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はい、あとは、じぶんで考えますよ。

2018-10-31 | 木瓜日記

大きな広告だ。サヨナラのメッセージだ。読売新聞に、さよなら、地球さん、とあった。舌を出した樹木さんの写真がすごい。あっかんベー、でない。ぺろり、と食っているわけでもない。がんは面白いのよ、と言って、ベロを出した。メッセージに水に流す日本人を語る。企業広告だという。朝日新聞には名言が並ぶ。あとは自分で考えてよ。





https://withnews.jp/article/f0181030001qq000000000000000W00o10101qq000018230A
2018年10月30日
若松 真平 withnews編集部
樹木希林さんの言葉つないで広告に… 宝島社の思い、担当者に聞いた
>同じく29日付の読売新聞朝刊には、「サヨナラ、地球さん」というキャッチコピーで、舌を出した樹木さんの写真とともに、こんな言葉が並んでいます。

 靴下でもシャツでも、最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら。そういう意味で、がんになって死ぬのがいちばん幸せなのよ。用意ができる。片付けして、その準備ができるのは最高だと思うの。
 ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう? そうやって考えると、がんは面白いのよ。
 いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないんでしょうね。
 日本には「水に流す」という言葉があるけど、桜の花は「水に流す」といったことを表しているなと思うの。何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、「水に流す」という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。
 それでは、みなさん、わたしは水に流されていなくなります。今まで、好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。

 29日付の朝日新聞朝刊に掲載された宝島社の広告。

 絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから。/
 だいたい他人様から良く思われても、他人様はなんにもしてくれないし(笑)。/
 迷ったら、自分にとって楽なほうに、道を変えればいいんじゃないかしら。/
 演技をやるために役者を生きているんじゃなくて、人間をやるために生きているんです。/
 代表作?ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの。/
 自分は社会でなにができるか、と適性をさぐる謙虚さが、女性を綺麗にしていくと思います。/
 楽しむのではなくて、面白がることよ。中に入って面白がるの。面白がらなきゃやってけないもの、この世の中。/
 老人の跋扈(ばっこ)が、いちばん世の中を悪くすると思います。/
 病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ。/
 死に向けて行う作業は、おわびですね。謝るのはお金がかからないから、ケチな私にピッタリなのよ。謝っちゃったら、すっきりするしね。/
 “言わなくていいこと”は、ないと思う。やっぱり言ったほうがいいのよ。/
 こちら希林館です。留守電とFAXだけです。なお過去の映像等の二次使用はどうぞ使ってください。出演オファーはFAXでお願いします。/
 このように服を着た樹木希林は死ねばそれで終わりですが、またいろいろなきっかけや縁があれば、次は山田太郎という人間として現れるかもしれない。/
 えっ、わたしの話で救われる人がいる?それは依存症というものよ。/
 あとは、じぶんで考えてよ。」で締めくくられる。


https://www.asahi.com/articles/ASLBY340ZLBYUCVL004.html
あとはじぶんで考えてよ…新聞全面で語る樹木さんの言葉
加藤勇介2018年10月29日10時33分
> 9月15日に75歳で亡くなった俳優の樹木希林さんを起用した新聞の見開き全面広告が29日に掲載された。
 宝島社が企業広告として同日付の朝日新聞と読売新聞朝刊に掲載したもの。朝日新聞には夫の内田裕也さん、長女の内田也哉子さんと夫の本木雅弘さん、3人の孫と一緒の家族写真と共に、「絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから」「病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ」と、生前に樹木さんがインタビューなどで語った印象的な言葉が並ぶ。最後は「あとは、じぶんで考えてよ。」で締めくくられる。






神無月去る
2007年10月31日06:01

晴れた、日が射す、赤い陽光だ
国の曲がり角が来た、どちらに行くか
それは長い道のりだった、選ぶのは君だよ
みずからを守るか,まもられることを望み続けるか

愛猫ティビの葬式をした、県内唯一の動物の寺とか、長楽寺
なにやら大きな筆のようなもので真言を切ってエイッと魂を抜いた
丁寧に読経をしてもらって10分間と焼香を済ませた
これから49日であの世へ渡るが親しんだペットの思いは、やはり七日七日なのだ

澄み切った青空に秋の気配が漂う
暑いくらいだから紅葉のニュースが似合わない
遠く空を見つめて行く末に何があるだろうかと
ひとつの命が教えたものは、残したものは








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