中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
中学受験はしないが、先先は心配だから、という場合の塾選び
中学受験はしないが、でも先の高校受験に向けて多少なりとも勉強はさせておきたい、と考えるご家庭は少なくないでしょう。
では、こういう場合、どんな塾を選べばいいのか、といえば、地域の公立高校受験の塾の小学生部門が良いだろうと思います。
高校受験は自治体ごとにシステムが違うので、その地域、その地域で公立高校受験塾の大手というのがあります。
この大手塾というのは、近年公立高校の復権で実績を伸ばしていますが、一方で公立という目から「公立一貫校」の対策をしたり、あるいは一部「中学受験」の部門も持っていたりする。
まあ、幅が広いわけですが、その分、今の中学受験専門塾ほどハードにはならない。
公立の高校受験の場合、どうしても内申が気になる。つまり、学校の成績は上げておかないといけないわけです。
だから、学校の勉強がある程度自分でしっかりこなせて、多少なりとも先に進むというようなことは考えておいた方が良い、という視点でカリキュラムを作ります。
当然中学受験で失敗した子どもたちも高校受験に参加するわけだから、最初は距離があると思った方が良いでしょう。
だから、あまり引き離されないようにはしておいた方がよいわけです。で、そういう塾は公立高校の受験だけでなく、私立高校の受験についても詳しいところがあります。
塾の規模が大きくないとそういう部門は生徒があまり多くないので、なくなってしまうことがあるのですが、「地域のニーズにはすべて対応する」が大手の気概ですから、その部分までカバーしている塾は地域でも2つや3つはあるのです。
で、その中から一番近い小学生部門の教室に通われると良いでしょう。
今の時期だと算数と国語と英語、という風にもう中学の勉強を多少なりとも先取りしているようなところもありますから、お子さんの状況に合わせてコースを選んであげてください。
こういうところは、いろいろと親切に対応してくれますから、まずは相談に行かれてみると良いと思います。
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組み分けのない塾
大手の塾というのは、まず組み分けがあります。
まあ、そうやって子どもたちを振り分けていくことで、全ての教科を万遍なく勉強させるようにするわけです。結果として大量の宿題や課題が出たりして、もうこの時期からついていけない、と感じている子どもたちが少なからずいるだろうと思います。
一方で地元でやっている塾はあまり組み分けがない。
組み分けをしてクラスを分けると先生が足りなくなる。あるいはメインの先生が見られなくなる、ということもあるし、まあ、そんなに生徒もいない、ということで組み分けがない。
ということは要らぬストレスを経験する必要もないわけです。で、大手の組み分けはちょっと、大変だなあ、と思ったら、地元の塾も悪くはないと思うのです。
本来、偏差値とかデータというのは、受験半年前ぐらいから本格的に見るべきことであって、4年生から偏差値がいくつだ、クラスがどこだ、というと、成績が良い子はいいが、悪い子は自信も意欲もなくなってしまう可能性があります。
試験は親が見ていて、そろそろいいかなあ、と思うぐらいで始めて何の問題もないのです。
実際に6年生の模擬試験というのは、6年生の秋から本格化するわけで、そこでの成績で受験校のラインナップを決めるわけだから、そこからデータを集めて問題はない。
もちろんテストの練習をする、というプラスの面もあるのだけれど、あまりに頻繁に「よくない成績」を突きつけられるのは決して意欲の面でプラスにはなりません。
あまり調子が良くないな、と思ったら、組み分けのない塾もひとつの選択肢として考えて良いのではないでしょうか。
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制服のない学校
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中学受験 算数オンライン塾
3月20日の問題
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まあ、そうやって子どもたちを振り分けていくことで、全ての教科を万遍なく勉強させるようにするわけです。結果として大量の宿題や課題が出たりして、もうこの時期からついていけない、と感じている子どもたちが少なからずいるだろうと思います。
一方で地元でやっている塾はあまり組み分けがない。
組み分けをしてクラスを分けると先生が足りなくなる。あるいはメインの先生が見られなくなる、ということもあるし、まあ、そんなに生徒もいない、ということで組み分けがない。
