0730 薬物所持事件
稲沢市議、不審物なし確認 薬物事件 知人に「だまされた」 中日新聞トップ記事、見出しである。20140730
リードには、愛知県稲沢市議の桜木琢磨容疑者(七〇)が覚せい剤所持容疑で逮捕された事件で、中国広州市の検察当局は二十八日、桜木容疑者を違法薬物を運搬した罪で起訴した、とある。
トップ左には、トヨタ、ラグーナに出資 運営新会社へ10億円超 とある。20140730
記事には、トヨタ自動車は、愛知県蒲郡市の複合型レジャー施設「ラグーナ蒲郡」の運営を八月一日から引き継ぐ旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の子会社に、十億八千万円出資する方針を決めた、とある。
中段見出しに、菜の花植え南相馬支援 名古屋NPO、復興へ食用湯生産 とある。20140730
記事には、福島県南相馬市で昨年、試験栽培した菜の花の食用油を手にするチェルノブイリ救援・中部の河田昌東さん=名古屋市昭和区で(栗田晃撮影)
東京電力福島第一原発事故で土壌汚染の被害を受けた福島県南相馬市で、名古屋市昭和区のNPO法人「チェルノブイリ救援・中部」(チェル救)が地元農家との共同で、菜の花を植える取り組みを進めている、とある。
中日春秋
2014年7月30日
世間に文句ばかりいっている当コラムも、さすがに夏の盛りには暑苦しいかもしれない。きょうはちょっと趣向を変えて一通の手紙を紹介したい
神奈川県秦野市の後藤ヤヨ子さんという七十一歳の女性からいただいた。幼き日のアイスキャンディーの記憶について、したためていらっしゃる
後藤さんは子どもの時、呼吸器関係が弱かったそうで病院通いをしていた。治療費に充てるため、バス代を節約し、遠い道程をお母さんが後藤さんをおぶって通っていたという
夏の炎天下の道。子を背にした母親が汗だくになって歩く姿を想像していただきたい。途中、お母さんが後藤さんにアイスキャンディーを一本買ってくれた。一本きり。幼いながらも、後藤さんはお母さんのことが気になって、「母ちゃんも半分、食べてもいいよ」と差し出したそうだ。「母ちゃんの方が暑いじゃろ」
「そうかい」。お母さんはそういって、アイスキャンディーを口元へ持っていった。ところがお母さんは一口も食べていなかった。それが子どもの目にも分かった。食べたふりだけ。食べないで後藤さんの手に返した
一本きりの氷菓が母と子の間を往復する。短い言葉の中に込められた、母への気持ち、子への思い。「この日の母の姿が私を勇気づけた。あの思い出があるから体を大切に生きていられる」。その手紙はそう結んであった。
稲沢市議、不審物なし確認 薬物事件 知人に「だまされた」 中日新聞トップ記事、見出しである。20140730
リードには、愛知県稲沢市議の桜木琢磨容疑者(七〇)が覚せい剤所持容疑で逮捕された事件で、中国広州市の検察当局は二十八日、桜木容疑者を違法薬物を運搬した罪で起訴した、とある。
トップ左には、トヨタ、ラグーナに出資 運営新会社へ10億円超 とある。20140730
記事には、トヨタ自動車は、愛知県蒲郡市の複合型レジャー施設「ラグーナ蒲郡」の運営を八月一日から引き継ぐ旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の子会社に、十億八千万円出資する方針を決めた、とある。
中段見出しに、菜の花植え南相馬支援 名古屋NPO、復興へ食用湯生産 とある。20140730
記事には、福島県南相馬市で昨年、試験栽培した菜の花の食用油を手にするチェルノブイリ救援・中部の河田昌東さん=名古屋市昭和区で(栗田晃撮影)
東京電力福島第一原発事故で土壌汚染の被害を受けた福島県南相馬市で、名古屋市昭和区のNPO法人「チェルノブイリ救援・中部」(チェル救)が地元農家との共同で、菜の花を植える取り組みを進めている、とある。
中日春秋
2014年7月30日
世間に文句ばかりいっている当コラムも、さすがに夏の盛りには暑苦しいかもしれない。きょうはちょっと趣向を変えて一通の手紙を紹介したい
神奈川県秦野市の後藤ヤヨ子さんという七十一歳の女性からいただいた。幼き日のアイスキャンディーの記憶について、したためていらっしゃる
後藤さんは子どもの時、呼吸器関係が弱かったそうで病院通いをしていた。治療費に充てるため、バス代を節約し、遠い道程をお母さんが後藤さんをおぶって通っていたという
夏の炎天下の道。子を背にした母親が汗だくになって歩く姿を想像していただきたい。途中、お母さんが後藤さんにアイスキャンディーを一本買ってくれた。一本きり。幼いながらも、後藤さんはお母さんのことが気になって、「母ちゃんも半分、食べてもいいよ」と差し出したそうだ。「母ちゃんの方が暑いじゃろ」
「そうかい」。お母さんはそういって、アイスキャンディーを口元へ持っていった。ところがお母さんは一口も食べていなかった。それが子どもの目にも分かった。食べたふりだけ。食べないで後藤さんの手に返した
一本きりの氷菓が母と子の間を往復する。短い言葉の中に込められた、母への気持ち、子への思い。「この日の母の姿が私を勇気づけた。あの思い出があるから体を大切に生きていられる」。その手紙はそう結んであった。