バリエーション
橋本修
上代・中古語の推量表現の表現原理
井島正博
条件表現とモダリティ表現の接点 — 「む」の仮定用法をめぐって
高山善行
名詞の形式化・文法化と複文構成 — ダケの史的展開にみる
宮地朝子
例示並列形式としてのトカの史的変遷
岩田美穂
従属節において意志・推量形式が減少したのはなぜか — 近代日本語の変遷をムード優位言語からテンス優位言語への類型論的変化として捉える
福嶋健伸
第3部 コーパス言語学・語用論編
コーパス言語学・語用論の観点から見た日本語複文研究の動向と課題
丸山岳彦
現代日本語の連用節とモダリティ形式の分布 — BCCWJ に基づく分析
丸山岳彦
副詞「せっかく」による構文と意味の統制 — コーパスにおける使用実態の観察を通して
蓮沼昭子
日本語の等位的節接続構造 — 発話解釈と推論処理単位
長辻幸
日本語の語用特性と複文の単文化
加藤重広
日本語の中立形接続とテ形接続の競合と共存
益岡隆志
第4部 言語類型論・対照言語学編
言語類型論・対照言語学の観点から見た日本語複文研究の動向と課題
堀江薫
日本語の名詞修飾節構文 — 他言語との対照を含めて
松本善子
中国語の連体修飾節の構造と意味 — いわゆる「内容節」を中心に
下地早智子
バントゥ諸語における名詞修飾節の形式と意味
米田信子
従属句の階層を再考する — 南モデルの概念的基盤
大堀壽夫
主節と従属節の相互機能拡張現象と通言語的非対称性
堀江薫
韓国語の引用修飾節の主節化
金廷
複文をどうとらえるか、文のとらえ方が翻訳文法の論理であれば、その考え方を明らかにしなければ、文の構造を捉えることができない。
文章は、文と複文の連続で成り立っている。
複文を、コトバンクによる、その辞書義によれば、文を構造上から分類した場合の一、または、構造上からみた文の種類の一である。
さらに、主語と述語からなる文でさらにその構成部分に主語・述語の関係が認められるもの、また、主語・述語の関係が成り立っている文で、さらにその構成部分に主語・述語の関係がみられるもの、となる。
単文、重文、複文の対である。
単文、simple sentence 、等位節を含む文を重文 compound sentence、主節・従属節を含む文を複文complex sentence ということがある。
その単位文のとらえ方は主語と述語の関係を分析する。
よく知られているように、主語を規定するかどうかが、日本語文法の考え方を分ける。
主語必須成分の考えは行われない、あるいは学校文法では省略されることのある文の要素として説明されるが、また一方で、主語を主語としない、補語のとらえ方が研究者の間で文法論として展開されている。
すると、日本語文章における、日本語文法の文の構造は、主語をどう見るか、その主語による複文の分析だけでこと足り得るか、その議論でわかれることになる。
複文
complex sentence
この場合の「複文」の意味
a sentence composed of at least one main clause and one subordinate clause
少なくとも1つの主節と1つの従属から成る文
言語の文法規則を満たす一連の語
a string of words satisfying the grammatical rules of a language
完結文, センテンス, 一文, 文章, 文
sentence
この場合の「完結文, センテンス, 一文, 文章, 文」の意味
a string of words satisfying the grammatical rules of a language
言語の文法規則を満たす一連の語
「言語の文法規則を満たす一連の語」の意味で使われる「完結文, センテンス, 一文, 文章, 文」の例文
he always spoke in grammatical sentences
彼は、常に文法上の文で話した
下位語
単文, 複文, 重文, 平叙文, 問い, クエスチョン, 問, 疑問文, 問掛け, 質問, 問掛, 問いかけ, 問い掛け
被構成要素
節, クローズ
[PDF]複文構造から見た接続表現の分類について - 文教大学
www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/kiyo/lit/l1502/l150202.pdf
長谷川守寿 著 - 関連記事
係を明示する複文規則の記述を、複文解析システムを用いて行った。 その結果165個の規則が得られ、全体の解析では約87%の精度で正. しい結果が得られ、解析対象を変更した解析で規則の有効性が検証. された。また複文規則から、従来の研究の枠組み ...