ということは要らぬストレスを経験する必要もないわけです。で、大手の組み分けはちょっと、大変だなあ、と思ったら、地元の塾も悪くはないと思うのです。
本来、偏差値とかデータというのは、受験半年前ぐらいから本格的に見るべきことであって、4年生から偏差値がいくつだ、クラスがどこだ、というと、成績が良い子はいいが、悪い子は自信も意欲もなくなってしまう可能性があります。
試験は親が見ていて、そろそろいいかなあ、と思うぐらいで始めて何の問題もないのです。
実際に6年生の模擬試験というのは、6年生の秋から本格化するわけで、そこでの成績で受験校のラインナップを決めるわけだから、そこからデータを集めて問題はない。
もちろんテストの練習をする、というプラスの面もあるのだけれど、あまりに頻繁に「よくない成績」を突きつけられるのは決して意欲の面でプラスにはなりません。
あまり調子が良くないな、と思ったら、組み分けのない塾もひとつの選択肢として考えて良いのではないでしょうか。
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グラフを描きなれる
最近の速さの問題は、かなり条件が複雑になってきています。
それをなるべく文章で出すから、問題文自体が非常に長くなる。途中で速さを変えたり、向かう方向が変ったり、休憩したり、もういろいろ。
したがってそれを正確に読み取らないといけない。しかも、その長い文章の中からとっかかりというか、最初の突破口を見つけなければなりません。
そこで薦めているのが、ダイヤグラムを描くことです。
先生によっては図を描くことを推奨されている方もおられますが、私はダイヤグラム派。
まず出発点がどこで、終点がどこで。速さがどうなって、どこで出会って、追い越されて。
こういう情報を割と視覚化しやすいのです。
ダイヤグラムにしておくと、例えば出会う場所も明確にここ、とわかるし、また相似形を利用して時間や距離を出すこともできます。
ただ、これも慣れが必要。
そう簡単にスラスラと書けるわけではない。
問題をていねいに読みながら、進む方向や速さ、距離などわかっていることを書きこみ、練習する。
しかし、そうすると時間がかかるのです。
でも、その時間をかけないとうまくならない。
最初から上手にいくものではない。そこでしっかり我慢して練習するから、できるようになるのです。
もちろん、途中でもっと簡単な方法が見つかれば、とっととグラフは放棄してその解き方に向かえばいい。
グラフは特に条件を整理する点でも有効ですから、ぜひ練習を積んでください。
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第127回 受験校か、付属校か
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速さに関する問題
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それをなるべく文章で出すから、問題文自体が非常に長くなる。途中で速さを変えたり、向かう方向が変ったり、休憩したり、もういろいろ。
したがってそれを正確に読み取らないといけない。しかも、その長い文章の中からとっかかりというか、最初の突破口を見つけなければなりません。
そこで薦めているのが、ダイヤグラムを描くことです。
先生によっては図を描くことを推奨されている方もおられますが、私はダイヤグラム派。
まず出発点がどこで、終点がどこで。速さがどうなって、どこで出会って、追い越されて。
こういう情報を割と視覚化しやすいのです。
ダイヤグラムにしておくと、例えば出会う場所も明確にここ、とわかるし、また相似形を利用して時間や距離を出すこともできます。
ただ、これも慣れが必要。
そう簡単にスラスラと書けるわけではない。
問題をていねいに読みながら、進む方向や速さ、距離などわかっていることを書きこみ、練習する。
しかし、そうすると時間がかかるのです。
でも、その時間をかけないとうまくならない。
最初から上手にいくものではない。そこでしっかり我慢して練習するから、できるようになるのです。
もちろん、途中でもっと簡単な方法が見つかれば、とっととグラフは放棄してその解き方に向かえばいい。
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多様性をどう担保するか
ここのところ、大学関係者から、よく「学生の多様性がなくなってきた」という話を聞きます。
これは実は首都圏の私立中高一貫校も同じ。
4年生ごろから進学塾に通い、似たような知的訓練を受けて、学校別対策を受講してくるわけだから、その背景は似ています。
