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たび、旅行そして観光

2014-08-02 | 日本語百科






たびは、伊勢参りがあった。
巡礼もそうであった。

紀行文を書くたびもあった。
それぞれ目的地への旅である。

定住にさすらい、その歴史には狩猟のための旅もあるようだ。
現在の旅行は旅行業の規則で交通手段を用いて移動することにある。

旅の語源を考えてみても物乞いに、たべ、と言っていたとする説があり、給う、賜べ、というようだが、旅となると、この漢字が持つ意味には、軍旅がある。
辞書によれば、軍旅は、中国の昔の軍制で、編制人数に基づく部隊の名となる。
はたさしものである。
その語の起こりを思うと漢字から、ツーリズムへと時代を経て展開している。

観光でる。観光と旅は、移動手段が高速で便利になったこと、現地情報が観光資源としての紹介があったりするので、いまの時代には観光旅行がツーリズムと捉えられる。
その用語にはビジネスの様相があって、旅を楽しむ内実が明瞭である。




>JRの旅客営業規則のような約款における特殊用語としての「旅行」は、何かしらの交通手段を用いて移動すること全般を言う。

>旅行、旅とは、定まった地を離れて、ひととき他の土地(場所)へゆくことである
柳田國男によれば、旅の原型は租庸調を納めに行く道のりのことである。食料や寝床は毎日その場で調達しなければならないものであり、道沿いの民家に交易を求める(物乞いをする)際に、「給べ(たべ)」(「給ふ〔たまう〕」の謙譲語)といっていたことが語源であると考えられる、と柳田は述べている。

>狩猟時代、人々は食糧採集のために旅をしており、鳥獣を追って山野を歩き、魚をとるために川を上下した。弥生時代に入ると農民は定住したものの、猟人、山人、漁師などによって食糧採集の旅は続けられており、また農民以外の職は行商人であったり歩き職人であったりした。というのは当時は人口が少なく、待っていても仕事にならず、旅をして新しい客をつねに開拓する必要があったからである
旅には目的地のある旅と無い旅がある。一般的に言えば目的地を決めて行われており、その目的地に行って何かを楽しむ(例えば、温泉で身体を癒したり、ゆっくりと宿で滞在したり、観光を楽しんだり 等)。また、“目的地”は形式的に設定されているだけであまり重要でなく実質は移動途中の行為であるような旅、移動中に様々なものを見てゆくことが主たる愉しみである旅もある。

>目的地を定めず期間だけを決めて旅に出る人、つまり行き先は成行き(旅先での偶然や必然)に任せてゆく、という旅をする人もいる。また目的地だけでなく期間も定めず(あてどもなく)長期の旅に出る人もいる。「放浪の旅に出る」という表現もある。

>観光は、一般には、楽しみを目的とする旅行のことを指す。
語源は『易経』の、「観国之光,利用賓于王(国の光を観る。用て王に賓たるに利し)」との一節による。大正年間に、「tourism」の訳語として用いられるようになった。ただし、学者や論者によって定義が違うこともある。例えば、国土交通省『観光白書』では「宿泊旅行」を「観光」「兼観光」「家事・帰省」「業務」「その他」に分けている。この解釈によると、家事・帰省、業務、その他を除いた旅行が「観光」である。

>特に近年、「観光」という用語に物見遊山的な、あるいはビジネス的・事業的なニュアンスを感じる場合、あえて「観光」を用いず「ツーリズム」という用語を充てることも増えてきた。原義であるtourは、ろくろで回すという意味があるとされ、そういう意味では「周遊」に近い概念と言える。ただ、今日では「ツーリズム」は、「観光」とイコール、さらに広義では業務も含む「旅行」そのものと解釈されている。
しかし、近年はツーリズムという言葉は特に観光業者の間では特別なものと認識されることも増えてきた。かつての物見遊山的な観光をサイトシーイングとして昔の物とし、ツーリズムとは体験型観光として位置づける動きが強まっている。そして、ツーリズム自体もその特性によりさまざまな言葉を付加して区別している。環境に配慮したツーリズムをエコツーリズム、自然特に山や森などを扱うツーリズムをグリーンツーリズム、自然特に海を扱うツーリズムをブルーツーリズムと呼んだり、地域独自のツーリズム名が生まれたりしている。

ツーリズムのつく用語は非常に多い。ただ、概念や理念が先行しているものもある。
アーバンツーリズム、エアラインツーリズム、エコツーリズム、エスニックツーリズム、オールタナティブツーリズム、カルチュラルツーリズム、グリーンツーリズム、クルーズツーリズム、アニメツーリズム、産業ツーリズム、サスティナブルツーリズム、スポーツツーリズム、セックスツーリズム、ソーシャルツーリズム、ソフトツーリズム、ダークツーリズム、体験型ツーリズム、ニューツーリズム、ネイチャーツーリズム、ハードツーリズム、バリアフリーツーリズム、フィルムツーリズム、ブルーツーリズム、ヘリテージツーリズム、ヘルスツーリズム、マスツーリズム、メディカルツーリズム、ルーラルツーリズム、歴史文化ツーリズムなど。


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