新見の古い家並みを散策する。3月2日
35年前の記憶を辿るが、どこの旅館だったのか思い出せない・・和風の旅館で川のそばだったようにも思う。その頃私は奨励会を辞めるかどうか迷っていた時期だった。住み込みで義兄のスレートの仕事を手伝っていた。今思っても人生の分かれ道だった。もしこのとき将棋をやめていたら・・(そう考えるのは意味がないが)常にれっきとした現実に向き合うしかないのである。
今は自分の行く末よりも、弟子の行く末に関わることが多い日々である。無力感を味わうことと、怨念のような塊を抱えることと、明日は明日の雨が降る?(こんな言葉はないが)そう人生をあきらめることと・・そう思うと35年前と変わっていないような気もするのだった。
35年前の記憶を辿るが、どこの旅館だったのか思い出せない・・和風の旅館で川のそばだったようにも思う。その頃私は奨励会を辞めるかどうか迷っていた時期だった。住み込みで義兄のスレートの仕事を手伝っていた。今思っても人生の分かれ道だった。もしこのとき将棋をやめていたら・・(そう考えるのは意味がないが)常にれっきとした現実に向き合うしかないのである。
今は自分の行く末よりも、弟子の行く末に関わることが多い日々である。無力感を味わうことと、怨念のような塊を抱えることと、明日は明日の雨が降る?(こんな言葉はないが)そう人生をあきらめることと・・そう思うと35年前と変わっていないような気もするのだった。