【ギザギザ】
Nikon D90 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO
先日、『Grazia』という“ご婦人向け散財喚起・推奨雑誌”を眺めていたmy妻が
“サンバじゃ無い方のマツケンの嫁になった小雪さん”が載っているページを指差し、
「この“将軍様じゃ無い方のマツケンの嫁になった小雪さん”の肌がキレイなのはどんな魔法か」と問うてきた。
見れば確かにつるつるの肌。
実際に“レレレのおじさんじゃ無い方のマツケ(略)”にお会いしたことが無い為断定する事は出来ないのだが、
“化粧品の広告”という主旨から考えてもモデルの肌をフォトレタッチ(画像修正)していないとは考えにくい。
丁度myPCの画像データを整理している最中だった為、
my妻の画像をサンプルに、シミ/シワ/ホクロを消し、毛穴が開いている皮膚を均一にならして見せると
歓喜とあきらめと羨望と憤怒が入り混じった複雑な表情を浮かべた後、
「たかすぅっ くーりにっくっ♪」という不吉な言葉を残して去って行った。
一昨日、ついに『Nikon D800』~フルサイズ36.3メガピクセル機/カメラの高解像度化を推し進めたモデル~が発売された。
“ご婦人向け散財喚起・推奨雑誌”の広告を飾るモデルさんズのお肌が一様に“つるつる均一肌”であるのとは対象的に、
“マニア向け散財喚起・強制雑誌”であるカメラ雑誌の広告を飾っているモデルさんのお肌は残酷なまでに“リアル”だ。
『Nikon D800』のサンプル画像として多くの雑誌に掲載され、
製品カタログにも見開きで載っている“白いレースのヴェールをまとったご婦人の図”にいたっては、
ニキビの痕はおろか毛穴、産毛、上司に対する不満、お好み焼きにかかっていた青海苔の産地まで判別することが可能である。
…超能力が存在しているとすれば、の話しだが。
このことが意味するところは、だ。
『D800』を買おうかどうか迷っているような人は、
間違っても奥様に「どうこの高画質!良いよね~D800^^」などの相談を持ち掛けてはいけない、と言うことだ。 【つづく】