
0103-25 三が日というけれど、どう定めたのか。それは風習として中央集権国家によって作られるという仮説となるが、まあ俗説、お上の御用が民衆に浸透し始めることである。長く解釈を立ててきたが、ここまでかと、まとめてみる。それは冬季休暇が仕事納めから仕事始めまでの御用を見るなら、正月明けは早々に4日始まりとなる、と、いうところの正月休みは3日まで、正月そのものはいつからいつまでという決まりのように言うなら、正月三が日と言いたくなるだろう。これは農業歴による正月とは異なったわけである。
正月三が日とは休みを説明しているに過ぎないことを述べる。もっともらしいのは通説となるもとにあるが、それは元日、元月そして元旦の元三に混交しているか。
検索してわかりよいマイナビのサイトは次のように言う。
>三が日が休日になった由来は、明治時代にさかのぼります。1873年(明治6年)に太政官布告が制定され、それにともなって1月1日から3日までが休日になりました
由来と言いながら、「三が日」と呼ぶようになった理由が、はっきりとはわかっていないとする。
だから、ふつうにわからない。
そこで、太政官布告なるものをデジタルアーカイブなり、ウイキペディアなり、資料を紹介するものを見て、正月三が日と規定するものがあるか、見当たらない。
なお継続して見ても出てこないだろう。しかし、お上の御用による民衆の取り締まりには影響する。
江戸時代からそうである。何かと幕府があるから、ここは東京となって役所の休暇期間とみておくのが無難である。つまりは正月は三日まで休みだということが俗説の裏付けになる。そもそも、正月は一日だけであって、あとは一月二日なり、三日となる。
>企業や政府機関では、1月の最初の営業日を「仕事始め」と呼び、重役や従業員らが一同に会し、新年の始めを祝う習慣があります。多くの企業では、仕事納めは12月28日頃、仕事始めは1月4日頃に設定されることが一般的です
これは官公庁の一般であるから、民間もこれに従うことになる。
そうして時を経てやはり、元日という呼称でいまのようになる。
>1948年に「年のはじめを祝う日」として法律で国民の祝日と制定されました
>古くは1873年(明治6年)から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、1月4日が「仕事始め」となる。
現在では1988年(昭和63年)に施行された「行政機関の休日に関する法律」により定められている。また、裁判所については「裁判所の休日に関する法律」、地方公共団体については「条例」において定められている。
https://zatsuneta-fl4ht33zmzaj65h.com/archives/101042.html
さて、ここまででおおかたは、わかったようなことになる。
しかし、根拠の法令なり、であるより、民間に取り入れられた習俗なり、言葉のよりどころなり、と。
百科事典に解説して、元三日を正月三が日のこととするものがあると、ここに言葉のよりどころが混交してしまう。
そこに述べる元三日のことはよいとして、正月三が日と関係させるのは考えなくてはならない。
>日本大百科全書(ニッポニカ) 「元日」の意味・わかりやすい解説
元日 がんじつ
1月1日のこと。正月三が日を元三日(がんさんにち)とよぶが、その初日をさす。元日の朝のことを、とくに元旦(がんたん)、歳朝(さいちょう)、大旦(おおあした)などとよぶ。年の始まりの縁起を担いで特別なよび方をする。
ちょっとわかりにくいから、そういうとらえ方が通説になるような物言いとなる。元三日の初日とは、元日を説明して、元旦に及び、あとはなんだろう。
さらに辞書にもとめると、さんが‐にち 三箇日 と表記して、区別をつけがたくなる。
>精選版 日本国語大辞典
さんが‐にち【三箇日】
正月の元日・二日・三日をいう。この三日間は年始の祝日として、雑煮を祝い、年賀の挨拶(あいさつ)にまわり、訪問客には屠蘇(とそ)をすすめる。
元日には元三という由来がある。この用例は時代をさかのぼる。
それに対して、いまの正月三が日は官公庁の年始、年末に加えて、休みの期間である。
