孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

劣化してないか心配

2022-09-29 08:50:41 | 1歳から

わたしのコロナ感染にともなって、夫も「濃厚接触者」となりました。

が、コロナ新ルール(全体に行動制限期間が短縮)にのっとって、もう大丈夫(感染は免れた)と判断。

おととい、ひとりで娘宅を1週間ぶりに訪問してきました。

 

「どうだった、どうだった?」と帰ってきた夫を質問攻めにするわたしです。

「マメさー、劣化してなかった?」

「劣化って?」

「ほら、わたしたちが行けてない分、表情が乏しくなったとかボンヤリした子になったとか」

「ぜーんぜん。相変わらずイキイキして元気いっぱいだったよ」

「ほんと?」

「ときどき鼻歌みたいなの口ずさんでみたり、ママとふざけっこしたり」

「へぇ...」

「公園ではさ、ちょっと大きい男の子がボールころがして遊んでたら、そばに行って一緒に遊んだりしてたよ」

「ほんと?」

 

安心しました。

そして、夫の楽しげなようすから、

<けむたいわたし(有能な統括本部長)がいないと、夫と娘(のんきなヒラ社員たち)がマメとのびのび過ごせる>

ことがわかって、ほほえましい気持ちがしたことでした。

もっとヒラ社員たちを信頼しなくてはね。

 

さて、わたしも発症以来10日たって体調も万全なので、明日は行ってもよさそうな気がします。

マメはわたしのことおぼえていてくれるかな...。

 


コロナに感染

2022-09-23 17:16:11 | 1歳から

コロナに感染しました。

3日まえ、娘の家に向かう車のなかで、「何かだるい、何かのどが痛い」。

すぐにピンときたわたしです。

95歳母がかようデイサービスから「利用者で陽性者が出た」と連絡があったのが、その数日まえ。

「席も遠いし、べつに濃厚接触ではないし、心配いらないです」との施設側説明をのんきに受けいれていたけど。

 

そこから母を経由して感染したのかもしれない。

車のなかで、「たぶん大丈夫」という気持ちと「でももしかして」という気持ちがせめぎ合います。

けっきょく娘の家についてすぐとんぼ返りすることに。

夫だけ残り、わたしは電車で地元にもどって、『即日PCR検査』というのを受けました。

(午前中に検査を受ければその日のうちに結果がわかる、というもの。)

 

で、けっこうな深夜に届いたメールで『陽性』が判明したのです。

ガーン!! ショック!!!

コロナ感染などひとごとだと思っていました。

 

いろいろ困りました。

さまざまな予定でぎっしりだった今週。

ひとつひとつメールでことわりを入れます。

 

でもでも、何より残念なのは、この3連休に(今日から)娘一家が泊まりに来る予定だったことです!

それに合わせて、明日は長男一家も顔を出すはずだったのに。

どちらもダメになってしまいました。

娘のガッカリ感を想像すると、胸がつぶれそうにつらい!

 

ただ、陽性判明後の2日間(きのうおととい)はあまりの体調不良で、娘やマメのことを考えるよゆうがなかったです。

38度~39度の熱、加えてつよい喉の痛みと咳き込み。

終日ベッドでうつらうつらする以外、身の置きどころがなかった。

「もしかして重症化して、もしかして肺炎で死ぬかも」などと考え、発作的にパルスオキシメーターをアマゾンで注文しました。(指先に挟むだけで血中酸素濃度がわかる、というものです。)

 

3日目の今日は、すっかり熱も下がって元気になりました。(パルスオキシメーターはしっかり届いたけれど。)

元気になると、考えるのは娘のことマメのこと。

 

今度会えるのはいつになるかなあ。

来週の後半には会ってもいいかなあ。

早く会いたい。

(私設)言語聴覚士の仕事に早くもどりたい。

 

 

 

 


あれほどの受容

2022-09-15 09:25:40 | 1歳から

ろう学校幼児教室は、やや不定期感があった昨年度にくらべると、今年度は毎週1回が原則になっています。

ベテラン先生の指導のもと、5組くらいの母子がリズム遊びなどですごす1時間半。

「楽しいよー」とウキウキの娘。

「マメちゃん、今日は学校でお勉強だよ。お友だちに会えるからうれしいねー」などとマメの気分も盛り上げています。

 

さて、きのうは定例の教室とはべつに、マメ個人の時間をとってくれているとのこと。

「個人面談ならお母さんも参加したい」と、娘とマメについていくことになりました。

(以前いちど参加したことがありますが、今年度は担任も変わったので、あいさつかたがた教室でのマメのようすを聞きたかった。)

 

行ってみると「個人面談」でなく「個人指導」でした。

マメひとりに、マンツーマンで濃密な指導が与えられるようです。

おもちゃ遊び、リズム遊び、ことば遊び、などなど。

わたしはじゃまね、とすぐ悟り、引き留めてくれる先生にお礼を言いながら退出しました。

 

そのほんの10分足らずのあいだに感じたのが、先生たちの対応のすばらしさです!!

