五日目 25日土曜日
この日は、長男一家が遊びに来ることになっていました。
マメは朝から大フィーバーです。
8歳と5歳のいとこたちがやってくると、ふたりにくっついてキャーキャーとはしゃいでいます。
そんなマメを見るのはうれしかったけれど、わたしはもう限界寸前。
いつもは楽しい長男夫婦とのおしゃべりも、やっとの思いでつなぎます。
「マメちゃん、幼稚園決まったんですか」という何気ない質問が、グサッと胸に刺さります。
幼稚園のことを話題にしたくない。
少なくとも今はまだ。
そのうち、例によって、長男が早期教育自慢を始めます。
タブレットで英語の自学自習をさせているんだとか。
「ハイハイ」と冷やかし笑顔で突っ込むのがお約束なのに、その元気が出ません。
「へぇ〜」と力なく相づちを打つのが精いっぱい。
長男一家は夕方5時ごろ引き上げていきました。
「ああ楽しかった〜」とマメ。
そのままお絵描きを始めますが、
「マメちゃんも帰るんだよ」とパパママに言われて、ビックリしてべそをかきます。
そうよね。
もう外は暗くなってる。
こんな状況だったら、今日もばあばのおうちに泊まると思うわよね。
パパに取りすがって泣いているマメを見て、わたしも泣いてしまいました。
でも、「じゃあ今日も泊まってく?」と喉元まで出た言葉は飲み込みました。
だって、そんなことしたら、わたしはこわれちゃう。
泣く泣く車に乗り込むマメを見送って、ソファにバタンキュー。
無表情にテレビを見るわたしのかたわらで、夫がかいがいしく部屋や食器を片づけています。
ああ、ありがたい。
ペヤングソース焼きそばを食べて、お風呂に入って、ブログを書いて、寝ました。