長男は、かなりの早期教育パパです。
明日小学校入学式を迎える長女に、4~5歳のころから読み書き計算を熱心に教えていました。
先日も、タブレット端末をつかってわが子の賢さを大自慢するので、つい冷やかしてしまったわたしです。
「あのさ、そういうことって、4~5歳でならっても6~7歳でならっても、その後の勉強理解は大差ないと思うよ。何のために急ぐ?」と。
するとその答えが「早生まれだから」(その子は1月末生まれ)なのでした。
*幼いうちは、早生まれの子は心身の発達でどうしても遅れをとる
*始めから引け目を感じての学校生活スタートはまずい
*せめて勉強だけでも自信満々で楽なスタートを切らせたい
*さまざまな分野(とくにスポーツ)で大成するのは4~6月生まれが圧倒的に多い
*小学校入学時の自信が生涯にわたってその子を支えるのだ
えっそうなの?
目からウロコでした。
じつは、わたし自身早生まれです。(3月下旬。)
「早生まれは少しでも若くいられる」など、どうでもいいメリットしか感じませんでしたが、言われてみれば思い当たることがたくさん。
幼稚園でも小学校低学年でも、やたらオドオドしていた70年前の自分のすがたが思い出されました。
まわりの子たちの自信満々オーラがこわかった。
4年生くらいになって自分の身体も大きくなり、勉強面での自信もついて、「オドオド」はしだいに解消。
でも言い換えれば、むだな「オドオド」は5年近く続いたわけです。
そして、生きるスタンスが「天上天下唯我独尊」的になった今でも、心の根っこのところに「オドオド」は消えずに残っている感じがします。(三つ子の魂百までも。)
そうだったのか。
70年以上生きてきて初めて知った人生の真実。
そして、マメのことで深い納得が得られてホッとしました。
じつはつねづね、マメが4月生まれなのを残念に思っていたのです。
「3月生まれにくらべて、1年もったいない」と。
でも、これで良かったんだ。
心身ともに、誰よりも早い成長段階で集団生活を始められるんだもの。
このメリットはたしかに大きい。