尾上圭介(1999a)「南モデルの内部構造」『月刊言語』28-11 大修館書店
尾上圭介(1999b)「南モデルの学史的意義」『月刊言語』28-12 大修館書店
有田節子(1993)「日本語条件文研究の変遷」益岡隆志編『日本語の条件表』くろし
お出版
黒橋禎夫・長尾眞(1992)「長い日本語文における並列構造の推定」情報処理学会論
文誌 33-8
国立国語研究所(1951)『現代語の助詞・助動詞―用例と実例―』秀英出版
白井諭・横尾昭男・池原悟・木村淳子・小見佳恵(1994)「日本語従属節の依存構造に着
目した係り受け解析」日本語処理 102-9
白井諭・池原悟・横尾昭男・木村淳子(1995)「階層的認識構造に着目した日本語従属
節間の係り受け解析の方法とその精度」情報処理学会論文誌 136-10
鈴木義和(1993)「ナラ条件文の意味」益岡隆志編『日本語の条件表現』くろしお出
版
高橋博之・宮崎正弘(1999)「規則と用例を用いた構文意味融合型日本語構文解析」
情報処理学会誌自然言語処理研究会 132-11
田窪行則(1987)「統語構造と文脈情報」『日本語学』6-5
蓮沼昭子(1993)「「たら」と「と」の事実的用法をめぐって」益岡隆志編『日本語
の条件表現』くろしお出版
長谷川守寿(1999)「従属節の係り受け構造の形式化」筑波大学留学生センター『日
本語教育論集』14
益岡隆志(1997)『複文』くろしお出版
南不二男(1974)『現代日本語の構造』大修館書店
南不二男(1993)『現代日本語文法の輪郭』大修館書店
日本語の複文 - 条件文と原因・理由文の記述的研究 - くろしお出版
www.9640.jp/xoops/modules/bmc/detail.php?book_id=4308&prev...
2009/03/10 - 現代日本語における副詞的修飾節を持つ複文のうち、従来、条件文、原因・理由文などを主対象に、これらの文が相互にどのような関係にあるかを考察し、それをもとに、具体的な複文接続辞の用法について網羅的記述を試みた。
[PDF]現代日本語の条件を表わす複文の研究 —ト条件節とタラ条件節 ...
gensha.hit-u.ac.jp/research/theses/113a.pdf
宮部真由美 著
博士論文要旨. 1. 【要旨】. 現代日本語の条件を表わす複文の研究. —ト条件節とタラ条件節を中心に—. 宮部 真由美. この論文は,条件節を従属節とする従属複文のうち,ト条件節の従属複文とタラ条件節. の従属複文について論じたものである。条件節を従属 ...
再論 中国語の複文について
www.kansai-u.ac.jp/fl/publication/pdf_education/08/05_Torii.pdf
鳥井克之 著 - 引用元 1 - 関連記事
十数年前に中国語における「複文」について学説史的考察を行った論文を書き、学術雑誌に. 発表した後、拙著『中国文法学説史』の「第2部 基本的文法範疇研究の変遷過程の考察 第. 7章 複文(複句)」として収録した。その内容は「1.はじめに 2.複文に関
日文中訳における複文の翻訳
repo.beppu-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?file_id=647
人は, 母国語の文章を読む時, その中の文が単文かそれと も複文かをあま り意識する必要はない。 というのは, 一単~文であれ) 複文であれ) それら .... 関わり合うか, を分析することは複文研究上極めて重要である。 ー, 複文の階層/複合句的層沈. 多く の日本語 ..
複文の研究 (上) ペーパーバック – 1995/6/26
仁田 義雄
ペーパーバック: 263ページ
出版社: くろしお出版 (1995/6/26)
言語: 日本語
ISBN-10: 4874241042
ISBN-13: 978-4874241042
発売日: 1995/6/26
複文構文の意味の研究 | 国立国語研究所
https://www.ninjal.ac.jp/research/project/b/complexsentence/
複文の研究は単文の研究と談話テクストの研究をつなぐ重要な位置にあるが,日本語研究の現状においては,単文研究に比べ複文研究の進展は十分なものとは言いがたい。日本語の複文研究は個別的な研究に偏りがちな傾向にあり,複文全体を視野に入れ ...
