森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

立杭の里に行く

2005-08-12 19:52:20 | 日々の写真
 朝からどんよりした空でムシムシする天気だった。三田方面から丹波立杭焼、陶の里に行く。そこで早めの昼食を取り今田町市原方面に向かう。あてがあるわけでなく陶芸の里を気まぐれのドライブだ。ふと目にした茅葺の家あたりで車を止める。ところどころに茅葺の屋根のある家や白壁の土蔵(写真)が点在していて、自然に囲まれたのどかな田園風景が見られる。
 突然犬に吼えられた。「うるさい!」男の人の荒い言葉が飛んだが「うるさいやろう・・」すぐにやさしい声でなだめる。幸せな犬だなあ。
 のんびり散策していると東条川に出た。白鷺と青鷺が人の気配に驚いたのか、川から羽ばたいていく。あわててカメラを向けるが、間に合わない。人慣れしていないのだろう、遠くの田んぼのあぜに降り立った。
 夏の花のオンパレードのような小さな畑があり、赤、黄、ピンク、色鮮やかにいろんな花がある。
 茅葺の屋根のそばには、田んぼの中に小さな農道がいっぱいあって、背景には青々とした森と山が、懐かしい人の暮らしと自然の構図を描いている。
 高校のころ友人がこの詩いいだろうと見せてくれた。「海を愛し、山を愛し、人をこよなく愛しつつ、私は静かに山里に生きたい」
 エネルギーのない随分気取った詩だなあと思ったが、いまだに覚えているので、自分もどこかにこの詩へのあこがれがあるのだろうなあ。
 
 
 
 
 
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