教室玄関のドアを開けると、すぐに何人もの先生が笑顔で迎えてくれます。

「マメちゃんおはよう。お目々はちゃんとさめてるかな?」

「可愛いマメマメマメちゃん。今日もいっしょに遊ぼうね」

「お母さん、調子はどう?元気?」

「あら、おばあちゃん久しぶりですねぇ」

など、あふれる笑顔と温かいことば掛け。

 

部屋に入ってからも、先生はマメのすべての動作に肯定的な反応を示します。

「そうよそうよマメちゃん、じょうずだねぇ」

「あーら、そんなこともできるんだねえ、マメちゃんすごいよ」

「やっぱりマメちゃんはママが大好きなんだねぇ」

 

難聴児本人だけでなく、難聴児育児で疲弊している母親をサポートすることも、幼児教室の大事な役割だそうです。

それにしても、全スタッフあげての、あれほどのやさしさ、あれほどの受容。

プロフェッショナルの気概を感じます。

娘が毎回楽しみにしているわけがわかったし、ありがたいなあと胸がいっぱいになったことでした。

 


マメの絵本ばなれ

2022-09-10 15:55:06 | 1歳から

優秀ママさんたちの難聴児ブログでは、絵本の大切さがくりかえし語られています。

そうよねと納得して、わたしも頑張ってマメに絵本を読んできました。

ママさんたちのオススメを参考に、こんな感じのラインアップで。

 

しましまぐるぐる

じゃあじゃあびりびり

いないいないばあ

おべんとうバス

くだもの

けんけんぱ

どんどこももんちゃん

がたんごとん

きんぎょがにげた

きゅっきゅっきゅ

ほか数冊

 

ひざに抱いて、またはじいじが抱いて対面で、大きな声で何度も何度も読んできたこれらの本。

いちどに5~6冊、飽きるようすもなく、いつもいい子で聞いて(見て)いたのに。

1歳になったころから、2冊くらいでつまらなそうに立ち上がるようになりました。

がっかり...。

 

いまは、好きな本にしぼって、1~2冊読むのがやっとです。

マメのだんぜんのお気に入りは「どんどこももんちゃん」です。

あと、ごく最近買い足した「コロちゃんはどこ?」も大好き。

各ページの仕掛けをめくると『わぁ』といちいち歓声をあげるのが可愛い。

 

「絵本にあまり興味を示さなくても、根気よくつづけることが大切です」

と、優秀ママさんたちはアドバイスしてくれるのですが...。

 

ただ、娘に聞くと、ひとり遊びのときに絵本をめくって見ていることがあるらしい。

それはうれしい。


「ブルータスおまえもか!」

2022-09-04 16:24:27 | 1歳から

4日まえのこと。

娘宅からの帰り道、長男からラインメールが入りました。

運転しながらチラッと見ると「保育園からのお知らせ」というプリントが貼付されています。

ああ、いやな予感...。

 

家に着いてからじっくり読みます。

<コロナ陽性者が出て、お宅のお子さんたちは濃厚接触者になるので今週いっぱい自宅待機をお願いしたい>とのこと。

すぐに長男から電話で「あす(木曜)とあさって(金曜)、子どもたちを預かってほしい」と。

 

ちょっとちょっとそれは困る。

濃厚接触ということは、子どもたちは感染してるかもしれないってことでしょ。

お母さんたちがもし子どもたちから感染したら、マメにもうつってしまうでしょ。

悪いけど、たのみを聞いてあげることはできないよ、わかってね。

 

すると、長男の懇願口調が怒り口調に変わってきました。

「あのさー、マメマメってマメのことばかり言ってるけど、僕たちも今すごく困ってるんだよー」

「今はふたりとも、どうしても仕事休めないんだよ、助けてくれたっていいじゃん」

「マメのところなんて、1週間くらい行かなくたってどうってことないじゃん」

 

「いやそういうわけにはいかないよ、だってね、いまが言語習得の大事なときだしね...」

すると、電話がプツンと切れました。

 

さあ、今度はこっちが怒り心頭です。

「ブルータスおまえもか!」です。

次男につづいて長男までも...。

 

愛情深い兄として伯父として、非力な妹や姪っ子をいつくしみ見守ってほしい。

そんな脳天気なこと考えていたけど、現実はこうだったのね。

息子たちは、マメのことなんてぜーんぜん親身に考えていないのね。

しょせん、よそごとなのね。

わたしたち両親の奮闘なども、何とも思っていないのね。

 

悔し涙が数滴こぼれたけど、ぐっと踏みとどまりました。

ここでわたしがめげてどうする?

伯父たちの冷たさからマメを力強く守らなくてどうする?

 

長男や次男とこの先ずっと疎遠になっても、もう知ったことじゃない。

大事なマメにくらべたら、そんなことどうでもいい。

かなりやさぐれているわたしです。