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母の選択


最初に本人の意思で買ってあげた本が、例えばウルトラマンであったとしましょうか。

この本をその男の子は何度も繰り返し、読んで本当に大事にしていた。

で、その次のタイミングでまた本屋に行った時、この子に買ってあげる本として良いものはどれか?

1 買わない (そんなにたくさん買ってあげられないことを教える)

2 前回と同じようにウルトラマンが出ている本を買う

3 ウルトラマン大百科のようなウルトラマンに関するもっと厚い本を買う


これは、京都大学の上杉志成先生の「サイエンスの発想法」に出てきた話ですが、3が良いというのです。

以下はその抜粋。



「さらに分厚い本を買ってあげましょう」

この一言によって数ページのウルトラマンの本がウルトラマン大百科となり、ドラえもんの本はドラえもんの秘密道具大百科となるのです。知れば知るほど疑問は湧くものです。いつしか本格的な百科事典を自分自身で調べるようになるのです。それによって、大人と互角の知識のを獲得し、近所のおばさんからは「××博士になれるね!」と褒めたたえられて伸びていくものです。




これは、その通りだなあと思うのです。

手段を与えれば、子どもは自ら自分の力を開く、というところはあるし、その与え方が本当は一番大事なのかもしれません。


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