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速さの問題は、問題文の読み取りがポイント

速さが不得意という子が案外多いものです。

「また、間違えちゃった。速さ、できないんだよねえ」
とある男の子がもらしていました。

「うん?どうしてできなかったの?」
「A君が進む方向が違ったの」

つまり、原因を考えてみると、問題文の読み落としが多いのです。確かに速さの問題を集めてみると、問題文が非常に長くなります。

しかしポイントは、その中にあるわけで。例えば
「上流のAから」
ということを見落としたり、逆に考えてしまえばもう問題は解けなくなる。

で、私はよく速さの問題をグラフにしてときます。DVDの解説のときもグラフを多用しました。

つまり文章を視覚化するわけですね。そうすると、どこで会う、どこで追い抜かれるということがわかります。

また速さの問題を解く鍵は
「同じ時間、動いていたところ」
「同じ距離、動いていたところ」
にあります。

同じ時間動けば、距離の比が速さの比になる。
同じ距離動けば、時間の比の逆が速さの比になる。

ここを見つけることで、問題が解けていくことが多いのです。

単に「不得意だ」と決めつけるのではなく、何が原因なのかを考え、そしてどう対策するのか、方向を見つけてあげると、
「速さは得意なんだよねえ」
に変わっていきます。

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