で、そういう子どもたちがまた、同じ6年一貫校に通えば、やはり育った環境が似ていて、また教育環境も似てくる。塾や予備校も同じかもしれないから、受ける知的訓練がまた似たようなものになる。
最終の大学が危機感を持つのもよくわかります。
昔は早稲田と慶應でもずいぶん雰囲気が違っていたが、今はあまり違いを感じない。となると、生まれてくる研究やあるいは学問的な発想の多様性をどう担保すればいいのか、ということを考えざるを得なくなる。
ので、ここのところ推薦入試だったり、高校2年からのテストだったりが議論されているわけです。
これは中高一貫校も同じように考えた方が良いかもしれない。
確かに、傾向をころころ変えると、受験対策がしにくくなるが、一方で例えばPISA型の入試問題を半分ぐらい入れてみると特に対策を求めずに、発想のユニークな子を採れるかもしれません。
元より私立はお金がかかるので、ある一定の経済層を採ることになってしまうから、もう少しこちら側のアプローチも考えた方が良いかもしれません。
例えば特待生という制度を利用してもいいだろうし、奨学金制度が充実してもいいかもしれない。
実際にいろいろな子どもたちがいることで、子どもが子どもに影響を与える部分も小さくはないので、均質的になることは今後子どもたちのためにも避けていかなければいけないことかもしれません。
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魔方陣に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾
3月18日の問題
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これは実は首都圏の私立中高一貫校も同じ。
4年生ごろから進学塾に通い、似たような知的訓練を受けて、学校別対策を受講してくるわけだから、その背景は似ています。
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最終の大学が危機感を持つのもよくわかります。
昔は早稲田と慶應でもずいぶん雰囲気が違っていたが、今はあまり違いを感じない。となると、生まれてくる研究やあるいは学問的な発想の多様性をどう担保すればいいのか、ということを考えざるを得なくなる。
ので、ここのところ推薦入試だったり、高校2年からのテストだったりが議論されているわけです。
これは中高一貫校も同じように考えた方が良いかもしれない。
確かに、傾向をころころ変えると、受験対策がしにくくなるが、一方で例えばPISA型の入試問題を半分ぐらい入れてみると特に対策を求めずに、発想のユニークな子を採れるかもしれません。
元より私立はお金がかかるので、ある一定の経済層を採ることになってしまうから、もう少しこちら側のアプローチも考えた方が良いかもしれません。
例えば特待生という制度を利用してもいいだろうし、奨学金制度が充実してもいいかもしれない。
実際にいろいろな子どもたちがいることで、子どもが子どもに影響を与える部分も小さくはないので、均質的になることは今後子どもたちのためにも避けていかなければいけないことかもしれません。
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忙しい子
子どもによって、やりたいことはいろいろ違うのですが、それをなるたけぜーんぶやってしまいたいと思っている子がいます。
習い事はやめないというし、かといって学校のクラブ活動や委員会活動は一生懸命。
かと思うと、友達と週末は約束をしてきて、
「ね、4時間だけだから、行っていいでしょ?」
まあ、よくそんなにエネルギーが続くと思うものの、さすがに夜はどたんグー。
そうじゃないとバランスがとれないのでしょうが。じゃあ、少しは何かをセーブしたら?というと、落ち着かない。
そういうリズムというのが、きっと合うのでしょう。だから、いろいろなことをやって、その間に勉強するのが、本人としては一番効率が良いみたいなところはあるのです。
さすがに終盤になったらここは、というので受験勉強に絞っていきますが、それでも結構ぎりぎりまでいろいろなことをやる。
こういう子は、もうそういう性質なので、あまりいろいろ口うるさく言わなくていい。
本人がしんどい、と思ったら、やがて考えるようになるのだから、本人のやりたいように多少なりとも任せた方が良いでしょう。
しかし、なんです。
こういうタイプは女の子しか、見たことがない・・・。
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かと思うと、友達と週末は約束をしてきて、
「ね、4時間だけだから、行っていいでしょ?」
まあ、よくそんなにエネルギーが続くと思うものの、さすがに夜はどたんグー。
