村山聖 １８歳

　１９８７年１月３日、京都に初詣に一緒にいったときの写真で、村山聖１８歳四段のときだと思う。この背広とセーターは私のものを貸したような気がする。
　当時から「魂を吸い取られますから」と言って、写真はきらいだった。顔を手で隠したのもある。イヤイヤながらも、いつも私が師匠命令で撮っていた。
　「村山君」と言って振り向いたときをねらった一枚だ。何かの取材で使った一枚のようにも思う。いつもぶっきらぼうな写真が多いので、こんな笑顔は珍しい。
　可愛い一枚である。
　

太陽の塔

　夕暮れてきた太陽の塔である。モノレールで通過するたびに、見入ってしまう。岡本太郎さんの、例のあのぐっとにらんだ表情が浮かんでくる。今はこういった熱情的な人が、どこの世界にもいないのかもしれないなあ。
　太陽の塔は元気なエネルギーを与えてくれる・・そう思って元気で暮らしていこう。どんな状況でも、負けない意志を持つことだ。そういう風に言うこと自体が、少々精神が弱くなってきているのだろうなあ・・

夕暮れ

　今日の夕暮れだが、まるでどこかに旅をしているような物悲しさが空に広がっている。「運転のときは危ないから！」隣で妻の声がする。勿論、赤信号のときだ。
　こういう見事な空は冬に多い。カラスが鳴くから帰ろ！子どもの頃なら、そんな情景だろうか。日が暮れて日が沈む、こうして一日々々過ぎて行くのだ・・
　
　

梔子（クチナシ）

　綾部の上林禅寺のクチナシの実だ。
　実の口が開かないところから”口無し”の名になった。また、実にある突起部分をくちばしに見立てた「クチハシ」からの変化という説もある「梔子」の漢字は漢名に由来。八重咲きものは実がならないが一重咲きものは実がなる。
　
　夏の日はなつかしきかな
　こころよく梔子の花汗もちてちる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　北原　白秋

　渡哲也さんのヒット曲に「くちなしの花」がある。その歌詞の通りに白い花が咲く。

綾部冬景②

　綾部にて、二王門あたりの風景だ。ちょうど雨も止んで夕暮れの光が差し込んでいる。これで日が沈むと、急激に冷え込んでくる。
　温泉の熱いお湯が恋しくなるのだった。
　

綾部冬景

　綾部の二王門から、綾部温泉に向かう途中の冬景色である。ちょうど雨も上がり、山からの霧が見え隠れする。山水画のような情景だ。
　今年みた風景で、いちばんきれいだなあと思った。

京都 鴨川

　京都の鴨川の風景である。昔、写真を撮るようになったとき、雪の降る日に写真家の西川孟先生と偶然このあたりでお会いして、喫茶店に連れて行ってもらった。「森さん、あなた写真を撮るのですね？」「はい」「将棋世界の写真はヘタクソだけど、いい写真もあるから頑張りなさい」と辛口ながら温かいお言葉をもらった。それから数年して「あのとき偶然お会いしてうれしかったです」というと、西川先生は「偶然ではないのです。世の中そういうものなのです」真顔でそう話された。
　
　
　

喫茶ソワレ

　京都の四条河原町にある喫茶「ソワレ」である。タバコをやめてから、喫茶店も味気ないしなあと思っていたが、そうでもなく、今度はコーヒーの味を楽しめるように（少しかな）なった。嗜好品は好き嫌いである。将棋もそうかもしれない。好きなら楽しんで、そうでもないなら無理しなくてもいいと思うのだ。
　自分が将棋をしながら飯を食うのは分るが、将棋で飯を食うとは夢にも思わなかった・・バチが当たらないように、心がけないとと思うのだ。

鶴橋の子猫

　鶴橋の市場を歩いていて外に出たら、人家の二階で親猫が何かを咥えていた。獲物かと思ったら、この子猫だった。しばらく待つと、子猫がよろよろと屋根を走る姿が見えた。こちらを見る余裕もない。独り立ちの訓練だろうかなあ。
　落ちたらしょうがない、落ちないように親が見ている、どっちなのだろう？

托鉢の僧

　京都の河原町にて、托鉢の僧である。小銭を持って、托鉢の僧の人のカバンのような袋にポトリと入れてから、写真を撮らせてもらった。それでいいのかな？
　冬の寒さが少し和らいだ一日で、久しぶりの京都は賑わっていた。ちょうど「昭和を撮る、木村伊兵衛の眼」何必館・京都現代美術館があったので入る。
　初めに「向日町競輪」そして「木村伊兵衛」「魯山人」いい一日を過ごせた・・

産経新聞夕刊「棋怒哀楽」今回のエッセイは「落語と将棋と修業」です。
　
☆ＹｏｕＴｕｂｅ「聖の青春」で村山聖七段（当時）のＮＨＫ杯戦の所司六段（当時）との対局です。懐かしいですね・・

王子動物園 象のマック

　王子動物園のインド象のマックである。
　話題のあるゾウたち（王子動物園）ーのんべんだらりんちょ日記
　インド象グゼが赤ちゃんを出産　Ｈ１９，１０，２１
　
　ニコンオンラインアルバム
　王子動物園の象で検索していたら、自分のブログを書くよりも面白いので、いろんなページを開いた。今はブログも写真も凄いですね。圧倒されます。

マッタケ狩り

　人と自然の博物館に飾られてあった昔の写真で、六甲山でのマッタケ狩りのときの光景である。映像や写真は過去の記録なのかもしれない。ひとりひとりの表情を見ていると、当時の様子が浮かんで来るようだ。
　この写真は、兵庫県の山の生態から、昔と比べて今はマッタケが激減していることを伝えている。マッタケもそうだが、いちばん変わったのは人なのかもしれないなあ。

丹波竜

　三田市にあるイオンモール神戸北に行くつもりが道に迷ってしまって、何故か「人と自然の博物館」に行った。ここは丹波竜の発掘をしている博物館である。
　丹波竜について
①兵庫県丹波市山南町上滝の篠山川河床
②化石産出層：篠山層群下部層（約１億２千万～１億４千万年前）
③発見者：村上茂、足立冽両氏
④発見年月日：２００６年８月７日
⑤竜脚類（大型で草食性の首の長い恐竜の仲間）：ティタノサウルス類
　
　また発掘が始まっている。何が発掘されるのか楽しみだ。

満願寺 紅葉

　今日訪ねた満願寺の紅葉はほぼ終わりだったが、それでも紅の色合いは見事だった。落ちている紅葉をしゃがんでから見ると小さな葉が多かった。紅葉はいろいろあるが、満願寺のは清楚な感じがした。雨に濡れたせいかと思ったが、そうでなく、訪れた人が静かに歩くせいなのだろう・・
　金時さんのお寺にふさわしい、最後の紅葉だった。

ルンルンピアノのルンと申します

　ルンルンピアノのルンです。先日の阪急デパートでのコソコソ三点セットで、これから「桑原しんいちギター弾き語りリサイタル」に出かけるところです。
　最近は私が写真日記でごまかして、妻がルンルンピアノできちんと日記を書いています（本来は私の方が根気がいいのですが）
　いつもながら切符をなくして大騒ぎしながらも、電車を待っています。