播州赤穂に行ったときの写真で、子どもの頃に帰ったような風景だ。今の時代は明るく元気でなくてはいけない、暗くて地味なものいけない、負けてはいけない、落ちこぼれてはいけない、ああ、息苦しい。そんな完璧な人間がどこにいるのだろう。負けること、劣ること、暗い気持ちになること、そんな体験を積んでこそ、やさしさやたくましさが生まれるのにと思う。
街角からこんな風景が消えてしまって、身奇麗で清潔な街になり、同時に人がどこかに消えてしまったような気もする。
街角からこんな風景が消えてしまって、身奇麗で清潔な街になり、同時に人がどこかに消えてしまったような気もする。