そうじゃないとバランスがとれないのでしょうが。じゃあ、少しは何かをセーブしたら?というと、落ち着かない。
そういうリズムというのが、きっと合うのでしょう。だから、いろいろなことをやって、その間に勉強するのが、本人としては一番効率が良いみたいなところはあるのです。
さすがに終盤になったらここは、というので受験勉強に絞っていきますが、それでも結構ぎりぎりまでいろいろなことをやる。
こういう子は、もうそういう性質なので、あまりいろいろ口うるさく言わなくていい。
本人がしんどい、と思ったら、やがて考えるようになるのだから、本人のやりたいように多少なりとも任せた方が良いでしょう。
しかし、なんです。
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春休みは家族で遊びに行こう
季節講習は、春期、夏期、冬期と3つありますが、まあ、春期は一番短いことが多いものです。学校によっていろいろイベントの日程が違うので、そろって日程を決めようとするとなかなか難しい。
だから、結局最大公約数をとっていくと、結構短くなってしまう、ことがあります。日程を良く見てみると、ここは空いている、という日がいくつかあるでしょう。
まあ、季節講習の合間だと当然のことながら、宿題もあるかもしれないが、うまく日程を作って家族で遊びに行きましょう。
長い旅行でなくてもいい。1日、ここは受験勉強とは切り替えて思いきり遊ぶのも大事なことです。
特にこれから受験学年を迎える新6年生にとっては、ゴールデンウィークも講習があったりするし、どんどん塾のイベントが食い込んできます。
ただ、さすがに春休みは多少のんびりしているところはあるのです。
せっかく暖かくなるころだし、アウトドアで一日楽しむのもいいし、ご家族でいろいろ計画を立ててみられると良いでしょう。
弟君や妹君にとってはお兄ちゃん、お姉ちゃんが受験で動けなくなってくるにつれて、自分たちの遊びの時間が減ってしまうのは非常にかわいそうではあるのです。
だからといってお兄ちゃん、お姉ちゃんを置いていくわけにもいかないところはある。
なので、日程をにらみながら、ここだ!という日を決めて、もうそこは思う存分家族で楽しい時間を過ごしてください。
そういうことがないと1年、準備は続かない。
まあ、講習の一日ぐらい、目をつぶっても問題はないので、上手にスケジュールを組んで楽しんでほしいと思います。
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3月16日の問題
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だから、結局最大公約数をとっていくと、結構短くなってしまう、ことがあります。日程を良く見てみると、ここは空いている、という日がいくつかあるでしょう。
まあ、季節講習の合間だと当然のことながら、宿題もあるかもしれないが、うまく日程を作って家族で遊びに行きましょう。
長い旅行でなくてもいい。1日、ここは受験勉強とは切り替えて思いきり遊ぶのも大事なことです。
特にこれから受験学年を迎える新6年生にとっては、ゴールデンウィークも講習があったりするし、どんどん塾のイベントが食い込んできます。
ただ、さすがに春休みは多少のんびりしているところはあるのです。
せっかく暖かくなるころだし、アウトドアで一日楽しむのもいいし、ご家族でいろいろ計画を立ててみられると良いでしょう。
弟君や妹君にとってはお兄ちゃん、お姉ちゃんが受験で動けなくなってくるにつれて、自分たちの遊びの時間が減ってしまうのは非常にかわいそうではあるのです。
だからといってお兄ちゃん、お姉ちゃんを置いていくわけにもいかないところはある。
なので、日程をにらみながら、ここだ!という日を決めて、もうそこは思う存分家族で楽しい時間を過ごしてください。
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鶏口となるも牛後となるなかれ
大人数の塾に長くいると、だんだん自分の組み分けの位置というものが決まってきます。
自分のクラスの上に10個以上クラスがあると、まあ、結構上に行くのは大変だねえ、という感じになってくる。
これが最初のうちは、それでもなんとかしようという気があるのですが、それが何回も続いてくると、「こんなもんでしょう」という感じになってきやすい。
私はこれが一番怖いと思っています。
つまり、だんだん意欲というものが前面に出にくくなってくる。積極性というものが感じられなくなってくるからです。
そういう状況になると、まずほめられる、ということも少なくなる。子どもはほめられるとうれしいし、それに感激してがんばろうという気になることが多いのですが、そういう機会もなくなってしまう。
昔の人はいいことを言ったと思います。