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複文の研究は単文の研究と談話テクストの研究をつなぐ重要な位置にあるが,日本語研究の現状においては,単文研究に比べ複文研究の進展は十分なものとは言いがたい。日本語の複文研究は個別的な研究に偏りがちな傾向にあり,複文全体を視野に入れた研究モデルや研究アプローチに乏しい。本共同研究の目的は,単文研究に比べより多くの課題が残されている複文研究の推進に資することである。
本共同研究では,具体的な形 (構造) を有する構文とその意味の結びつきを考察することにより複文研究を進めていきたい。複文構文は連用複文構文と連体複文構文に大別できるが,本研究では,これら2種の複文構文を共に視野に入れ,複文構文の意味を総合的・包括的に考察することを目指す。また,その考察にあたっては,近年大きな進展を見せている対照言語学・言語類型論やコーパス言語学の観点・手法を重視する。
複文に関する研究文献リスト 2011年10月31日更新 リンクなし
複文に関する研究文献情報の検索ツール 2013年1月29日更新 リンクなし
日本語複文構文の研究
益岡隆志・大島資生・橋本修・堀江薫・前田直子・丸山岳彦編
2014年1月刊行
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本書は、国立国語研究所の共同研究プロジェクト「複文構文の意味の研究」の成果報告書として刊行する。日本語の複文の総合的な研究をめざす本書は、「連用複文・連体複文編」、「文法史編」、「コーパス言語学・語用論編」、「言語類型論・対照言語学編」の4部で構成される全24編の論文に加え、各部に研究動向や今後の課題を記した解説文を掲載する。執筆者:天野みどり、坪本篤朗、松木正恵、前田直子、高橋美奈子、大島資生、橋本修、井島正博、高山善行、宮地朝子、岩田美穂、福嶋健伸、丸山岳彦、蓮沼昭子、長辻幸、加藤重広、益岡隆志、松本善子、下地早智子、米田信子、堀江薫、金廷、大堀壽夫、江口正
目次
第1部 連用複文・連体複文編
連用修飾節・連体修飾節構造に関する研究の動向と課題
前田直子・大島資生
接続助詞的な「のが」の節の文
天野みどり
いわゆる主要部内在型関係節の形式と意味と語用論 — その成立条件を再考する
坪本篤朗
連体修飾節における底名詞の性質と名詞性接続成分 — 連体複文構文と連用複文構文の接点を求めて
松木正恵
現代日本語における「〜とも」の意味・用法— 「〜ても」と比較して
前田直子
主節の名詞句と関係づけられる従属節のタイプ
江口正
時を表す名詞を主名詞とする名詞修飾表現について — 「ある日」を主名詞とする表現
高橋美奈子
外の関係の連体修飾節におけるテンスについて
大島資生
第2部 文法史編
文法史に関する複文研究の動向と課題
橋本修
上代・中古資料における非制限的連体修飾節の用法バリエーション
橋本修
上代・中古語の推量表現の表現原理
井島正博
条件表現とモダリティ表現の接点 — 「む」の仮定用法をめぐって
高山善行
名詞の形式化・文法化と複文構成 — ダケの史的展開にみる
宮地朝子
例示並列形式としてのトカの史的変遷
岩田美穂
従属節において意志・推量形式が減少したのはなぜか — 近代日本語の変遷をムード優位言語からテンス優位言語への類型論的変化として捉える
福嶋健伸
第3部 コーパス言語学・語用論編
コーパス言語学・語用論の観点から見た日本語複文研究の動向と課題
丸山岳彦
現代日本語の連用節とモダリティ形式の分布 — BCCWJ に基づく分析
丸山岳彦
副詞「せっかく」による構文と意味の統制 — コーパスにおける使用実態の観察を通して
蓮沼昭子
日本語の等位的節接続構造 — 発話解釈と推論処理単位
長辻幸
日本語の語用特性と複文の単文化
加藤重広
日本語の中立形接続とテ形接続の競合と共存
益岡隆志
第4部 言語類型論・対照言語学編
言語類型論・対照言語学の観点から見た日本語複文研究の動向と課題
堀江薫
日本語の名詞修飾節構文 — 他言語との対照を含めて
松本善子
中国語の連体修飾節の構造と意味 — いわゆる「内容節」を中心に
下地早智子
バントゥ諸語における名詞修飾節の形式と意味
米田信子
従属句の階層を再考する — 南モデルの概念的基盤
大堀壽夫
主節と従属節の相互機能拡張現象と通言語的非対称性
堀江薫
韓国語の引用修飾節の主節化
金廷