中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
算数をあきらめてはいけない
この時期から問題を実践的に解き始めていくと、算数が得意でない場合、つい、理科や社会に時間をかけてしまいがちです。
確かに理科や社会など知識を覚えていけば点数が取れる、というのでこちらに力が入るのですが、結局、入試の時にはそれほど大きな差がなくなってしまうのです。
みんな覚えるから。
もちろん、覚えていなければ理科や社会で差がつけられてしまうので、これはもちろんやらなければいけないのだが、実は理科、社会で大きな差はあまりついていない。
ひとつには配点の問題があります。
多くの学校では算国の傾斜配点が行われている。つまり、算数と国語の方が配点が多い。算国100点 理社50点満点とか、算国100点 理社70点満点とか。
もうひとつはやはり、ある程度知識が整えば、理科社会の点数はある程度は取れる。合格者平均と全体の平均のかい離が少なくなるのです。だから差がつかない。
一番差が大きいのは、多くの学校ではやはり算数です。
だから、算数は最後までがんばる必要がある。
理科や社会、国語が得意で、算数はあまり得意ではない、という場合があるかもしれません。
その場合ならなおさら、算数をがんばる必要があります。
国語が得意な子が算数で不得意になりやすいのが、実は図形です。
相似形とか、立体の切断とか。
文章で文意をとることができても、図柄でイメージをなかなか作れない。これはある意味訓練が必要です。これは逆も真で、国語の不得意な子はイメージでものをとらえる力の方が強い。
だから、意識的に図形の問題を多く取り入れ、自分で図を描いてみると良いのです。
立体の切断は、入試会場で実際に切るわけにはいかない。頭の中である程度イメージができないと解けないので、図を描きながら解き方を考えていく。
速さの問題も実はグラフにすると、相似形を利用して解くことができたりするので、まず、図形をがんばってみるといいと思います。
図形はどの学校でも必ず出題されるといっていいし、そこで図柄のイメージを強く持てるようになると算数の壁がある程度突破できます。
最後まで算数の力をつけることをあきらめてはいけません。たくさんの問題を解く時間はないが、毎日少しずつ積み重ねていきましょう。
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