鶏口となるも牛後となるなかれ
大きな集団の後ろにいるよりは、小さな集団の上に立つ方が良い、という意味です。由来は中国戦国時代に発しますが、まあ、教育とはあまり関係がない。
しかし、子どもの意欲ということで考えると通ずるものがあるように思えるのです。
子どもはほめられて、自信をつけて、意欲的になる。これは、大人でもそうですが、子どもは特にそうです。
だから、あまりうまくいかないことを長く続けさせると、感激が少なくなる。早々に逃げてもいいのか、みたいな話が反論としてあるかもしれませんが、それは本人にしっかりとした意欲と力がついてからでも遅くはない。
小さい時は多少非常識でもかまわないから、「僕はこれができる」「私はこれが得意」と思ってもらった方がよほど先に可能性が伸びるのです。
子どもがあまり意欲的でないな、と思ったらちょっと考えてもいいことかもしれません。
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自分のクラスの上に10個以上クラスがあると、まあ、結構上に行くのは大変だねえ、という感じになってくる。
これが最初のうちは、それでもなんとかしようという気があるのですが、それが何回も続いてくると、「こんなもんでしょう」という感じになってきやすい。
私はこれが一番怖いと思っています。
つまり、だんだん意欲というものが前面に出にくくなってくる。積極性というものが感じられなくなってくるからです。
そういう状況になると、まずほめられる、ということも少なくなる。子どもはほめられるとうれしいし、それに感激してがんばろうという気になることが多いのですが、そういう機会もなくなってしまう。
昔の人はいいことを言ったと思います。
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大きな集団の後ろにいるよりは、小さな集団の上に立つ方が良い、という意味です。由来は中国戦国時代に発しますが、まあ、教育とはあまり関係がない。
しかし、子どもの意欲ということで考えると通ずるものがあるように思えるのです。
子どもはほめられて、自信をつけて、意欲的になる。これは、大人でもそうですが、子どもは特にそうです。
だから、あまりうまくいかないことを長く続けさせると、感激が少なくなる。早々に逃げてもいいのか、みたいな話が反論としてあるかもしれませんが、それは本人にしっかりとした意欲と力がついてからでも遅くはない。
小さい時は多少非常識でもかまわないから、「僕はこれができる」「私はこれが得意」と思ってもらった方がよほど先に可能性が伸びるのです。
子どもがあまり意欲的でないな、と思ったらちょっと考えてもいいことかもしれません。
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教わる時間と自分で考える時間
「先生、先日の授業は3題しかやらなかったんですか?」
というクレームが入るのがいやなので、塾は1日の授業である程度の問題数をこなします。
しかし、授業中、子どもが自分で考える時間がなければなかなか伸びない。したがって授業中にどのくらいの時間をそれに割くか、ということは結構授業の効果を上げる上では重要な要素なのです。
例えば動画授業というのは、一気にどんどん問題の解説を見ることができます。
しかし、それはただインプットが多いだけで、自分で考えていないと効果は半減する。特に理数系の問題はそうです。
だから本当はまず自分で解いてみて、答え合わせをしてみて、よくわからないなあ、ということになったら動画を見る、というのが正しいステップになります。
同様に個別指導や家庭教師もただ、先生に教わっているというのではできるようにはならない。
しかし、これも先のクレームが入る可能性があるので、ある程度問題をこなす、ということに焦点が置かれる。
つまり、「本人がどのくらい考えたか」ということには重きが置かれない。
これは「時間制」であるからです。塾も個別指導も家庭教師も基本的には時間制。1時間いくらのコストがかかっているから、お金を出す方としてはある程度問題を解いて理解してほしい。しかし、子どもの理解度には差があるから、単位時間で何問ということにはなかなかなりにくい。
なりにくいが、時間が切られている以上、とにかく進む、ということになるのです。
本来は、自分で充分考えられる時間があって、それで自分がわからないところだけ教えてもらうのがいい。しかし、たくさん教えてもらうと、またこれも消化不良になるから、最も効率の良い勉強法というのは、
自分で考えて、少し教えてもらい、また自分で考えて、ちょっとまた教えてもらう。
というのは一番良い方法なのです。
