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合格のための今後の2つの方向

昨日、テストクラスがあって、過去の合格者のデータと今の子どもたちの比較についてポイントを説明しました。

で、今後の勉強において合格のためには2つの方向があると思うのです。

(1)国語、理科、社会はあまり大きな差がつかない。が、1教科でも受験者平均より差が開くと、合格は難しい。

(2)算数を得点源としている子は合格しやすい。

つまり国語、理科、社会は全体の平均に対して、3教科合計でほとんどの子がマイナス20点の範囲までにはいるのです。(300点満点換算)

そうすると、これを受験者平均にもってこれれば、あとの対策はすべて算数でいいということになるのです。

国語、理科、社会のどれかががくんと下がるようであれば、それは何とかしないといけない。突出しなくていいから、少なくとも受験者平均のレベルにもってくる。

これが第一の課題です。

これがクリアされているのであれば、残りはとにかく算数。算数で手堅く、平均よりも10点ないし20点上にこれれば、まず合格するわけですね。

もう少し具体的に説明しましょう。

300点満点(算国100点 理社50点)、合格点200点前後の学校の場合。

多くの子どもたちの国語、理科、社会の平均が130点。
(国語60点 理科30点、社会30点)前後。多少のばらつきがあって、出来る子で150点前後です。

で、国語、理科、社会で150点とれるのであれば、算数は50点で合格。つまり、半分とれればいいということになる。

130点だとあと70点。算数が7割とれれば合格する。

つまりは国理社で150点とれる子でも算数は半分はとれないといけない。逆に国理社が平均であっても算数が70点とれれば合格してしまう。

だから、中学受験は算数ができる子が有利なのです。

では算数はどうすればいいのか?

難しい問題ができない、これはもう仕方がない。

だから、過去問などの入試問題を時間を決めてとき、自分がとれる問題はどれで、それを確実に解くにはどうするか、という練習をしていくことに尽きます。

その中で、あるテーマがどうしてもできない、ということがあるでしょう。

速さ、相似形、規則性、場合の数などがあると思います。

こういうテーマは元から難しい。だから、あまり複雑な問題ができなくても仕方がないが、標準的な問題はできないとまずいので、集中して勉強する必要があります。

よし、ここでこのテーマをしっかりやろう、という時間を作って、これまでのテキストを中心にしっかり復習してみてください。

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