現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語は事端となった

2013-07-19 | 日本語百科
日本語は事端となった

ことばが概念を表す。語が意味を持つ。しかしその語が実と虚になる。詞は実であり、辞は虚である。詞と辞とはともにことばであった。そのことばの概念がものを指し示す語となり、ものを指し示さない用法が一方で生まれて、その語の役割が語と語との関係を表すようになった。実字と虚字のそれぞれが概念とのかかわりをそれぞれに持つようになって、意味の表し方が異なった。詞の意味には実体があり、辞の意味は実体をつなぐものとなった。語と語との関係を表す意味となって、文法的機能を果たすので意味としても実から虚に転じるわけである。

したがって、虚は実であったものが実を失い虚としての役割に用法を持つ。ここに詞辞の大別がある。そしてことばは発せられるならば人と外界との関係をあらわし、その関係だけをとらえれば語とものとその詞辞のあらわれもみられるようになる。さけびはそのままに外界への呼びかけであり語の組み合わせができる。句となり、それには、実詞と虚辞が組み合う。詞辞は字であり言であり語である。

日本語はそれを取り入れた。字をまなび漢字とし言を入れてもとよりの歌とし語としてものを語る。そこには字のことばがあった。学ぶべき対象は漢字であったし句であった。そこには詞があり辞があった。詞は日本語になり、辞は日本語を用いた。敬意を表す語法は漢字には表しにくいので工夫をした。また語と語との関係を表すには日本語にだけある用法にして、漢字を読み、訓読文とした。

字には日本語読みを与えて意味としたので音読みはそのままにした。その音を借りて日本語をあらわすくふうをして、漢字を崩し字にして簡略な音符とした。その形音義から音を取り出したのである。漢字の形と義と、それをそのままにして、日本語発音を声として語の意味を加えた。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。