ただ先生を時間コストで雇うと、この自分で考えている時間はもったいない時間(先生が動いていない時間)になるのでこのシステムはなかなか作りにくいと思います。
今一番それに違いのは動画授業かな、と思える部分があります。つまり、わからないところだけちょっと動画を見る。
たくさんあるものを全部見ない。(見るとそれだけ、また時間がかかるわけですから。)自分でテキストにしたがって勉強していきながら、わからないところだけちょっとみる。あるいは早送りして見る、ということでしょうか。(最近早送り機能がついた動画授業が増えているのはそのためでしょう。)
いずれにしても、今の学習法を見ていると、この「自分で考える時間」が圧倒的に少ない。
だから、勉強している、あるいは教わっている時間に比してできるようにならない、ということが起こるのです。
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というクレームが入るのがいやなので、塾は1日の授業である程度の問題数をこなします。
しかし、授業中、子どもが自分で考える時間がなければなかなか伸びない。したがって授業中にどのくらいの時間をそれに割くか、ということは結構授業の効果を上げる上では重要な要素なのです。
例えば動画授業というのは、一気にどんどん問題の解説を見ることができます。
しかし、それはただインプットが多いだけで、自分で考えていないと効果は半減する。特に理数系の問題はそうです。
だから本当はまず自分で解いてみて、答え合わせをしてみて、よくわからないなあ、ということになったら動画を見る、というのが正しいステップになります。
同様に個別指導や家庭教師もただ、先生に教わっているというのではできるようにはならない。
しかし、これも先のクレームが入る可能性があるので、ある程度問題をこなす、ということに焦点が置かれる。
つまり、「本人がどのくらい考えたか」ということには重きが置かれない。
これは「時間制」であるからです。塾も個別指導も家庭教師も基本的には時間制。1時間いくらのコストがかかっているから、お金を出す方としてはある程度問題を解いて理解してほしい。しかし、子どもの理解度には差があるから、単位時間で何問ということにはなかなかなりにくい。
なりにくいが、時間が切られている以上、とにかく進む、ということになるのです。
本来は、自分で充分考えられる時間があって、それで自分がわからないところだけ教えてもらうのがいい。しかし、たくさん教えてもらうと、またこれも消化不良になるから、最も効率の良い勉強法というのは、
自分で考えて、少し教えてもらい、また自分で考えて、ちょっとまた教えてもらう。
というのは一番良い方法なのです。
ただ先生を時間コストで雇うと、この自分で考えている時間はもったいない時間(先生が動いていない時間)になるのでこのシステムはなかなか作りにくいと思います。
今一番それに違いのは動画授業かな、と思える部分があります。つまり、わからないところだけちょっと動画を見る。
たくさんあるものを全部見ない。(見るとそれだけ、また時間がかかるわけですから。)自分でテキストにしたがって勉強していきながら、わからないところだけちょっとみる。あるいは早送りして見る、ということでしょうか。(最近早送り機能がついた動画授業が増えているのはそのためでしょう。)
いずれにしても、今の学習法を見ていると、この「自分で考える時間」が圧倒的に少ない。
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部屋の片づけや教材の整理
子どもたちの部屋の掃除や教材の整理をお母さんがやっている、というご家庭は多いのではないでしょうか?
だって、ほっといたらやらないし。
まあ、その通りですね。
教材なんか、かばんがパンパンになっちゃっているし。
ほんとに、そうでしょう。
しかし・・・
お母さんがやるとわかった以上、金輪際自分でやろうなどとは思わないものです。
これは、お母さんの仕事であって、自分の仕事ではない。
そんなの誰が決めた? だって、お母さんがやってるじゃあないか。
みたいな感じなのです。
これはどこかで腹を決めて、子どもに言い渡さないといけない。これはあなたがやりなさい、と。
でもお母さんにも覚悟が要ります。やらなくても、決して、絶対に、手を出さない。
その結果としてどんな不利益が起ころうとも、子どもが自分でやらない不利益よりは小さい、と考えて手を出さない。
たとえ保護者会に行きそびれたとしても(だって、そういうお知らせってプリントで来ることも多いじゃないですか。最近は、塾の方もわかってメールでくるようになりましたが、すべてではないようですから。)
絶対に手を出さない。
本人が困り、本人が何とかする、ということにならないと、先に進まないのです。
でも・・・
といって手を出すと、またまた金輪際やらないですから!!
