朝食に飲めば毎日痩せる!?全米大流行「バターコーヒー」の正体
バターとオイルが品薄状態に!?全米流行のバターコーヒーがすごい
日本でも昨年秋頃から、流行に敏感な一部のネットユーザーの間でじわじわと話題になっている「バターコーヒー」なる飲み物をご存じでしょうか?
「お通じがよくなった」「お腹が空かない」「集中力が上がった」「朝から頭がクリアーになる」など数々のメリットが報告されているこの飲み物、実はシリコンバレーの起業家であるデイヴィッド・アスプリー氏の著書『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社・刊)から火が付いた飲み物です。
150kgもの体重と不健康な体をどうにかしようと、3600万円もの大金(!)を投入したアスプリー氏は、世界中の食とダイエットを「自分の体を使って」検証。その結果、この「バターコーヒー」を含む「完全無欠ダイエット」にたどり着いたのだとか。
なんとこの方法により、アスプリー氏自身は150kgの体重が100kg以下になったうえ、さらにIQも20ポイントアップするという驚きの結果を手に入れたのです。
なぜ、バター+コーヒーの組み合わせがダイエットに効果的なのか?
アスプリー氏が試行錯誤のうえ、もっとも効果的だと編み出したバターコーヒーは、「コーヒーにMCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル)大さじ1~2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ1~2杯を加えてブレンダ―などで撹拌する」というレシピ。 この際、ポイントとなるのが、ただ入れるだけではなく、必ず撹拌して混ぜ合わせること。撹拌することでバターやオイルがミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになるのだとか。
また、使うバター選びも肝心。アスプリー氏曰く「使用するのはグラスフェッド(牧草飼育)の牛からとれたミルクでできた無塩バターがお勧め」とのこと。フォンテラ社のバターならネット通販で購入可能(ニュージーランド産のバターは、基本的にグラスフェッド)。完全にグラスフェッドのものが入手できない場合は、AOP(原産地呼称保護)認証を受けている高品質の無塩バター(ブレスバター他)がイチオシとか。 実は、9月に『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』が発売されてから、ネット上でMCTオイルやグラスフェッドバターに注文が殺到しているとの情報も。
コーヒーにバターやオイルを入れるなんて脂っぽくて飲めたもんじゃないのでは?……と思い、実際に試してみたところ、意外や意外クリーミーで、脂っぽさはほとんどなし。これを朝食代わりに飲むと、ランチまで空腹感を感じないうえ、便秘の悩みもスッキリ解消。確かに、これなら「毎日0.5キロ減」も期待できそう。
著書の中にはほかにも、「朝、ヨーグルトを食べると太る」「炭水化物は夜に食べたほうがいい」「冷や飯を食べると腸内の善玉菌が育つ」「果物を食べると集中力がなくなる」など、これまでの健康常識、美容常識とはまったく逆の検証結果が明らかになっているので、一見の価値あり。
何をやっても痩せなかったというダイエット難民の皆さん、シリコンバレーのお金持ちから届いた新たなダイエット法、試してみてはいかがでしょうか。