２０１０年分の路線価が発表されました。相変わらずの下落傾向です。
この路線価は道路面に対して価格が決められているもので、相続税や贈与税の算定基準となります。国税庁のホームページで路線価図を見ることができますので、自分の家の路線価がどれくらいなのか調べてもおもしろいかもしれません。
同じように３月に発表される公示地価というのがあります。こちらは敷地そのものについての価格で、公共事業用地の取得価格算定の基準とされるほか、「一般の土地取引価格に対する指標となること」、「適正な地価の形成に寄与すること」が目的とされています。
一般的には実際に取引される価格の８割程度が公示価格、７割程度が路線価といわれていますが、土地の条件は同じ地域でも道路付けや、地形、近隣の状況によって大きく違いが出てきます。
土地の価格を決める時は、公示地価、路線価を参考にしつつ、地主さんの希望もききながら、よく相談して決めています。