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だって、ほっといたらやらないし。
まあ、その通りですね。
教材なんか、かばんがパンパンになっちゃっているし。
ほんとに、そうでしょう。
しかし・・・
お母さんがやるとわかった以上、金輪際自分でやろうなどとは思わないものです。
これは、お母さんの仕事であって、自分の仕事ではない。
そんなの誰が決めた? だって、お母さんがやってるじゃあないか。
みたいな感じなのです。
これはどこかで腹を決めて、子どもに言い渡さないといけない。これはあなたがやりなさい、と。
でもお母さんにも覚悟が要ります。やらなくても、決して、絶対に、手を出さない。
その結果としてどんな不利益が起ころうとも、子どもが自分でやらない不利益よりは小さい、と考えて手を出さない。
たとえ保護者会に行きそびれたとしても(だって、そういうお知らせってプリントで来ることも多いじゃないですか。最近は、塾の方もわかってメールでくるようになりましたが、すべてではないようですから。)
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ついていけてないと感じたら
新学年が始まって1か月がたちました。
で、子どもたちの勉強を見ていて、どうもついていけてない、と感じられることがあるかもしれません。
こういう場合、やはり手を打った方が良い。
そのうち、何とかなるだろう、ということはあまりない。慣れればいろいろなことができるようになるだろう、という前に実は気持ちが続かなくなることが多いのです。
概ね、学校の勉強では特に問題がなかった分だけ、塾の勉強についていけない、ということは子どもたちにとっては結構ショックなことなのです。
それなりの持っていたプライドを失ってしまう。
これは難関校に合格した子が落ちこぼれる原因と同じです。
そういう理解とは別に学校も塾もどんどん進むからさらにわからなくなり、「もう、いいや」ということになりかねない。
ですから、私はいったん、そういう流れから切り離すのも手だと思います。
一番いけないのはそのままにしておいて、「がんばらないからいけないのよ」と叱るだけの対応。
具体的な対策を考えてあげなければ、本人は経験がないのだから、うまくいくはずがない。
別に今の塾のペースについていけなくたって、中学受験に成功する方法はいくらでもあります。むしろ具体的な手を打たずに手遅れになることの方が問題だと思います。
子どもはできる、と思えばがんばるようになる、のです。今は「できる」「わかる」という経験が少ないから苦しいのだから、そこから始めればいい。そのためにはある程度分野を絞る必要もあるし、組み分けテストから離れても何の問題もないのです。
山の登り方はいくらでもあるから、子どもに合った登り方をいっしょに考えてあげてください。
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第126回 もっとできるようになりたい
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中学受験 算数オンライン塾
3月12日の問題
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で、子どもたちの勉強を見ていて、どうもついていけてない、と感じられることがあるかもしれません。
こういう場合、やはり手を打った方が良い。
そのうち、何とかなるだろう、ということはあまりない。慣れればいろいろなことができるようになるだろう、という前に実は気持ちが続かなくなることが多いのです。
概ね、学校の勉強では特に問題がなかった分だけ、塾の勉強についていけない、ということは子どもたちにとっては結構ショックなことなのです。
それなりの持っていたプライドを失ってしまう。
これは難関校に合格した子が落ちこぼれる原因と同じです。
そういう理解とは別に学校も塾もどんどん進むからさらにわからなくなり、「もう、いいや」ということになりかねない。
ですから、私はいったん、そういう流れから切り離すのも手だと思います。
一番いけないのはそのままにしておいて、「がんばらないからいけないのよ」と叱るだけの対応。
具体的な対策を考えてあげなければ、本人は経験がないのだから、うまくいくはずがない。
別に今の塾のペースについていけなくたって、中学受験に成功する方法はいくらでもあります。むしろ具体的な手を打たずに手遅れになることの方が問題だと思います。
子どもはできる、と思えばがんばるようになる、のです。今は「できる」「わかる」という経験が少ないから苦しいのだから、そこから始めればいい。そのためにはある程度分野を絞る必要もあるし、組み分けテストから離れても何の問題もないのです。
山の登り方はいくらでもあるから、子どもに合った登り方をいっしょに考えてあげてください。
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