語彙論は言語資料の語を統計し処理をして、いくつもの成果を上げている。その語彙のとらえ方のもとにあるのは、語彙項目、それは単語を数えるということなので、ふつうに数えられないと思ってしまう語の数を統計によって確定する。語彙論で用いられる語彙の定義が辞書義にも現れて説明がわかりやすくなった。その中で基本語彙という用語を明らかにしている。辞書によって、日常の言語生活に必要で、使用頻度の高い単語の総というふうに、その説明に、使用頻度、単語の総体という解説がなされている。さらには、通常の社会生活を維持するために必要な単語の総体とするのは、言語資料によることなので、いずれの場合も基本語彙のことを日常生活に必要とするのはよく考えなければならない。
日本国語大辞典に、次のように説明する。
きほん‐ごい[:ゴヰ] 【基本語彙】
解説・用例〔名〕
ある言語を用いて生活するのに必要と思われる、使用率が高く、使用場面の広い語の総体。ほぼ千五百語から三千語の間とされる。
*日本語基本語彙〔1944〕〈岡本禹一〉語彙調査の方法「普通日常使用語彙の90 から95 %を占める語彙をもって、基本語彙と名付けられて居り」。
この例文で言うと、いまから70年余前の説明で、その定義をいうようであるが、はたしてその単語についての実態、実数はどうであろう。
あくまでも、基本語彙を日常使用語彙とするが、この時点からすれば、現在の語彙論はその統計を確かにしている。言語資料にどういう種類を選ぶかで異なってくる。日本語であり、現代語であり、メディアなど、あるいは社会生活で接する場面に応じた、その言葉を選定しなければ日常使用とするのは困難である。基本語彙の考え方が対象とした作品など言語資料によってその対象における基本語彙であることを知るべきである。
デジタル大辞泉の解説
きほん‐ごい 〔‐ゴヰ〕 【基本語彙】
日常の言語生活に必要で、使用頻度の高い単語の総体。
大辞林 第三版の解説
きほんごい【基本語彙】
一つの言語において,日常生活で最も普通に使用され,使用度が高く,通常の社会生活を維持するために必要な単語の総体。
日本国語大辞典に、次のように説明する。
きほん‐ごい[:ゴヰ] 【基本語彙】
解説・用例〔名〕
ある言語を用いて生活するのに必要と思われる、使用率が高く、使用場面の広い語の総体。ほぼ千五百語から三千語の間とされる。
*日本語基本語彙〔1944〕〈岡本禹一〉語彙調査の方法「普通日常使用語彙の90 から95 %を占める語彙をもって、基本語彙と名付けられて居り」。
この例文で言うと、いまから70年余前の説明で、その定義をいうようであるが、はたしてその単語についての実態、実数はどうであろう。
あくまでも、基本語彙を日常使用語彙とするが、この時点からすれば、現在の語彙論はその統計を確かにしている。言語資料にどういう種類を選ぶかで異なってくる。日本語であり、現代語であり、メディアなど、あるいは社会生活で接する場面に応じた、その言葉を選定しなければ日常使用とするのは困難である。基本語彙の考え方が対象とした作品など言語資料によってその対象における基本語彙であることを知るべきである。
デジタル大辞泉の解説
きほん‐ごい 〔‐ゴヰ〕 【基本語彙】
日常の言語生活に必要で、使用頻度の高い単語の総体。
大辞林 第三版の解説
きほんごい【基本語彙】
一つの言語において,日常生活で最も普通に使用され,使用度が高く,通常の社会生活を維持するために必要な単語の総体。