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文章法単位体

2018-02-28 | 日本語文章
文法単位体を唱えたのは、それには形態レベルであるモーフという、形態素を文法にしてとらえると、形態となる、その単位を作ったのは恩師である。形態から統語へとその単位体のレベルは関係構成を作り上げる。どのレベルが核となるか、その上位単位は文章、下位単位には語という、文法である。統語をシンタクスとして、そのレベルには文から文章となる意味の議論があって、文の統語における意味のとらえ方には、日本語文法ではおのずと、より上位の単位に展開する、それにはモダリティーの議論を見ればわかることである。叙法がムードとなると、日本語文法の単位体のように開かれた単位となれば、それは文におさまらないモダリティ論議である。話し手の意図をみれば、それは文章単位となることも必至である。日本語教育文法の助動詞の説明に話法が図解されていたが、その枠組みはコトの類型となったように、助辞の働きに見る、あるいは統一叙述の視点で、それを文の単位にだけ見ることは、文章の視点がなければできないことである。文法単位体に、文章法単位体を考えるゆえんである。


http://www.sokudoku.gr.jp/rapid/base/08.html

文意と統語法(シンタックス)

語の把握と文章理解の点で、あえて取りあげざるをえない問題があります。
各単語、語意の認知順序と、文章理解のことです。

文は語の連続ですが、文により、ある思想、ある事実を正確に伝えようとするなら、語の連結は、一定の法則に従ってなす必要があります。
この法則を「統語法」といいます。

統語法を全く無視し、単に語を並べると、
「東京は出発したきのう父を」のように意味不明の文章になってしまいます。

この文を正しく伝えるには
「父はきのう東京を出発した」とする必要があります。

ですから、文章を書く段階で語の並び順は大切です。

これに対し、文章を読むときも統語法を守れ、という話はあまり聞きません。
他人が統語法に従って書いた文章を、ただ読めば、それで済むからです。

しかし、正しく書かれた文章も読む段階で、正しくない語順でこれを見るなら、意味不明となります。
読むときも語順が大切な点は、書く場合と根本は同じです。
正しい語順で書かれた文章を、わざと狂わして読む読み手がいなかったので、読みの正しい統語法など、現実には顕在化しなかっただけのことです。

>もっとも、総語法は語順と機能語(語と語の関係を示し、形容詞のような、実質的内容を欠くから虚語とも言われます)によって保たれます。
ですから語順といっても、屈折言語であるラテン語ほどでないにしても、日本語は助詞などの機能語が発達しているため、英語などよりは語順は自由です。

前掲例でも、助詞「は」と「を」を正しい位置にする限り「東京を出発したきのう父は」でも「出発した父はきのう東京を」などでも意味は通じます。

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